リーダーとは?
株式会社アトラエでエンジニアをやっているくーまです。
今回はタイトルの通り「リーダーとは?」について考えて行きたいと思います。
早速ですが最高に面白みのない文章からスタートしようと思います。笑
まずいきなり僕の思う「リーダー」に対する答えを書くと
「リーダとは、自分が責任を持つ(持ちたい)領域があり、その責任を果たすことに当事者として向かい合えていること(勝利させようとすること)」
「 より良いリーダーとは、その責任範囲が広く生み出す価値が大きいこと」
「より良いリーダーになる人とは、今の責任範囲の大きさに関わらず、拡大することに挑戦し続ける人」
だと思っています。
ここでいう「良いリーダー」は、当然「良さ」の話なので僕の主観を含むものですが、一般的にもこう言われがちかな、と思います。
書いていてあまりに面白みがないので、一旦後半に出てくるちょっと詩的な表現も書くと、
と言えるかな、とも思っています。
いい感じに意味不明になってきたところで、本題に入っていきます。
この記事を通して伝えたい、またはこれをきっかけに議論してみたいのは、リーダーが↑だとしたときに、「責任範囲の違いはあれど、今この瞬間に誰もがリーダーになれる」というところです。
以下、そんな内容をつらつらと書いていきます。
リーダーは、括りの中にしか存在しない
突然ですが、「日本のリーダーは?」と聞かれると誰と答えますか?
人によって回答は違うでしょうが、恐らく「内閣総理大臣」という回答が一番多いんじゃないかと思います。
続いて、「自分の会社のリーダーは?」と聞かれるとどうでしょうか。
この場合は恐らく内閣総理大臣ではなく、社長さんとかになることが多そうです。
つまり、「括り」が違うと、リーダーも変わるということです。
いや、当たり前の話じゃん!って感じなんですが、当たり前の話なのにも関わらず、人はすぐこの「括り」を固定してしまう傾向にあるな、と感じています。
会社に属していると「会社」を括りに、チームに属していると「チーム」を括りにして、「その括りに当てはまる人がいるか?いたらその人がリーダーだな?」という流れです。
ただこれも自然の摂理だなぁと思うところではあります。
なぜかというと、何かしらの「達成したいこと」「成し遂げたいこと」的なものが先にあって、その後「今いるメンバーでどうやったら達成できるか」という順序で話が進むことが多いからです。
コトが先にあって、後からヒトが来る。
そうすると自然と、この「コト」という括りにおいて一番勝利をもたらす人は誰か、的な発想になる。
部活でいうと、勝ちたい試合や大会が先にあって、その上でキャプテンを決める、的な。
これを間違っているとは全くもって思いません。
ですが、ここで「今の自分はリーダーではないなぁ」とか「あの人がリードすべきだ」なんてことを思い、考えることを止めてしまっては、個人の、チームの、組織の、ひいては社会全体の可能性を狭めることになると思いますし、あなたの幸せの可能性を狭めることにもなると思っています。
ということで、続いてその先を考えていこうと思います。
「何をリードするか?」の括りは、自分で生み出せる
「自分をリーダーだと思うか?」と聞かれてYesと答える人は多くないかもしれませんが、「自分に役割があると思いますか?」と聞かれるとYesと答える人がほとんどだと思います。
リーダーでも役割を持っている人でも、どちらも責任範囲を持っているということに変わりはないわけなので、何らか「リーダーか否か」を選り分けている基準がありそうです。
一般的によくあるのは「チームを引っ張る人」とか「特定のくくりの中で一番大きな責任範囲を持つ人」とかでしょうか。
今あなたの近くにいるリーダーは確かにリーダーなんでしょうが、当然「人類をリードする存在か?」と言われると恐らくNoなはずで、これも先程と同じく「リーダーがいるべき括り」を勝手に自分たちの中で定義してしまっているに過ぎません。
言ってしまえば現存する「リーダー」なんてものは、ただの程度問題でしかないわけです。
ここで考えたいのは、リーダーが何らかの戦いに勝利するために存在するとして、その役割は1つしか存在しないのでしょうか?
自分たちで設けた括りの中でリーダーが生まれるのだとすると、逆に言うと自分で括りを作ってそこをリードすれば、それはリーダーなのではないか?
例えばスポーツ系の部活だとすると、キャプテンやエースはリーダーと呼べるでしょう。
ではベンチに居る人はリーダーにはなれないのか?
キャプテンやエースほど直接チームを勝利させられないにしても、必死に声を出してチームを鼓舞したり、冷静に試合を分析して突破口となるアイデアを考えたり、その他にも色々と勝利させるためにやれる役割はあるはずです。
キャプテンやエースとは「影響度が多少違う」という程度の違いしかありません。
この「自分にできる勝たせ方を作る」ということは、大なり小なり必ずできます。
ここで少し、今年弊社に入ってきた尊敬できる新卒メンバーの話をします。
彼女はエンジニア未経験で新卒として入社し、今では立派にエンジニアとして仕事をしています。
しかし当然ながら、エンジニアとしての能力は一朝一夕に高まるものではないので、中々スピード感は出ませんし、先輩を頼って前に進むこともあります。
そんな彼女ですが、僕はれっきとしたチームのリーダーだと思っています。
なぜか、というと、彼女は「今はまだ開発力という点ではチームを勝たせられない自分」を理解した上で「それでも、誰よりもチームに勢いを付ける存在となって、チームの勝利に貢献する」といったことを決め、行動しています。
今はまだ出来ないことが多くてもめげない、食らいつく、成長している姿を示す、そういった姿勢がベテランメンバーも含めチームに刺激を与え、その刺激がチームの勢いとなり、チーム全体のパフォーマンスが上がり、勝利に近づく、という形でリードしているわけです。
(もちろん、将来的にはもっと勝利を齎すことのできる人になる、という前提もあります)
恐らく「一般的なリーダー像」とは違うかもしれませんが、リーダーなんてものは「今の自分がどうやってチームを勝たせることができるか」というものの程度の話でしかない中では、リードしているということを否定は出来ないと思います。
リーダーになっていく、とはどういうことなのか
リーダーというものの捉え方を変えて、チームを勝たせることができればそれはリーダー、という発想があるのはわかったものの、それで何が嬉しいのか?みたいな話もあるかもしれません。
今はとにかく経験を積む時間で、リーダーがどうとかそういうのはまだ早い、みたいな話とか。
そもそもリーダーになることが全てじゃないでしょ?とか。
全然その気持ちは理解できるんですが、僕はそれでもなお「人はリーダーになるべき」だと思っています。
ここまで読んでいただけたならもうおわかりの通り、僕はリーダーに「大勢の人を率いる」といった要素が必須で入るとは思っていません。
自分一人でも、何なら仕事とは無関係な家庭においても、リーダーであることは大事だと思っています。
リーダーは要は「勝利させたいことがある人」くらいのものだとしたときに、「最高の人生だったと思って死ねるようにしたい」ということも、自分の人生に責任を持ち、そうなれるようにリードする、ということだと思っています。
なので、リーダーになるとは、そもそも自分を、周りを幸せにできること、だと思っています。
というくらい「リーダー」というものを広く捉えているという前提で、「ではどうすればより良いリーダーになれるのか?」を考えていきます。
リードすることの難易度は、
考慮しないといけない情報の種類の多さ
考慮しないといけない情報の量の多さ
で決まると思っています。
一旦会社という範囲の中で考えます。
リーダーとしての最初の一歩を踏み出す際にはそんなに情報の種類も多くないところがスタート地点となるでしょう。
例えば
自分自身の特性
何が得意で何が苦手なのかを理解するとか
自分の気持ちを健全に保つ術を知るとか
自分の業務の特性
あたりを情報源として、戦っていくはずです。
ちょっと広がってくると、段々と
一緒に働く人
顧客
競合他社
なんていう風に増えていくかもしれません。
このようにリードする領域が広がるということは、考えないといけないことが増える = 情報の種類が増える、ということになってきます。
そして当然ながら、数式でいうと変数が増えていくことになるわけなので、より難易度が上がっていきます。
いきなり経営者レベルのリーダーシップを取れそうなのであれば、全然そこから始めるに越したことはないと思いますが、それは難しい場合が殆だと思うので、まずは冷静に「今の自分が本気で勝負を挑めるライン(勝利できるイメージが50%くらいできるライン)はどこなのか?」を見極めていくことが重要です。
これ自体、自分の先入観だったりプライドだったり、色々なものが邪魔をして簡単なことではありません。
この話を深ぼるとそれはそれで大事になるので、一旦整理できたとして話を進めます。
大事なのはここからの「アップデートがかかる頻度」です。
自分の現在地点がわかったら、そこからは如何に一歩ずつ前に歩を進めるかが、より「勝利させられる人」になる上で大事なことだからです。
しかしこれはかなり難しいことです。
なぜならば「今の自分には考慮に入れられない情報」を足していくわけですから、「よくわからないものを足して、よくわからないものをクリアする」というよくわからないもの掛け算が生まれるからです。
これもまた深ぼると大事になるのではしょりますが、自分の中で何かしらの「今後もずっと使えそうな勝ち方」を身につけることが大事だと思います。
それは人によって違うはずで、
思考
誰かに壁打ちする
めっちゃ本や記事を読む
などなど、色々ありそうです。
……と、ここまでの話を通して、こう感じる人も多いと思います。
「意識高くないか?」
「ストイックすぎない?」
的な。
僕も書いていてそう思います。
なので最後に、最も大事だと思うことを書いて終わりにします。
それは「自分は何を勝たせたいのか?」を見つけていくことです。
「自分はどう生きるのが一番幸せなのか?」という言い方でも構いません。
会社において、全員が経営者レベルの勝たせ方を持つ必要はないでしょう。
経営者の中でも、違うタイプの経営者がいていいはずです。
会社において経営者は最も「考慮すべき情報の種類が多い人」であるとは思いますが、その軸でなくても「考慮すべき情報の種類は多くないが、その量(深さ)が大きい人」という軸もあるはずです。
つまり、「勝利のさせ方」は無数に選択肢として存在します。
その中で、「自分が最も焦がれる勝たせ方」であればいいのです。
そうじゃないと、この終わらないマラソンのような人生において、前に進み続けるエネルギーは早々湧いてきません。
逆に言うと、この「自分が最も焦がれる勝たせ方」があって、そこに対して一歩ずつ歩を進める時間は、エネルギーが湧き続ける時間の使い方ということになりますし、もちろん上手く行かないこと、しんどいこともありますが、それを乗り越える原動力となり、乗り越えることで得られる達成感までついてくるものになります。
これは仕事に限らずあらゆる場面において同じで、「幸せになっていく力」であるとも思います。
最後に
いわゆる記事の本質からズレる蛇足的な話です。笑
最初に断っておくと、採用文脈の話をします。
人間そんなに強い生き物ではないので、常にいろんな人達の力を借りて生きていると思います。
なので、本当に幸せになっていく上で「自分は誰と助け合うことで、より幸せに生きていけるのか」的な発想も重要だと思います。
仕事においては会社選びがわかりやすくそれに当たるでしょう。
もしかしたら弊社(アトラエ)が、あなたにとってそういう会社である可能性もあるかと思うので、どんな勝ち方をしたい会社なのか?を最後に書いて終わりにします。
今度こそ本当に終わりにします。
怒られそうなくらい雑に一言でアトラエという会社を表すと「最高にかっこいい会社を創りたい」的な感じです。
その「かっこよさ」をもうちょっとだけ分解すると
大切な人に胸を張って会社のことを説明できるような、そんな誇れることだけを仕事にし
顧客だけでなく会社に関わる人全てを幸せにし
「アトラエって本当にいい会社だよな」とか「アトラエのお陰でよりよい人生になってるな」と思う人が内外に溢れている状態を増やし
誰かの手ではなく全員の手で創り続け
その範囲を世界中に拡げていく会社
という感じで、これを僕らは「究極にかっこいい会社」だと思い、目指しています。
リーダーという言葉を使うと、まさに全員がリーダーであり、とても難しいゴールに共に向かっていく仲間である、といった感じです。
もちろんゴールが果てしなく難しいので、求められるレベル感も高い会社ではありますが、でも同じような想いをもって仕事をしたい人にとってはアトラエ以上に熱く、面白い会社はないと、いちエンジニアとしても思っています。
ということで蛇足は以上になりますが笑、もし興味のある方はこちらに求人一覧がまとまっておりますので、ぜひご覧になってみてください!
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
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