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洗い終わった器たち。|器から暮らしを考える_1|
生活環境を整えたくなって、暮らしについて調べたりすると、ついつい今ある器ではだめな気がしてきて、良い器をというものを探してしまう。
この器は100均だしな、とか、思ってしまう。
でも、今手元にある器たちにはもう値札はなくて、今日まで食卓を共にしてきた記憶があるのみで、この器たちの価値は購入価格ではなくなっている。
ある器があったとき、その器が生まれるまでの物語も大切だけれども、そこから持ち主との関係が生まれなければ、作品のステータスを追い求めるばかりのファッション的な『丁寧な暮らし』になってしまう。
お洒落なものを集めてもそれぞれ単体が洒落てるだけ、洒落た囲いを作ってその中で生活していても、集めただけでは中身がない。
丁寧な暮らしというコンテンツを消費するのではなく、丁寧に暮らすことを考えてみてほしい。
大事なのは、どれがいいかを選ぶことではなく、何が必要なのか考えることだと、私は思います。
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