フェンシング無知な親が、子供の習い事に「フェンシング」を選んだ理由

子供の習い事選びは、親として慎重になりがちですよね。今回は、私自身の体験談を交えながら、フェンシングという少し珍しいスポーツの魅力についてお話しします。息子たちがフェンシングを始めたきっかけから、その魅力を深掘りしていきたいと思います。

フェンシングとの出会い:息子たちの可能性を広げるために

私には2人の息子がいますが、彼らは4年前からフェンシング(エペ)を続けています。実は、私自身、フェンシングにまったく無知でした。最近では2024年のパリオリンピックで日本代表が金メダルを獲得し、一気にフェンシングへの関心が高まったのを機に、注目が集まっています。

当時、息子たちは地域のサッカークラブに3年ほど所属していました。しかし、地元の保護者が運営するクラブには独自のルールやしきたりが多く、親として当番や謎のルールに振り回されることもしばしば。また、保護者コーチが熱心に練習メニューを考えてくれていたものの、働きながらの運営には限界があり、次第に疲労感が漂うように感じました。

そんな状況の中で、「スポーツを続けさせたいけれど、別の選択肢はないか?」と模索していたときに、息子たちの特性がヒントになりました。特に長男は小学校2年生頃から、サッカーチームのメンバーの特性や性格を観察し、それに基づいて自分がどのポジションなら試合に多く出られるか、どう活躍できるかを常に考えている様子がありました。彼の戦略的思考能力をさらに伸ばせるスポーツを探していたとき、「動くチェス」と呼ばれるフェンシングの存在を知ったのです。

さらに、兄弟で家中を走り回りながら剣を振り回して遊ぶのが大好きだったこともあり、「これなら彼らの好奇心や特性にぴったりかもしれない」と思い、フェンシングを始めさせることにしました。

フェンシングを選んだ7つの理由

息子たちがフェンシングを始めてから、私自身もこのスポーツの魅力を実感しています。ここからは、そのポイントをご紹介します。

1. 室内で楽しめるから天候に左右されない

雨の日や猛暑の日でも練習や試合が快適な環境で行われます。サッカーや野球で感じた天候のストレスから解放され、観戦もラクになりました。

2. ゲームが短く、子供も親も飽きない

フェンシングの試合は1試合数分で終わることがほとんど。テンポよく進むため、子供も集中を切らさず、親も手軽に応援できます。

3. 全身運動で身体能力をバランスよく鍛えられる

フェンシングは脚力、体幹、反射神経をフル活用するスポーツです。長男はサッカーで鍛えた足腰をさらに伸ばし、次男も俊敏性が向上しました。

4. 戦略性が必要で頭も鍛えられる

相手の動きを読んで1歩先、2歩先を考えるフェンシングは、まさに長男の特性に合っていました。ゲーム感覚で楽しみながら、集中力や判断力が磨かれていきます。

5. 礼儀作法を学べる

フェンシングの試合では、相手への敬意を込めた挨拶「サリュー」を欠かしません。これにより、礼儀やスポーツマンシップが自然と身につきます。

6. 個人競技だからこその自己成長

勝敗の責任がすべて自分にあるフェンシングでは、自己分析と改善を繰り返すことで、子供の精神的な成長を実感しています。

7. 珍しいスポーツだからこそのチャンス

競技人口が少ないフェンシングは、他のスポーツに比べて大会で結果を出すチャンスが多いです。夢が広がる競技の一つだと感じています。

子供の新たな挑戦にフェンシングを

フェンシングを始めたことで、息子たちは身体的にも精神的にも大きく成長しました。このスポーツの魅力は、親子で感じられるものばかりです。興味を持った方は、ぜひ地元のフェンシングスクールを調べてみてください。お子さんが夢中になれる新しい世界が広がるかもしれません!

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