DeepSeek R1は、最近急速に注目を集めているオープンソースLLMです。日本語対応はまだ十分ではないと思っていましたが、実際に使ってみると予想以上にスムーズでした。長く愛用しているo1とは性格が全く異なり、比較しながら応答の違いを楽しんでいます。
R1の性格
比喩や暗喩表現が好きで、読む側からすると「難解」である
でも、時々本質的な深い思考ができる
一方、ややユーザーの指示を過剰解釈したり、深読みしすぎるところがある。
点と点が独立していて、まとまった議論になっていない
私はR1のことが「中二病」だと読んでいます(😊)
以下、Z世代の「Sober」というキーワードをDeepSeekが小説家視点で考察してもらいました。
この返答からR1の癖が見えてきます。
多声性(ポリフォニー)など、難解な言葉を使っています。プロンプトで設定していないので、モデル自身の気質といえるでしょう。また、単なる表層的な分析に留まらず、「監視と解放」「ノスタルジーの危険性」といった深い問いを投げかけている点です。
一方で、「チェーホフの銃の法則」を応用した解釈など、やや強引で過剰な文学的解釈も見られます。
R1の「中二病」的なところ——枠組みを超えた思考と、時に難解になりがちな表現、観点の離散性——を如実に示す好例と言えるでしょう。
ではo1はどうでしょう?
o1の性格
とにかく読みやすい
同く深い思考ができる
が、R1ほど「刺激的」ではない
彼の返事も見てみましょう。
o1は学者のような論理的な思考を持ち、一貫性のある議論を展開できる、平易な言葉で説明することを好み、読みやすい文章を心がける。そこまで複雑で難解な表現がないですよね?
私はo1のことを「学者」だと読んでいます(😊)
このように、R1とo1は全く異なる思考パターンと表現スタイルではないでしょうか:
R1(中二病)の性格:
比喩や暗喩を多用し、深い洞察力を持つ
時に難解で抽象的な表現を好む
質問の意図を深読みする傾向がある
独創的だが、論点が散在しがち
o1(学者)の性格:
論理的で体系的な思考を展開
平易な言葉で分かりやすく説明
一貫性のある議論を構築
読者の理解を重視した表現
どっちかというと、私は最近R1をよく使っています。
なぜなら……
「無料」だからです!!
o1の週50回の制限と違って、圧倒的な心理的安心感。
そして彼の返事を読むことも大変だが、それなりに「テクストの快楽」を感じられます。
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