美容皮膚科クリニック内装デザイン事例|光のランウェイを歩く美容クリニック
西宮SHUHEI美容皮膚科クリニック~MidLight Runway~
夙川に位置する美容クリニックの開業案件。限られたスペースで患者のプライバシーをいかに確保するかが課題であった。
エントランスから真っ直ぐメイン通路を確保し、両サイドに診察室や待合ブースを設置、通路両サイドに立つステンレスの列柱パネルは通路に面する側面が発光し、そこを歩く人をライトアップする。
天井を鏡面にすることでその光のラインは垂直方向に伸び、天井高さ3.1mの倍となる6.2mの光のラインとなって非日常的な空間を演出する。通路奥の壁面は全面鏡張りとなっており、そこを歩く自らの姿を映し出す。まるでファッションショーのランウェイを歩く自分を見るその感覚は、美への期待感を高揚させる。
診察室や待合ブース、化粧室など各室へはステンレスの列柱の間から出入りできるようになっている。
カウンセリングルームを兼ねた待合ブースは狭さを感じさせないよう、庭園に面してガラス張りとなっており、屋外空間と一体的で開放感のある空間となっている。
山本周平院長先生よりクリニック開院後アンケートを頂きました
当該クリニックの詳細は下記オフィシャルwebをご覧ください
~患者の心理に確証バイアスを生む医療空間デザイン~
私は「空間デザインは最強のステマである」と常々申しております。
空間デザインによって確証バイアスを患者の心理に発生させることで、医療レベルへの期待値を上げ、医院への信頼度を確固たるものにすることができるからです。
「うちの医療技術は最先端ですよ」「うちの先生は有能ですよ」と言葉で伝えるのではなく、「ここのクリニックには最先端の医療技術があるに違いない」「ここの先生は信頼できるに違いない」と患者さんに自ら感じさせることができれば、そこでの医療に対する期待値が大きく押し上げられ、医師への信頼度が高い状態で来院することになります。
なぜ言葉ではなく空間デザインで伝えるのか?
外部から受け取った情報を私達は「広告情報」として処理し、懐疑的な受け取り方をします。広告情報は相手からの売り込みであり、美化された情報であることを私達は知っています。一方、内部からの情報は自分自身が考え導き出した答えですから、その信頼性は前者に比べ非常に高くなります。
(※詳しくは下記リンクのブログをご覧ください)
視覚情報から思い通りの印象を、見る人の潜在意識に届けることで、クリニックのビジネスを成功に導くことが、医療空間デザインの重要な役割です。
【クリニックデザイン事例集PDFカタログ】
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2024.6.10
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松本哲哉