やっぱ普通のNAS買おうかな。

NAS検討の続編です。
結論から言うと、通常のNASを買おうと思いました。

ミニpcでNAS化、データサーバーを作る計画を立てていましたが、細かい設定変更やバックアップの仕組み、メンテナンス等のやりやすさ、今後の維持を考えた時に、最初の一台は無難なNASにしておいた方がいいのではないかと思い直しました。

もしミニpcで組むのなら、windows 10か11のPro版がいいです。
理由は、ふたつ。
リモートデスクトップのホストになるためにはPro版である必要がある。
Pro版には、ストレージをRAID1で運用する機能がある。(Home版はRAID0のみ)
(win7以降であれば、BIOSからだとRAID設定等できるらしいので、手持ちのpcが一台だったり、予算を削減したい場合はpcに内蔵してもいいかも)

RAIDについて。
RAID0は、2台のストレージに分散してデータを書き込むことで、速度が倍になります。しかし、片方のストレージが故障すると、全てのデータが読み込めなくなってしまいます。
RAID1は、2台のストレージに同じデータを書き込むことで、冗長性を確保します。しかし、2台で1台分のデータしか保管できなくなります。

前回貼ったミニpcを使うと、RAID1も組めるし、windowsなのでリビングにある4Kテレビなんかにつないでおくと、それもパソコンとして使えるなど、便利な機能盛りだくさん、と言う感じにはなります。

問題点は、共有ファイル・共有フォルダーの設定等がややこしいこと、また、ネットで検索して設定すること自体は可能ですが、問題が発生した時に対策の仕方が分からなかったり、設定の変更によってどのような効果があるのかを理解できていなかったりと、導入・運用のハードルが高いです。


なので、改めてNASを調べてみることにしました。

最終的に、NASのメジャーなメーカーである、Synologyのエントリーモデル、DS223jを買おうかなと思っています。

実際に購入するときは、初心者ガイドの付属しているモデルを買うつもりです。

この機種を選んだ理由は、最近発売されたモデルでありつつ、価格が手頃な2ベイモデル。また、初心者ガイド付きで安心。と言ったところが大きいです。
正直そこまでハイスペックなものは求めていないし、常にデータのやり取りをたくさんする、みたいなことでもないので、複数台のpcから同じデータにアクセスできればいいのでエントリーモデルがちょうど良かったです。

NASキットを買うときに気をつけたいのは、ストレージが別売だと言うこと。
欲しい容量のHDDやSSDを複数台購入する必要があります。
HDDをRAID1で組む場合を想定すると、6TBの容量が欲しければ、6TBのHDDが2台必要です。また、HDDにもさまざまな性能別のバージョンがあります。例えばNAS向けのHDDは24時間365日通電しっぱなしを想定して作られている高耐久モデルです。価格は普段使い用の約2倍です。
他には記録方式がCMRとかSMRとか回転数がどうこうとかあります。
拘りたいなら調べてみてください。

そして、NASを導入するときに同時に導入したいのが、バックアップの外付けストレージです。
RAID1で運用するNASはすでに冗長性を持っていますが、正確にはバックアップではありません。NASそのものの故障などに対応するために、USB接続の外付けストレージを取り付けるのが一般的です。容量はNASで保存している容量と同量以上が推奨です。6TB×2のRAID1なら6TB以上。

業務で使用する場合や、絶対にデータが消えてはならない場合には、RAIDをさらに冗長性の高いものに切り替えたり、故障率の低いSSDや高耐久のHDDを使用したり、クラウドストレージを併用したり、UPS(無停電電源装置)に接続したり、などの対応が考えられます。
NASのバックアップを別のNASで行う、なんてのもありえます。

何事もやり出せばキリがありませんが、予算などと相談しながら選んでいくことを楽しめると運用していきやすいと思います。

私は予算に余裕があるならSSDで組みたいです。HDDって繊細であっさり壊れちゃうので。持ち運びにも気を使うし。SSDは物理的に駆動するパーツがないので故障しにくい。

HDDで組むのなら、3年を目安に一台は交換した方がいいかと思います。同時に3台買って運用していると、同時期に壊れる可能性もあるので、リスク回避のために一台交換しておくと安心できそうです。


調べたことはなんとなく書き出せたので、今回はこの辺りで。

おすすめ品。 「マグカップ」 飲み物を飲むとき、どれで飲んでも同じだと思っていませんか。 カップって、厚みとか飲み口の形とかで、感じる味わいが変わってくるんです。 ワイングラスなんか典型ですよね。 私は、物によって味が変わるという言い訳を使い、マグカップを増やしています。