スペイン語検定3級受験体験記2 - 一次試験体験記

会場

今回の会場は目白の学習院大学でした。

以前、といっても5年以上前ですが、過去に受けた時にはお茶の水の明治大学が試験会場だったこともあります。

会場自体は通常の大学の大講義室でした。受験番号からすると150名が同一会場で、それを超える受験者は別の部屋だったようです。

6月の受験でしたが、会場の空調は寒くもなく、暑くもなく。ただ、試験中に羽織れる程度のものを椅子の背もたれなどにかけておくことは出来たので、不安な方は準備されると良いかと思います。

持ち物

持ち物は以下でした。

・受験票(ハガキで届いたもの)
・筆記用具
・スペイン語検定対策3級問題集
・飲み物

特に運転免許証などをはじめとする身分証明書は必要なかったです。また、名前を聞かれたりすることもなく。受験票自体が受験者の証明のようでした。

筆記用具としては、
・シャープペン×2本
・替え芯
・消しゴム×2個
・鉛筆 数本
を持参しました。大学の大講義室の机は案外狭く、落としても拾ってもらえるとはいえ、不安要素をなくすために予備を持っていきました。鉛筆はシャープペンが壊れた時の最後の保険です。

試験問題

試験問題の出題の形式は以下です。
・西文和訳5題
・和文西訳5題
問題用紙、解答用紙が一体となったA3用紙が試験開始数分前に配布されます。試験時間は90分あるので、正直、時間的にはかなり余裕はあります。

西文和訳

概ね1~3行程度のスペイン語文の和訳になります。原文の単語数としては多くても50程度でした。以下は完全に記憶をメモしたレベルですので、実際の問題とは相違している可能性がありますが、参考になればと思いますので記載しておきます(間違っていたらすみません)。

1) Uno de los aspectos de la cultura japonesa, sin duda, fascinante es el de Amasan.

2) Para frenar el moleste hipo, cosquillea tu palatar con un algodón, tómate una cucharadita de azúcar con una gota de vinagre, o tira con fuerte tu lengua.

3) El presidente de Filipinas quiere cambiar el nombre de su país....(以下2行程度続く)

4) Al terminar la clase, la mochila va cargado, y de con...(以下2行程度続く)

5) El inglés es la lengua extranjera más hablado en 19 de 27 miembros de UE donde no es la lengua oficial.

こんな感じでした。2)のhipo「しゃっくり」は訳せたものの、cosquillear「くすぐる、こする」やpalatar「口蓋」が全く見当もつかず、訳せませんでした。が、重要なのは部分点をもらえることで、そこ以外の分かる部分をきっちりと訳せば合格に近づくことが出来るはずです。

和文西訳

概ね1~3行程度の日本語文の西訳になります。単語数としてはこちらも多くても50以下かと。綺麗に訳すことが難しいものもありましたが、多少回りくどくなっても、意味が通じるように地道に訳していきました。こちらも以下は完全に記憶をメモしたレベルですので、実際の問題とは相違している可能性がありますが、参考になればと思いますので記載しておきます。

1) JR東日本は弁当の車内販売を終了することを発表した。

2) 春に咲く桜を堪能する花見は、日本人がこよなく愛する慣習のひとつである。

3) あまり時間がなくてもちょっとしたコツで、階段を上ったり、短時間の歩行を積み重ねることで、運動をすることは出来る。

4) 公衆電話は災害時に頼りになるが、小学生の8割が使ったことがない。

5) 結婚して子供がほしい夫婦がいる一方で、経済的、身体的不安により子供を持ちたくても持てない夫婦もいる。

私はJR東日本は JR de este de Japón や弁当を Bento、花見も el Hanami で西訳にしてしまいました。固有名詞は逐次訳までしなくても良いのかもしれません。また、「不安」miedoが分からず、anquietud(本当はansiedadかinquietudのつもり)と書いてしまったり、desastreをdisastreと綴り間違えしたりしてしまいましたが、やはり部分点をかき集められたのだと思います。

回答時に使ったテクニック

解答用紙は問題ごとにそこそこ隙間があったので、以下のテクニック(というほどまで大層なものではないですが)を使いました。

・和訳時は原文の単語にとりあえず意味を書いておく
→途中で「あっ、なんだっけ?ど忘れした!」とパニックになるのを防ぐために、解る単語にもルビの要領で意味を書いてから和訳に取り掛かりました(解答用紙を返却する前には消しましたが)。

・和訳、西訳は解る行から順に訳す
→スペースがあるので、例えば、3センテンスに分かれているのであれば、間を空けておいて2センテンス目から訳したりしても良いわけで、部分点がもらえる前提ですが、自信がある部分から訳して、少しずつ安心を積み上げていくようにしました。

トラブル

当日見舞われたトラブルですが、会場に向かう電車が突如止まりました

ある程度余裕は持っていたものの、流石にかなり焦り、急いで振り替え輸送の別路線に飛びつきました。「こういうことは起こるもの」と心構えをして、早めに会場に着くようにするのが以下に重要か、改めて思い知らされた出来事でした。

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