サンフランシスコ旅(とちょっとバンクーバー)
7月末に、学会でバンクーバーに行ったついでにサンフランシスコ(以下SF)に行きました。貴重な経験もさせてもらっていい刺激になったので、記憶が鮮明なうちにあったことや感じたことを書き起こしておきます(本編は帰りの飛行機で書きました)。
元々は
・ニューラリンクに凸してなんか繋がり作れないかな?
という思いつきが最初でしたが、ちょっと整理して
・知り合いからニューラリンクの繋がりを辿りたい
・ニューラリンクを見てみたい
・現地の起業家の方にも会ってみたい
・彼らのキャリアや生活のこととか聞きたい
・色んな会社やシリコンバレーの雰囲気を知りたい
という感じの目的意識で行きました。
出来事一覧は目次をご覧ください!
項目的にはありきたりですが、現地の雰囲気を感じられるような生っぽい情報や自分なりのtips多めに書きますので、ぜひご覧ください。
時系列的には、日本→バンクーバー→SF→バンクーバー です!
SF1日目
入国
カナダからの出国もヒヤリハットがありましたが(→おまけ)、入国の際も戸惑いました。
空港についてから、途中からハッキリとした道順のガイダンスがなく、こっちっぽいなという感じで進みます。
数分歩くと、もう空港の出口にいました。
日本→カナダの入国審査もかなり雑でしたが、今回はもはや無くて不安になりました。
そこで近くにいた職員のおっちゃんに、「カナダから来たんですが入国審査ないんですか?」と聞いたところ、”No! You’re free! Go anywhere you wanna go!” とちょい大袈裟なセリフをめちゃくちゃラテンで大ぶりなジェスチャーで教えてくれました。あとは「街に行きてんだろ?」て感じで鉄道の乗り場も教えてくれました。
普通に結構笑って明るい気持ちになりましたが、一応近くのチェックインカウンターの航空会社職員にも聞いておきました。
海外だと人に聞くのが結構早かったりしますが、重要なことは2人以上に聞くことにしています。
最終的にはChatGPTにも聞きました。
どうやらカナダの一部の空港から乗ると、入国審査もカナダで終わってるらしいです。忘れましたが、航空会社によるのかも?
カナダとアメリカは行き来する人が多いから手続きを簡略化したのかもですね。
ちなみに、すぐにChatGPTが使えていますが、通信については、自分はソフトバンクキャリアで、なんかアメリカで通信量無制限に使えるプランに入っていたので、特に準備していきませんでした。
他の海外でも、3GB/日 980円とかで、外でGoogle map とか使う分には十分なので、ソフトバンクユーザーの方はおすすめです。
SFへ
空港からは、BARTという鉄道に乗って街へ行きます。
この鉄道は特にSF市内を出る時とかは使うので、どこらへんが行けるのか、見ておくといいです。
BARTはSF→シリコンバレー周辺で8$ぐらいかかるぐらいでした。他公共交通機関は1〜3$ぐらいです。
交通手段にはUberもあります。速いですが、当然高いです。自分は20分以上歩くならUber、というかんじでした。結局あんまり使わなかった記憶です。散歩結構好きなのもありますが。
料金はClipper card という、PASMOとかSUICAみたいなので支払います。BART以外でも公共交通機関で使えて、プリペイドなので便利です。
iPhone, androidなら、その場でスマホ内に作れて便利です(案内の看板には androidは非推奨と書いてましたが)。
自分が iPhone なので iPhone の作り方を紹介します。
Wallet →右上の+ → 交通系 を選択すると、アメリカにいると Clipper card が最初の選択肢に出てきます。日本にいても海外のこういうの結構作れます。
ちなみにこのClipper、マイナス残高までいけます。バスだと降りる時にマイナスのままでもいけたんですが、電車だと残高が足りないと出れませんでした。どういうことだろう。
さらにちなみにですが、モノによっては公共交通機関はお金払わずに乗れます。現地の浮浪っぽい人はそうしています。
自分は今回の旅ではちゃんと全部払いましたが、気になる人は連絡してくれれば軽く教えます。というか現地に行けばわかるかも。
~SFホテル
空港からSF市街地は大体1hぐらいでした。
朝7時YVR発のフライトに乗って、11時ぐらいに宿の最寄りに着いた感じでした。
自分が泊まってたのは結構SFの真ん中で、後から知ったんですが、テンダーロインというまさに治安が悪いところだったらしく、駅を出てすぐ大麻の匂いがしました。
14時から人と会う約束だったので、一旦ホテルに荷物を置きに行きます。
自分が泊まってたホテルは Civic Centerから徒歩10分ちょいです。ロビーに水・コーヒー・電源・ソファがあったので、一旦ここで今日の予定を考えます(無計画ポイント1)。
電車では、今日会う人のことについて調べてもわかることを聞かないように、SNSなどの発信をもっかい確認していたので、何も決めてなかったのです。
約束がSFで、SFから出るわけにもいかないので、SFで見て回れる場所を探します。
そうこうしているうちに、アーリーチェックインさせてくれることになりました。
カードでデポジットを払うことになったんですが、限度額100万のカードで “No fund” って言われて焦りました。その場で確認しても、後で確認しても全然余裕でした。普通に働いてる人の言うことも結構あてにならないと思っています(まあ本当に No fund って表示されてたんだろうとは思いますが)。
部屋はアラブっぽいスパイシーな匂いがする以外は特に悪いところがなかったです。
先述のロビーの設備の他に、レンジつきのキッチン、氷、当然wifiもあって、飲み水を汲めるし(重要、飲み物毎回買ってたら破産します、自分はアメリカで一回も水を買ってません)で、一泊7000円ぐらいのわりにかなり満足度高いです。
さて、この時12時過ぎなので、流石に観光という感じではありません(SF市内でもそれなりに移動時間かかる)。
ということで、目的地方面に歩きつつ、ブラブラします。自分は散歩が好きな割に、普段ゆったりした時間の使い方ができないので、旅先だと堂々と2時間散歩することを選べて良いです。
SF散歩
さてSFの雰囲気を書いていきます。
気候的には涼しいぐらいの気温ですが、日差しが強く、普通に日焼けします。
めちゃくちゃ眩しくて、スマホの明るさMAXでも日向では画面が見えません。
涼しいのに日本の真夏ぐらい眩しいという感じで、目が黒い自分でも目を細めるぐらいなので白人がグラサンをするのは必要に迫られてるからなんだなあと実感します。
街は、京都のような碁盤の目状になっています。カナダもそうだったし、前行ったLAもNYもそうだったと思います。これがアメリカの都会のスタンダードなのかも?例えばマンハッタン距離ってまさにこういう街並みから名付けられたんですよね。
合理的にも思えますが、通りには全部〇〇Ave. とか 〇〇 St. とか名前がついていて、覚えるのが大変そうです。
道と道で区切られた区画をブロックと呼んでいて、結構それで道案内されることの方が多かったです。
バスも結構発達してるんですが、バス停は xx Avenue & yy Street って感じです。ただ xx Avenue をまっすぐ入っている場合、車内の表記は yy Street のみです。
ちなみにバスは日本と同じく運転手に知らせて止めるんですが、ボタンではなくて紐を引っ張って止めます。最初分からなくてちょっと焦りました。
泊まっていたところ周辺は、前述の通り治安が悪かったです。
海外で治安が悪いというと、ギャングみたいなイメージをするかもですが、ここら辺はホームレスが多い地区です。
こういう地域って、日本だとたかだかあいりん地区ですが、結構ヤバさが違うので社会経験として行くのはおすすめです。景色、匂い、音、全部違います。
また詳しくは後ほど書きます。
約束の場所に近づくにつれて、結構高級そうなビルやレトロモダンな建物が増えてきました。
SFの右上あたりです。
近くにユニオンスクエアという場所があったので寄ったのですが、でかい棒があるだけでした。
人と会う①
そうこうしていると、ちょっと早く約束の人の会えることになりました。ちょうど近くに着いた時だったので、すぐ行きました(ラッキーポイント1)。
元々一方的に存じていた方で、Xで連絡したら会ってくださいました。
同世代の方で、聞いてみると色々共通点が多かったりするんですが、いろんな挑戦や経験をされていて、かなり刺激になりました。
1時間半ぐらい話してくれて、質問責めでした。めちゃ気さくな方で、楽しかったです。
どんな話をしたかは興味ある方は、ぜひ自分に聞いてください。
ミッション地区 - Notion 本社
終わると15時ぐらいで、今からシリコンバレー行ってもなあというかんじだったので、SF市内のミッション地区に行きます。
当初の目的は、Notion の本社に行くことだったんですが、調べるうちにOpenAIもあるとわかりました。
ということで、電車を降りて、周辺をぶらぶらします。
地元の港周辺の倉庫がいっぱいある場所を彷彿とさせる地域でした。
道が広く、高いビルなどはなく、人通りも少なかったです。
さて、Notion本社に着きます。あんまり日本語で情報は出てなかったのですが、調べた通りでした。
とりあえず出てきた人に、”Are you a Notion team?” と聞いてみたら “yes!” と言っていたので間違いないです。
「オフィス見たいんですが見れますか?」と言うと向こう回って、と言われたので、行ってみると実際入り口があって入れたので入ってみます。
1枚だけ中の写真を撮れたのですが、受付的なところにいた警備員に話しかけられて、普通に追い出されました。
元々会社は普通に行っても入れないとは聞いていたので、物理的に入れただけラッキーでした。
今思えばせっかく行ったなら最初に話した人とかとLinkedIn交換できないかとか、学生プログラム参加者なんだとか言えばよかったと思いますが、雰囲気知れただけで十分満足です。
ミッション地区 - OpenAI
実はOpenAIはNotion本社から歩いていける距離にあります。
Apple の map で出る場所と Google map で出る場所がちょっと違うんですが、どっちも徒歩圏内です。
これがOpenAIの本社だと確証を得られなかったので、警備員に「ここはOpen AIですか?」と聞くと、「なんかアポがあるのか?」と聞かれ、「ただの旅行者です」と言うと、「じゃあ入れられない」と言われたので、「入れないのはわかってるけど、ここがOpenAIですか?Apple の map にそう出てるんですが」ともっかい聞いてみると「ここが何やってるところかは言えない」って感じで突っぱねられました。
1周うろうらしてたから怪しまれたんですかね。まあ全体的にセキュリティはどこでも冷たい対応ですが。
ただ、実際わかんなくて隣の会社のセキュリティに同じ質問をした時は、明確に “No” と言ってたので、「アポあんのか?」が実質Yesですね。海外の記事でもパッと調べた感じあんまり写真はなかったんですが、たまたま見つけたやつには↑の建物の写真が載ってました。
では、もう一方は何かというと、Pioneer Building という、OpenAIが始まった場所のようです。
ちなみにWikipediaに載っているのもこれで、さらにちなむと Neuralinkも最初ここに入っていたようです。なんか胸が熱くなります。
全体的に、結構何もない場所だなあ、案外本社小ちゃいなあ、という印象でした。
本社の外観は確かに調べれば出てきますが、周りの雰囲気については結構拍子抜けという感じでした。
まあアメリカは車社会で距離感違うというのもありますが、日本だと大企業のオフィスって結構都会にあるイメージだったので、ちょっとびっくりでした。
会社の建物の小ささについても実際見てみると実感として感じました。
日本だと大企業は高いビルの何階かをオフィスにするというので外見大きく見えるだけで、面積で言ったら実際OpenAIとかの方がちゃんと大企業然としてるのかもしれないですが。
昔はハード系の会社が多く、面積を必要としていたので土地のあったシリコンバレーで会社は始まりがちだったらしいですが、スタートアップがソフトになって面積が必要なくなり、SFに移ったという背景もあるそうです。SFに詳しい友達が言ってました。
何にせよ世界を席巻している企業!と言われて普通の日本人が想像するオフィスのイメージではない気がします。
ミッション地区 - 帰り
次の目的地に向けて、バス停に向かう道中、グラフィティ関連商品を扱っているお店を見つけます。
ローカルなライターのTシャツと、コンテナのおもちゃを買いました。
そのグラフィティライターはめちゃ活動的だったらしいんですが、18歳にして銃で撃たれて亡くなったそうです。スタートアップ!とか言ってる近所でこんなことが起きてるなんてすごい世界です。
コンテナや電車のおもちゃは、グラフィティ作品を書くものとして使われます。
今回は店主のおばちゃんに、「これに書いて」とお願いして書いてもらってそれを買いました。
なんだかんだ30分ぐらいはいたかも。
ゴールデンゲートブリッジ
次はゴールデンゲートブリッジに行きます。サンフランシスコの真反対にありますが、前々から行ってみたく、かつSF観光に充てるのはこの日だけだなと思っていたので行きました。真反対と言っても、1時間20分とかそこらで着きます。
ゴールデンゲートブリッジは、調べれば同じアングルの写真ばかり出てきます。あのアングルは丘の上からのものですが、ゴールデンゲートブリッジに行ったら、ぜひ下に降りてみてほしいです。
調べてもあまり見れないアングルのゴールデンゲートブリッジを見れます。
例えば、知らなかったんですが、桟橋やビーチがありました。
ビーチに着いた時点で19時とかで、20時からダウンタウンで開催される meetup に参加するつもりでしたが、ゴールデンゲートブリッジで夕焼けを見たかったので、ここで時間を潰します。
ちなみに自分が行った時のSFの日没は20時でした。バンクーバーはもっと遅くて、21時とかでした。日が長いとなんか活動的になってた気がします。
そんなわけでしばしチルです。
日本の海に比べると磯臭くなく、砂も風もベタつかずサラッとしていて最高の時間でした。
東京では強迫観念から何もせずに1時間も過ごしてしまうと自己嫌悪発動しますが、旅先、しかもビーチは時間をゆっくり使っても許されて脳が喜ぶのを感じます。
思えば、前にアメリカに行った時の一番の思い出も、サンタモニカビーチで友達と話しながらサンセットを見たことでした(その翌日、全員分の航空券を持った友達が怒ってホテルを出て行って失踪します)。
近くにBBQができるような場所があるんですが、夕暮れどき、そこからラテンぽい人がラテンぽい歌を歌ってるのが遠くから聞こえてきて、さらに最高でした。
あとは、後ほど聞いた話によると橋の向こう側のビーチはヌーディストビーチのようです。
ゴールデンゲートブリッジ - 帰り
そんなわけで遅ればせながらmeetupに参加するためバスを待ちますが、バスが1時間ぐらい遅れて、結局参加できませんでした。
時間が終わっても誰か周辺にいるだろうと思ってイベントの場所に行ってみるも、表示されていた住所がただの家で誰もいませんでした。
住所があるから登録とかはいらないんだろうと思っていたんですが、どうやら本当の場所を知るには申請してホストの許可が必要だったようです(無計画ポイント2)。次回meetupに行く機会があれば注意します。
そんなわけで散歩がてら歩いて帰ります。
晩飯は宿近くの個人コンビニみたいなところでインスタント麺を買いました。
自分は飯に無頓着なので、普段の生活も旅行も基本的に健康を損ねない範囲で飯代はできるだけ浮かせたいタチです。
ただ珍しいローカルフードとかは経験としてぜひ食べたいと思っています。
このインスタントはなんでもいいから安いやつ、というつもりで買ったのですが、ちょっと日本と違って面白かったです。
このインスタントはお湯ではなく水を入れ、レンジでチンします。湯切りはなくて、水が干上がってます。最後はソースをかけるだけです。
22時ぐらいには帰ったんですが、ちょっと寝落ちしてしまい、寝れなくなって1時ぐらいまでダラダラし、次の日が遅くなります(無計画ポイント3)。
カナダでは見れなかったTVerがアメリカでは見れたのも、ダラダラした原因です。
あとYouTube に課金してないんですが、なぜかミニウィンドウで見れました。
SF2日目
出発〜BART
ちょっと遅くなり、10時過ぎにホテルを出ます。
充電器が足りず、モバ充・スマホの充電を満タンにできないまま出発します(無計画ポイント3)。
昨日歩き回ってそこそこ日焼けしたんですが、持ってきた日焼け止めがちょうど尽きてしまったので、最寄りの薬局で買ってから行きます。
SPF70と書かれているものを買いました。日本でこの数値は見たことがないかも?
なお15$ぐらいしましたが、空港で没収されます。100ml以上の液体持ち込めないの忘れてた。
車内では今日会う人と話すことを改めて準備します。充電の怪しさを感じ始めます。
シリコンバレー発祥の地
2日目最初の目的地は、シリコンバレー発祥の地です。
発祥の地というのは、ヒューレット・パッカードが始まった場所という意味らしいです。
スタンフォード大学の近くを通りますが、あんまり興味がなかったので行きませんでした。
ちなみにSFでは最高気温23℃とかだったので、長袖を着て行ったんですが、駅に着いて現地の温度を見ると最高気温30℃とかでめちゃくちゃ暑かったです(無計画ポイント4)。
なので上は下着で歩きました。
さて目的地周辺はめちゃくちゃ広い住宅街で、20分ぐらい住宅街を歩いたと思います。
シリコンバレー発祥の地は同じ家並みの中に普通に家としてあります。
というか実際に家として使われているようです。”PRIVATE SPACE NO PUBLIC ACCESS” と書かれていました。
実際、たまたま隣人が出てきてたので、「歴史的な場所なのに誰か住んでるんですか?」と聞くと、笑って yes と言っていました。
看板こそあったものの、日本だったらもっと大げさに保護しそうなものですが、アメリカは結構そういうとこドライだなあと思います。
スティーブ・ジョブズの家
さて、近くにはスティーブ・ジョブズが住んでいた家もあります。
ずっと同じ住宅街を十数分歩きました。
調べたところ、目の前の道は普段封鎖されている?らしかったのですが、自分が行った時には引越し業者が何やら作業していて近くまで行けました(ラッキーポイント2)。
ここも誰かが住むのかもしれません。
ちなみに引越し業者に「ここってスティーブ・ジョブズが住んでたんですよね?」と聞くと、No と言ってたので、やっぱり無頓着なのかもしれません。
歴史に残る会社のルーツがガレージだとかは知識としては知ってましたが、実感として「こんなになんでもないところから始まったんだなあ」と感じられました。
もちろん、スタンフォード大学が近くにあって…とかはそうですが、日本の感覚からすると都会とは言えないこの場所で新しいことを始めるというのは、どデカいエネルギーを要するだろうなあと感じます。
人工肉バーガー
次は、軽く調べた時に出てきた人工肉バーガーを珍しローカルフードとして食べに行きます。
The Counter という店で、カリフォルニアにしかないらしいです。
ただ自分はラボで培養された肉をイメージしてたんですが、店員さんに聞いてみると、植物ベースでお店で作るもののようです(無計画ポイント5)。
まあ残念っちゃ残念ですが、めちゃくちゃトッピングを選べて、結構満足感はありました。
肉も普通に美味しかったです。
次はGoogle に行きました。
シリコンバレーにGoogleがあるのは知っていましたが、SF行きを決めた時は元々そんなにGoogleには興味はありませんでいた。ただ、町一つがGoogleだと聞いて興味が湧いて、時間も余裕があったので行ってみました。
Google 行きのバスはハンバーガー屋の結構近くから乗れました。料金を払う機械がなかったので聞いてみると、無料とのことでした。
今思えば社員向けのシャトルバス的なのだったのかもと思います。ただそれにしてはちょっと小さい気もします。
道中はGoogle の町っぽいところに入ってから結構のどかな風景でした。
さて、着くと噂に聞くチャリがありました。
Google ビジターセンターは並ぶ時はかなり並ぶみたいですが、自分が行った時はスカスカでした。出る時ちょうど「入場制限します」と言ってたので、いいタイミングでした。
ビジターセンター内はGoogle 製品がカッコよく陳列されてるだけという感じでした。
サポートカウンター的なところもありましたが、わざわざこんなところで?と思いました。
あとはお土産屋さんで、調べてた時に見てたものとは別のものがありました。時期によって変わるのかもです。
ユニークなものとしては例のチャリのオブジェと、Chromeのゲームの恐竜のフィギュアがあって、チャリのオブジェは60$ぐらいしたので流石に買えないので、フィギュアとお土産にステッカーを買いました。
ちょっと時間が余ったので、予定を立てようと思いビジターセンターでゆっくりします。
充電するところがあって助かりました。ここで充電できなかったらGoogleMap も見れず、約束していた人とも会えずでした(ラッキーポイント3)。日差しが強くて暑いので、スマホの充電がガンガン減ります。
あとは水も1Lのボトルで持って行ったのですが、それもなくなりそうになっていました。カフェで水がもらえるので、そこで勝手に入れました。冷えててよかったです。
さて、シリコンバレーの他の観光地と言えばAppleとかもありましたが、シリコンバレーのさらに奥地?でSFと反対側にあるし、そこまで興味がなかったので、Googleの町をチャリで回ることにします。
観光スポットとしては会社のロゴがある場所やオブジェぐらいなものでしたが、Googlerが働いている環境を見れたのは面白かったです。
自然が豊かで、カフェもいっぱいありました。特に印象的だったのは、運動施設がいっぱいあったり、Googlerらしき人たちがグループになって運動していたところです。
あと、時間帯的には16時過ぎぐらいでしたが、ほとんど人がいなかったのも印象的です。外に出てないだけで、働いていたのかもですが、カフェが閉まっていたり、運動している人がいたことを踏まえると、やっぱりみんな働き終わっていたのかもしれません。日没20時半なので、4時間も明るい時間で自由に過ごせると思うとやばいです。
友達の友達に日本のGoogleで働いている人がいるんですが、めちゃくちゃホワイトで、昼に「暇?」と連絡が来るそうです。
それぐらいの短い時間で、ランチとかシャトルバスとかこんだけ福利厚生しっかりしても会社が成り立つ(というかすごい儲けている)って、一人一人の生産性もすごいんだろうなと感じます。
上記の他にも何人かGoogleに行った人を聞いたことがありますが、身近な人でGoogleに行く人ってやっぱり優秀な人が多いという実感はボトムアップ的なもので、今回トップダウン的にそういうのを実感できた気がします。
町なので普通にめちゃくちゃ広くて、ちゃんと迷いました。
Google に遊びに行く人には、ビジターセンターだけじゃなくて町を回ることをおすすめしたいと思いました。サイクリングが普通に気持ちいいし、規模のデカさを実感できます。
最近オッペンハイマーという映画を見ました。表題になっているオッペンハイマーという科学者は、原爆を作ったマンハッタン計画というプロジェクトを指揮するのですが、そのプロジェクトもまさに町1つを作り上げるものでした。
なんというか、アメリカは規模感が違います。前日のHQ訪問では小さいなあという印象でしたが、今回はバカでかいなあという印象でした。面積とかの話ではなく、これを賄えるお金や人材、歴史に思いを馳せました。
また、元はと言えば、Neuralink に行ってみたい、というのも、脳とか神経科学の領域ででかいことをやるには、Neuralink にいくしかないんじゃね?みたいなことを、研究室の仲間と話していたのがきっかけでした。
人と会う②
さて、充電はガンガンに減り、約束していた時間には充電はギリギリでした。
バタバタでご迷惑おかけしました。
この日話させていただいたのは、知り合いの知り合いぐらいで、ニューラリンクに繋がりのある方でした。アメリカでのキャリア積み方などについて話を聞きました。
興味ある方はまた聞いてください。
でも結構他愛もない話もたくさんさせてもらいました。なんだかんだ合計6人ぐらいになってワイワイ話したんですが、皆さん気さくな方で楽しかったです。
また、ニューラリンクで働く方が2人来てくださり、元々アポを取っていなかった方が急遽翌日オフィスを案内してくれることになります。かなり嬉しかったです(ラッキーポイント4)。
海辺に近い屋外でご飯を食べたので、長袖でもすごく寒かったです。SFの気候は難しいです。ただ、SF滞在でご飯食べた場所の中で、一番オシャレな場所でした。
完全自動運転タクシー
帰りには、ご厚意で完全自動運転タクシーに乗せてもらいました。
アプリで目的地を入力すると、迎えに来て連れて行ってくれるらしいです。
これが利用できる地区は限られていて、SFの他にもいくつかの地域でできるとのことです。
すでに街で走れるとは知りませんでした。
車体はジャガーで結構いい車です。ただGoogle mapの車みたいに上になんか機械が載っていて、サイドミラーもカメラになっていました。
タッチパネルはUberみたいなUIの地図の他に、車体の情報を見れたり、音楽を選ぶアプリなんかがありました。
面白いのが、ハンドルもちゃんと動いてて、自動運転されてるなあーという感じさせてくれました。車体を変えすぎるとお金がかりすぎるとかの問題かもしれませんが、ちゃんと運転されてる感じもして、よいUXだとも感じます。
ご飯を食べた人たち3人も一緒に乗ったのですが、彼らは駅に行きたかったので、途中駅通過する時に勝手に降りれたりするのかな?みたいな話をしました。
アプリを持っている人がいたらアプリ上で急遽行き先を変えたりできるのかもですが、タッチパネル上ではそのような操作ができそうになく、なんか悪用できそうな気もしています。
これでSF2日目は終了。明日ニューラリンクにマジで行ける興奮でなかなか寝れなかったですが、昨日夜更かしして後悔したので頑張ってちゃんと寝ました。
SF3日目
テンダーロイン散策
ニューラリンクには、昨日のメンバーの一部で集合してから行くことになっていました。10:30に Berkeley 集合だったので、朝時間がありました。
そこでSFでまだやってなかった、テンダーロインの炊き出しに行く、にトライします。
テンダーロインの炊き出しについて、調べてみてもあまり情報がなく、英語で軽く調べても飯をもらえる場所はパッと出ませんでした。
そのかわりテンダーロインというのがは↓の地区だというのがわかりました。確かに自分が泊まっていたところはテンダーロインでした。
ちなみにホテルのフロントで「テンダーロインでタダ飯をもらいたいんだけど」と言うと、「知らないなあーそんなのあったら皆行くだろ」と言っていました。
あたかも無いかのように言っていますが、彼はチェックインの時にカードの残高がないと言っていたやつなのであんまり信用していません。
仕方ないので、SFに1年ぐらい住んで実際に炊き出しに行っていた友達の「教会でもらっていた」という話を頼りに、散歩がてら探します。
ちなみに「教会が炊き出しをしていて、元々教会が多かった地区なのでホームレスが集まった」とも彼に教わりました。
テンダーロインのみならず、治安が悪くてホームレスが多いところの特徴として、めちゃくちゃ臭いです。
風呂に入ってない人間のすえた匂いと、うんこの匂いと、大麻の匂いが交互にきます。うんこは普通に人糞が普通に落ちてます。足元を見ながら歩かなきゃいけません。でもうんこ臭っ!と思って立ち止まっても、うんこがないこともあります。よくわかりません。
匂いは全体的にLAで行ったスキッドロウの方が酷かったです。というか大麻に関してもLAの方が全体的に臭かった記憶があります。スモークショップもLAの方が多かったような。
「スキッドロウはお金を奪いにくる系のやばさなので合理的な行動原理だけど、テンダーロインはドラッグ系のやばさなのでなにされるかわからん」と昨日話した方に教わったのですが、あまり街からドラッグ感を感じなかったです。
その他の特徴として、disability(身体障がい者)が多かったです。車椅子の人が多くて、障がいのために職がなくてホームレスになったのかなあと思うと、やり切れない気持ちになりました。
なので、車椅子のホームレスっぽい人に話しかけられ、「1ブロック押して欲しい」と言われた時はそうしました。まあでも基本はなんか話しかけられても無視した方がいいとは思います。
ちなみに彼はお礼となんか言ってたんですが、あまり聞き取れませんでした。ホームレスの人は喉が潰れてるのか、しゃがれた声の人が多かったと思います。
音で言うと、こういう地域はなんかすごく話し声や大声が聞こえます。
確かにアメリカ人は道端でめちゃフランクに人に話しかけます。とは言うても大抵 How are you? ぐらいの空会話2ラリーぐらいですが、ホームレスはずっとストリートにたむろしているので、出会うとずっと話しているのでうるさくなるんだと思います。まあホームレスのほとんどはぐったり横になっているんですが。ちなみにこのぐったり横になってるのも、上手く言えないんですが、なんかちょっと日本と違います。日本は意図的に寝てるって感じなんですが、向こうは倒れてるみたいな感じの体勢が多いなあと思いました。あとは平均1ブロック1人いる感じでかなり多いです。
大声は何かというと、何かを罵る声です。正直何に怒ってるのかはあんまりわからないですが、店ではホームレスが入ってくると店員が追い出すので、その時になんかお互いに罵倒しています。
さて、教会はことごとく不発でしたが、なんだかかギリ浮浪じゃなさそうぐらいの人が列をなしているビルを見つけます。
通りすがりの人に聞いてみると、ただ飯を貰えるらしいので、とりあえず並んでみました。
途中で senior 向けだと気づいたものの、まあいってみるかという感じで最後まで待ってみたんですが、普通にだめでした。一応”Are you a senior?” と聞かれたのが面白かったです。正直にNoって言っちゃったんですが。
ただその人がめちゃくちゃ親切に「4ブロック先に誰でも同じのがある」と教えてくれて、見つけるんですが、朝食の時間が終わっていました。
ちなみにその近くでシャワーとかを無料で貸し出していたのは、確かに教会でした。
総じてこういう地区は、女子旅とかでない限り行ってみることをおすすめします。
特に匂いは持って帰れないですから、まさに現地に行った人しかわからないことです。
なお結局時間切れで、朝飯抜きで向かいます。
〜Neuralink オフィス
ホテルでチェックアウトしてから行かなきゃだったので、交通機関の遅れに備えて、30分前に着く予定でホテルに帰ります。
すると例のフロントマンはおらず、5分で戻るという標識がありました。
しかし自分が着いてから十数分一向に帰ってこず、結局電車が1本次のやつになります。電車の間隔は大体20分ぐらいなので、ちょっと遅刻してしまいます。
ご迷惑をおかけしました。
そんなわけで、ついに行きます。Berkeleyで集合すると、一緒に行く方が手配してくださったUberがちょうど着いた頃でした。
ちなみにその車がTeslaで、結構高い車だと思っていた自分はびっくりします。
というのも、Uberって結構日本だとUberEatsのイメージで、結構バイトみたいな薄給なのかな?と思っていて、かつ Tesla は高いと思っていたからです。
という話をすると、アメリカではTeslaはそんなに高い車ではないと一緒に行く人(↓右の足が見えてる人)が教えてくれました。
学会の時に先生からTeslaは一番安くても500万円する、と聞いていたので、なるほどこれも円安なのか?という感じでした。
何にせよ、初Tesla乗車でちょっとテンションが上がります。車には全然興味ないんですが、Teslaはテックな感じでデザインもシュッとしてて好きだからです。
ついでなので、Teslaについて聞いた話を受け売りします。
↑右の人は、5年前くらいにTeslaの工場に行ったらしいんですが、その時点で既に、めちゃくちゃ自動化が進んでいて、めちゃくちゃでかい(カートみたいなので移動するぐらいでかい)工場なのに、働いている人が10人ぐらいしかいなかったらしいです。
あと、ソフトウェアのアップデートで車の機能も拡張できるように作られているらしいです。
ちなみに、写真はハイウェイで、左側のレーンを走っていますが、これは家族レーンといって、3人以上乗せている車が優先的に走れる道らしいです。一人の車が勝手に入ってもバレなさそうだけど、どうなんだろう。
Neuralink オフィス
そしてついにNeuralinkに到着します。
かなーり厳重な秘密主義みたいで、Google mapの名前の表示とか変えてるらしいです。
建物もNotionやOpenAI同様、特に何の変哲もなく、場所も辺鄙なのでこれは凸は無理だったと思います。
あとは警備員がかなりしっかりしていて、ちょっとうろついてるだけですぐに出てくるようです。実際自分も声かけられました。まあ自分は中を除いたり結構怪しめではあったんですが。
とはいえまた面白いのが、出てきた警備員にアポある?と聞かれて、誰とアポある?と聞かれたので名前を言うとすぐにおーあいつね!みたな感じで柔和な態度になりました。従業員1人1人の名前覚えてるんですかね。
結構この旅のメインではあったんですが、写真を撮れなかったり、なんかわからん誓約書を書いたりなのであんまり書けることはないです、ここまで頑張って読んでくれた方すみません。ただロボットや脳に実際に埋めるチップも見れたりで結構テンションが上がりました。働いている人たちや現場を見てテンションが上がる経験というのは初めてでした。
Berkeley
Neuralink のオフィス訪問は大体30分ぐらいで、あっという間に終わりました。Oaklandまで戻って解散します。帰り道でも色々面白い話を聞きましたが割愛します。
Oaklandも一応30分ぐらい散歩してから、Berkeleyにもう一度行きます。
UCB(University of California Berkeley)を散策して、教えてもらったハンバーガー屋さんで昼飯を食べます。
特にこのあとは予定もなかったので、近くの面白そうな店を回ったのですが、特に古着屋は小一時間使いました。
アメリカならではの日本アニメのシャバいTシャツとか、日本ではあんまりない企業のTシャツがあったりで、面白かったです。
TeslaのロンTやシリコンバレーのイベントで配布されたっぽいTシャツなどを買いました。
フィッシャーマンズワーフ
フィッシャーマンズワーフ行けてなかったし、せっかくだし時間ギリギリだけど行くかーと思って行きます。
結局30分もいれかったうちのほとんどをお土産屋で使ってそれっぽいところまで行けず、しかも元々立てていた予定に間に合わないからと一応Uber使うものの、渋滞に巻き込まれて交通機関使うのと同じ時間がかかるという結果に終わります(無計画ポイント6)。
元々余裕を持った予定だったので大丈夫だったんですが、この一連はまさに自分の悪いところが集結したような出来事でした。
〜バンクーバー
帰りの飛行機は元々バンクーバーから取ってもらってたので、バンクーバーに戻ります。
旅のTipsとして、手荷物検査後に水を汲めるところがあるので、空のボトルを持っていくとよいです。自分は手荷物検査前に水が余っていたら捨てて、また入れてました。
結局SF行きの時に買った1Lのペットボトルを日本まで持って帰りました。マジで相棒。
あとはバンクーバーで3CADぐらいで買ったでかベーグルセットもずっと持ち歩いてました。モサモサでしたが、小腹が空くたび食べ物買ってたら破産するので、これもかなりおすすめです。
ただ、旅中の全食事全部このシリーズでいけるかも、と思ってSF2日目に同じようなパッケージのものをSFの個人商店で買ったんですが、なんか臭くて食べると舌がピリピリしたので、買うところは注意かもです。賞味期限とかなんか見当たらなかったんですよね。ピリピリベーグルは一応日本行きの空港までは持ってたものの最終的に空港で捨てました。
そんなわけでサンフランシスコ旅は終わりです。良い旅でした。なんだか人生の解像度上がりました。
おまけ
日本
カナダ行きの3日前にサンフランシスコ行きを思いつきます(無計画ポイント0)。
その日が金曜だったので、その日のうちにいろんなところを周り、いろんな人に連絡しました。詳しいことは割愛しますが、いろんな人に助けられました。本当にありがとうございます。
バンクーバー1日目
バンクーバーには学会発表のために行ったと書きましたが、飛行機搭乗時点で発表資料は0枚でした(無計画ポイント0')。
飛行機の中で8hぐらい作業した結果、なんかいけそうと思ったので、1日目は軽く作業して先生方と晩ごはんに行きます。
ホエールウォッチングに行きたかったのですが、大手の?業者は翌日分がなく(自分はアメリカに行く都合で翌日しか無理)(無計画ポイント0'')、晩飯を食べていたレストランの近くにいた業者に話しかけて色々聞いたところ、値段も安かったのでその場で契約しました(ラッキーポイント0)。
先生方は大手のやつに乗るということ(結局行かなかったらしい)で自分1人でしたが、学割あったり防水の服(スノボのウェアみたいなの)無料で貸してくれたりと、かなり丸かったです。
街の印象としては、見た目はアメリカの都会!って感じで、建物とか特にインフラ系は結構古く、成熟した街という感じがしました。ただゴミとかはあんまり落ちてなかったので、そういう意味ではアメリカより綺麗でした。
あとはテスラが結構多かったです。日本車は半分ぐらい?でトヨタがもちろん一番多いけど、日本車の中で半分ぐらいって感じでした。韓国に行った時によく見た、中韓系の車も多かったです。
泊まってたのも何かと活動してたのもかなり沿岸部ということもあってか、海鳥が多かったです。結構デカくて、道路を歩いてたり、鳴き声が聞こえたりします。なぜかカラスも多くて、カラスは日本のものよりも鳴き声がちょっと高かったです。
これらの鳥が多いので、道に落ちてるフンもかなり多いです。
バンクーバー2日目
ホエールウォッチングに行った日です。
20人ぐらいでクルーザー?に乗って、見やすいポイントに着いたらペースを落として、みんなで目を凝らして動物を見る、ついでにガイドさんの話を聞く、という感じでした。
動物、というのはクジラ以外も見れるということで、オットセイとワシとシャチが見れました。
なんなら想像してたようなクジラは見れず、シャチばっかり見れました。隣の人に「クジラはいつ見れるんですか?」と聞いたら「見たじゃん!」という感じで、色々聞くとシャチとクジラを同じようなものと考えてるようでした。3時間ぐらい乗ってましたが、シャチも見れない時は5時間まで粘るらしいです。なので、「君たちはラッキーだ」みたいなことを船長が言ってました。じゃあクジラを見れるのって超ラッキーな時だけなんですかね?
まあシャチでも全然満足度は高かったです。普通にクルージングも気持ちい良かったです。
ただ5時ぐらいに起きてその時点で8時間以上は作業してたので、船でめちゃくちゃ寝ました(無計画ポイント0''')。
もちろん最初の方は景色も綺麗だったので起きてましたが、船がスローダウンする時や、誰かが Wow! みたいな声を上げた時だけ起きてればいいと気づいてからは、基本寝るベースでした。
結構屋根のないオープンな船で、最初は日差しが暑すぎるぐらいでしたが、沖に出てからは涼しく、船の揺れも気持ち良かったのでスコンと寝れました。
なんなら海は寒くなるからウィンドブレーカーでも着てきてね、って感じで、貸し出しのウェアも着用必須なのですが、それを着るには暑いので誰一人ちゃんと着ていませんでした。
帰りはちょっと駅まで歩いて電車で帰ります。
実はこの日昼に発表の構成を大きく変えるようにアドバイスをもらっていたので、19時ごろに帰って、26時ごろまで作業します。昨日ホテルの部屋だと作業できなかったので、ロビーでやると良いことに気づき、早朝から計算して十数時間ロビーで過ごします。この気づきもまた今後役立ちそう。
バンクーバー3日目
6時ごろから昼過ぎの発表のギリギリまで資料を作っていました。一応他の人の発表も聞きましたが、分野が全く違う人も多く、ちんぷんかんぷんな発表も多かったです。
発表も質疑応答も問題なく終わった時の開放感はすごくて、空は青すぎてデカすぎるし、風がサラサラで街が明るかったです。
さて、ホテルに帰るとカードキーが反応せず、フロントに行くと自分のチェックアウトがこの日だったことを知ります。アメリカに行くぶんの計算を間違えていて、急遽宿無しになりました。
とりあえず先生と飯を食べます。アカデミア側でのキャリアの話などを聞けました。博士課程で何十本と論文を書いたらしく、月1本ペースの時もあったらしい、というのが印象に残っています。
この日まで泊まっていたところは、結構都会の方だったんですが、もうちょっと空港に近い、郊外に安宿を取ります。
その宿は住宅街にある家で、周りには何もなく、バス停から結構歩きました。晩御飯食べてなかったらやばかったです。
その家には、家主に電話をして鍵の隠し場所とかを教えてもらってその鍵で入る、というシステムでした。広めのリビングの他に3人分ぐらい個室があるようでした。薄暗くてボロくてちょっと不気味でしたが、ドラマや映画で見ていた欧米の家!って感じのところに泊まれて良かったです。
また、この日22時ぐらいに宿に着くぐらいの感じで、翌日4時ぐらいに起きて家を出るのですが、どっちの時間帯も交通機関には人がそこそこいたのが印象的でした。
韓国でも梨泰院とかはかなり深夜でも人がごった返していたのを思い出します。カナダの場合はストリートに人が出ているわけではないですが。
あと日照時間とかの影響もあるのかもしれません。
そんなわけで5時ぐらいにアメリカ行きの空港に着きます。余裕だー、と思ってチェックインカウンターが並んでいたので、近くの椅子に座ってアメリカで会う人の予習などしていると、気付いたらチェックイン締め切りの時間ちょうどでした(ラッキーポイント0'')。「乗れません」みたいなことを言われましたが、ゴネたらいけました。搭乗もギリギリになりました。
ということでアメリカに行きます。
バンクーバー4日目
アメリカから帰ってたのは、22時台になりました。↑で泊まった地域の別の安宿を取りました。
空港からはそれなりに遠く、2時間弱移動しました。特に歩きが多くてきつかったです。
しかもその歩く場所というのが結構山っぽいところで、最後にバス停を降りたところでさえ、車が1台も通っていないような場所だったので、ここでヤバいやつに出くわしても助けは来ないな…と思っていました。
ただ、いいこともあって、下り坂で結構綺麗な景色も見れました。「家」と同じ地域に泊まったと書きましたが、今回はその中でも海に近い方で、海を挟んで都会の方が見えた景色でした(多分)。
なぜこんなところを歩いたかというと、自然公園の中にある宿に泊まったからです。そんなところに本当に宿があるのかとちょっと不安でしたが、ちゃんありました。
宿はいわゆるホステルというところで、一度経験してみたかったので泊まってみました。
宿につくと、手前の駐車場みたいなところで、数人たむろしていました。玄関の鍵が開かなかったので、その人たちに開けてもらいました。結構夜遅かったですし、その人たちいなかったらと思うと怖いです(ラッキーポイント0''')。
中に入ると、カウンターの向かいに掲示板みたいなのがあって、このホステルのいろんなイベントのチラシが貼られていました。例えば海に行こう、とかパーティとか。なんというか、シュッとする前の初期のテラスハウスとか林間学校で泊まる場所みたいな青臭い感じで、いいなあ楽しそう!と感じました。
受付では、カードキーを渡されて、〇〇という部屋の何番目のベッドです、みたいなこととちょっとしたルールみたいなことを言われます。
その〇〇に入るの時にちょうど男の人が出てくるところで、新入りか?みたいな感じで軽く教えてくれました。その部屋は真っ暗で、2段ベッドが壁沿いに並べられているのがわかりました。翌朝見た感じだと結構広くて、向こうの端まで2,30m 暗いという感じでした。2段ベッドといってもかなりデカくて、ベッドが部屋のほとんどという感じでした。2段ベッドが2対で一区切りにされていて、その区切りは通路とカーテンで仕切られていました。で、ベッドはどこだ?じゃあここだな、て感じで教えてくれました。
その区切りの間にロッカーがあって、ちょうどさっきの人が使っていたので、自分のロッカーはどこか聞いたところ、受付でもらう必要があるとのことでした。ただ、ロッカーは余っておらず、結局使えませんでした。仕方ないので、気持ち程度ですが布団の中に荷物を入れてからシャワーに行きました。
シャワーは簡易トイレみたいなあの狭いやつが並んでいて、タオルは各々のものがあるのか、シャワー室の近くにいくつか干されていました。ただ全部同じタオルだったので、なんかこの施設のものだろうということで、未使用っぽいものを勝手に使いました。
ドライヤーもなかったし、荷物が心配だったので、早々に部屋に戻りって髪が湿ったまま寝ました。寝る時も布団の中に荷物を入れて寝ました。
ホステルは最初楽しそうだと思ったのですが、海外だと防犯的な意味でもあんまり人を信用できないので、自分には向いてないかもしれません。
結局次の日もフライトの都合で早々にチェックアウトしたので、あんまりホステルの良さみたいなのは感じずに終わりましたが、帰る時に昨日の男の人がもう帰るのか?みたいな感じで声かけてくれました。せっかく顔見知りになれたので、もうちょっとここにいれば友達になれたかもしれません。ホステルで友達できた人とかいるのかな?ロッカーを使えるなら長期滞在してみたい。
そんなわけでカナダの話も終わりです。もしここまで読んでくれた人がいるならぜひ教えてください。感想でも、気になったことでもなんでもいいです。
ちなみにカナダのお土産は何も買わなかった…。次カナダに行くならナイアガラの滝のほうに行きたいです。