Notionの将来を展望!Make with Notion 2024の徹底解説
Notion界隈の最大イベント「Make with Notion」が今日開催されました。発表された新機能は、大きく「既に発表されている機能の再度の宣伝」と「完全新機能」の二つに分けられます。個人クリエイターの視点から、それぞれ詳しく見ていきましょう。
既に発表されている機能の詳細
Notion Form
8月頃にアナウンスされた機能ですが、個人ユーザーにはまだ開放されていません。フィードバックの依頼やアンケートの投稿、出欠確認の回答など、必要な情報を効率的に収集できる機能です。
最も魅力的なのは、回答が自動的にNotionのデータベースに反映される点です。私の場合、劇団の稽古の調整に使えそうでワクワクしています。今まで手作業で行っていた予定調整が、自動化できる可能性が見えてきました。データベース化されることで、繰り返し利用もできるかもしれません。
AIコネクターの強化
既存のSlackやGoogleドライブとの連携に加えて、JiraやGitHubからも情報を探してくれるようになります。ただし、これも以前からアナウンスされていた機能の延長線上です。正直なところ、個人ユーザーの私にとってはまだ縁遠い機能かもしれません。チーム開発などで使用する場合には重宝しそうですが、当面は様子見かなと思っています。
また、気になるものとして、「AI knowledge」という選択肢があるようです。これは恐らく全く検索せずに、AIが学習していることのみで答えるということがと思います。
Notion Mail
これも以前から噂されていた機能で、Notionカレンダーのような独立したアプリとして展開される予定です。Gmailアカウントでログインできる点が、個人ユーザーにとって使いやすそうです。
Notion Mailの真の強みは、NotionのAI機能との統合にあります。特に注目すべきは以下の2つの機能だそうです:
まず、AIによる自動メール整理機能。例えば、採用関連メールの段階別分類など、AIプロンプトを使用したスマートフィルタリングが可能になります。次に、コミュニケーションの自動化機能。スケジュール調整やフォローアップなどの定型的なやり取りをAIが代行してくれます。
さらに、既存のNotion Calendarとの連携により、メール内に予定調整用のスケジューリングボタンを簡単に挿入できるようになります。Gmailユーザーとしては、リリースされたら真っ先に試してみたい機能の一つですね。
完全新機能の詳細
Layouts
「ページを美しく作成しましょう!タスク、目標、ドキュメントをあなたの作業スタイルに合わせてカスタマイズできます」というのが公式の説明です。デモでは、プロパティをグルーピングさせて、ページの右側に移動させることができることが紹介されています。
個人的には、ページの見た目にそこまでこだわりはないのですが、この機能でより使いやすいページが作れるのであれば、積極的に活用してみたいと思います。
カスタム絵文字機能
これまでは標準の絵文字しか使えませんでしたが、今後は自分で絵文字を登録できるようになります。特にチームユーザーにとって朗報でしょう。実際、本業の会社のSlackでは、カスタム絵文字がかなり盛り上がっています(笑)。
オートメーションの強化
オートメーションでGmailの送信や数式が使えるようになります。例えば、ステータスが変更されたら自動的にメールを送信したり、数式を使って今日から1週間後の日付を自動設定したりできます。
特に興味深いのは、Zapierとの連携が予告されている点です。メール送信機能が追加されることで、自分へのリマインドも設定できるようになります。個人的には、Claudeとのチャットログを自動的にデータベースに登録できるようになると嬉しいです。
マーケットプレイス
有料テンプレートの販売・購入をNotion内で直接行えるようになります。販売手数料は10%と設定されています。
さらに、レビュー機能や、閲覧数・ダウンロード数などを確認できるアナリティクス機能も追加されます。確かに、外部のサイトで既にテンプレートの販売は行われていますが、Notion内で完結できるのは大きな利点です。クリエイターとして、これから様々なテンプレートを作成していく可能性を考えると、とても楽しみな機能です(てか既に使えるはずです)。
オフラインモード
個人的に、今回の発表の中で最も注目している機能です。まだ開発段階にあり、2025年のQ1でプレリリースが予定されています。
現状、カフェなどWiFiがない場所や、テザリングの信号が良くない環境では、なかなか執筆作業が進まないことが悩みでした。オフラインモードが頼りの綱です。
これからの展望
今回のアップデートで、個人クリエイターとして特に期待しているのは、Notionフォームとオフラインモードです。特にオフラインモードは、場所を選ばず創作活動に没頭できる環境を提供してくれそうです。
また、NotionAIの進化も目が離せません。
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