DELL Latitude E7270 7300 新旧比較

 DELLの法人向けモバイルノートLatitudeの最上位機種7シリーズの比較をした。両方とも中古で入手。25000~34000円であった。
 5シリーズとの違いは、吸い付くような筐体の質感と2.5インチSATAには非対応な点なようである。E7270の1つ下であるE5270も所有していた。

 Latitude E7270 12.5型 2016年
タッチパネル液晶 グレア(光沢あり)1920x1080 IPS?
i5-6300U
メモリ12GB増設
ディスク512GB M.2 SSD

 Latitude 7300 13型 2019年
タッチパネル液晶 ノングレア 1920x1080 IPS?
i7-8660U
メモリ16GB
512GB M.2 SSD?

性能は置いておいて、触れたいのは筐体の造りについてである。

 新型7300はE7270と比較してここがだめ!

・ビジネスノートの癖に有線LANポートなし。
・ただでさえ見えにくかったディスクアクセスや充電インジケータランプなどがコストカットで非搭載。
・画面のタッチパネルモデルもノングレアとなり見やすくはなったが、ベゼルがはみ出して綺麗に指紋を拭き取ることができない。
・ヒンジの質感が安っぽくなった 画面は磁石で閉じるようだ
・かっこよくなくなった?ツートンのカーボン柄や部分的な金属部分の装飾が無くなりコストカットが露骨。正直LenovoやFujitsu製など他のモバイルノートとほぼ見分けはつかなくなった。このパソコンの強みは何だ?
・大幅劣化SupportAssist(ドライバアプデや最適化などのメンテナンスソフト)。重くなるだけ、個人情報を吸い取るような常駐もある。むしろ入れるな
・このアクセスランプはナニ?手前の横長の白いランプを電源ランプと思っていたら起動中に消えた。これではパソコンが点いているのか消えているのかわからない。起動中か?スリープ中か?画面は消えているが起動準備中などの時があるので把握できずストレス。そもそもWindowsそんなに安定性ないだろ

 ここがいい!

・画面はサイズアップしつつ全幅は縮小。コンパクトに
・当然ながら処理性能は高くなっている(2コア4スレ→4コア8スレ)
・Windows Hello対応インカメラは物理シャッターを搭載。
・頑丈さは引き継いでいるようだ

 全体を総括すると、確かにコンパクトにはなったもののCPUの向上以外に良くなった点は見当たらなかった。これが30万円近いノートパソコンか…?
 7300の後継機7310は画面のアスペクト比が16:9から16:10へスクエアとなったようである。搭載CPUも変わったが、ベンチマークから見ると大差はなかった。
 DELLに限らず、かつてのような多様性にあふれる個性的なノートパソコン市場を望む。

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