ASUSのWi-Fiルーター、RT-AX59Uのレビューというか、接続の注意点と簡易NASの話。
こんにちは。
ASUS「RT-AX59U」ルーターを買ったよってところから随分と空いてしまいました。
今回はレビューっぽいものを書いてみようと思います。
まず結論から言うと、問題なし。です。
無線LANはかなり高速化しましたし、接続も安定しています。USBポートを使った簡易NASも順調に動作しています。
ただ、初期設定で一難あったので、そのことについて書いていきます。
ルーターを交換する場合、本体に「WPS」や「AOSS」と書かれているボタンを押すことで設定を自動でコピーしてくれる仕組みがあります。これを使えると簡単なのですが、今回は手動で設定していきました。
初めに用意してほしいのが、インターネットの契約書類です。
そこでユーザーのIDやパスワード、どのプロバイダーに契約しているのか、IPv6に対応しているのか、どの接続方式なのか、などを確認してください。
我が家の場合は、「OCNバーチャルコネクト」というIPoE接続のサービス契約でしたが、ルーターの初期状態ではその項目がなく、また、最初の初期設定時に確認書類を手元に置いていなかったことで、数時間溶かしてしまいました。なので、最初に書類を手元に置いておくようにしてください。
そして、設定項目がない点については、本体のアップデートを行うことで表示されます。ファイルをUSBメモリー等を使用して本体にアップロードする方法もあるようですが、一度、IPv4接続でインターネットに繋げ、ルーターの管理画面からアップデートをしたほうが後々楽かなと思ったりします。
このIPv4接続を行う際に、プロバイダーのユーザーID等が必要になります。これが間違っていると当然接続できないので、必ず手元に用意してください。(苦い思い出になりました。)
接続設定などは、スマホアプリやパソコンから行うことが可能です。
初期の設定はスマホから行い、IPv6への接続変更や、その他詳細な設定変更(160MHzのワイドバンド無効など)はパソコンからルーターの管理画面にアクセスして行ったほうが行いやすいと思います。
通信の強度ですが、受信側のスマートフォンがPixel 7aで(アンテナが2ストリームだったと思う)Wi-Fi速度が900Mbpsとかいう笑える値がでることもあったので、十分すぎるくらいかと思います。インターネット速度は今計測してみたらDownが330Mbps Upが230Mbpsくらいでした。有線での接続は、以下のサイトで、Downが600Mbps Upが350Mbpsくらいでした。
https://speedtest.gate02.ne.jp/
ただ、この数値は、その地域とか、建物とか、契約内容とか、時間帯とか、そのあたりの条件で全然違ってくるので、この数値がどうだからこのルーターが良い、悪い、と判断できるものではないです。
USB接続の簡易NASについてですが、今6TBの外付けHDDを取り付けていて、正常に動作はしているのですが、管理画面からフォーマットしたりといったことができません。公式サイトの情報をいろいろ見ている感じでは、フォーマットの対応は4TBまでのようです。
なので、4TB以上のHDDを取り付ける場合は、パソコンに接続してフォーマットしてください。
ファイルシステムはNTFSしか対応していなかったと思います。
MacとWindowsでファイルのやり取りを計画している人もいるかと思いますが、Macから書き込むことも読み込むことも普通にできました。詳しくないので何とも言えませんが、ルーター側でいい感じにしているんでしょうか。
簡易NASの設定の仕方について
詳しくないので参考程度でお願いしたいのですが、
ルーターの管理画面の左側にある一覧の中段あたりにある「USBアプリケーション」を押して、2つ目の「サーバーセンター」、上部タブの真ん中にある「Samba共有」、「共有を有効にする」にチェック、あとはデバイス名を決めて、下部でアドミンのアカウントを追加し、複数人で使う場合はそれぞれのアカウントを作って読み込み、書き込みの権限を設定するなどすれば、完了です。
FTP共有との違いが判らずに苦戦したのですが、ざっくりいうと、屋外なのでインターネット経由で接続するなら、FTP共有をONにしてください。自宅内のWi-Fi接続環境で繋げるのみなら、Samba共有のみで良いです。AiCloud2.0との違いとかはよく分かっていません。FTP共有についても、いまいちわかっていないので、屋外からアクセスしたい場合は別途調べてください。
以上、ルーターのレビューというか、設定の注意点についてまとめる形になってしまいました。まあ、もし誰かの役に立てていれば幸いです。