ICT活用の”究極の目的”って?
ICT支援員的に色々な自治体を回っている方と情報交換会をして、その時に出た話題を言語化して備忘録的に記録します。改めて「なるほど」と思うことばかりでした。
情報活用能力をどのように育てるか
とある自治体の例を見せていただくと、20分足らずで協力してスライド1枚を仕上げる小学生6年生の実践事例をみせていただきました。
そこから考えさせられたのが「情報活用能力の育成」。
生徒それぞれが、タブレット端末を活用してスライドを作って発表して…それが積み重なって進学してくることを中学校の先生は知っていないといけないですね。
(ICTだけじゃなくて、そもそも小中でもっと話しようぜ)
小学校でのICT活用は「担任の力量」が現れて、中学校でのICT活用は「学校の力量」が現れるな、と思いました。小学校でも教科担任制が進むと、学校単位で取り組んでいることの価値が高まっていきそうですね。
また、その方曰く北海道のトップランナーの自治体の話を聞きました。
https://www.city.fukagawa.lg.jp/cms/section/gakumu/m4vuo20000000pri-att/m4vuo20000000q0b.pdf
何がすごいって、上のPDF、令和3年4月に出てるんです。3年前。GIGA初年度から自治体がこんな資料を出して、主導しているってすごいことだなと思いました。
ICT活用の推進はどこからか
部活と委員会と生徒会から使えばいい
情報は自分から取る、という社会の構造になっている(プル型)。与えられることに慣れてはいけない。
それが情報活用能力の一部。
スキャナで読んで共有して…って面倒じゃない?印刷したい人は印刷すればいい。デジタルデータのまま共有すればいいじゃんって話。それを体験する、やりやすいのが部活と委員会と生徒会ということ。
ICTを活用する究極の目的→時短すること
(包含が多すぎるが)
・効率化する
→理解、掲示、指示…
→限られた時間の中で、時間の対費用効果をどのように上げていくか、のツールである。
AIドリルは個別最適化?あれは時間を生み出すためのツール。
導入、使えるようになるまでに時間はかかる。でも、使えるようになることで、時間は圧倒的に削減されていく。そのハードルを超えた学校から進んでいる。
主導は、個人でも学校でも自治体でもどこでも良いんだと思いました。もちろん上の人が進めた方が進みやすい側面はあると思います。でも、逆にいうと一教員の自分でも自分でも勧められるという事ですよね。
2学期頑張ろうと改めて思えました。ありがとうございました。