見出し画像

【ディズニー映画レビュー①】The Black Cauldron (コルドロン)

(※ネタバレありです!)
さあ、記念すべき1作品目は「The Black Cauldron」(邦題:コルドロン)です✨

作品情報

・監督:Ted Berman, Richard Rich
・音楽:Elmer Bernstein
・公開年:1985年
・上映時間:1時間22分
・全世界興行収入:2100万ドル

あらすじ

魔法の壺ブラックコルドロンを手に入れたものは不死身の軍隊を甦らせ世界を支配できるという。
ホーンド・キングはその壺を手に入れるべく行方を追うがその前に立ちはだかったのは、豚使いの少年で勇敢な戦士になるのを夢みるターランだった。
彼は勇敢なエロウィー姫と、吟遊詩人のフルーダー、予知能力を持つブタのヘン・ウェンとともに魔王の野望を打ち破るために冒険に旅立つ。
果たしてターランは、この困難に立ち向かう勇気があるのだろうか?
(引用:ディズニープラス)

評価

オススメ度:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
音楽:歌はほぼなしでした!
映像:★★★☆☆
吹替えor字幕:字幕の方が好きでした!

感想

これは一度も見たことがなかったのですが、ディズニー暗黒時代に作られた映画ということは知っていたのでどんなもんだろう…とあまり期待せず見ていました笑
結果…やはり他のディズニー作品を知ってるからこその辛口な評価に😅

まず最初に感じたのは、展開はやっ!設定雑っ!です😂
1時間20分という短さの映画なので、展開が早いのはわかりますが、登場するキャラの伏線が全然なくて最後まで謎で終わったという印象です笑
そして伏線回収できないのに、キャラがかなり多かったです。
映画の所要時間とキャラ数が合ってない気がしました😇

ただ、ディズニーお決まりの信じる力!とか友情の大切さなんかはちょいちょい出てきたので、ディズニー作品らしさはありましたね!

映像については、1985年に作られた作品と考えると、背景やキャラクターの動きなど見やすいのですごいなあと思います!
ただ、3D作品の綺麗な映像を知ってるので、それを期待せずに昔の2D作品として楽しむのが良いですね!

声に関しては個人的には字幕派でした~。
ほとんどのキャラクターは声質変わらないのですが、ガーギというもじゃもじゃキャラの声だけ特徴に違いがありました!
正直、特徴的な声過ぎて英語だと何を言っているのかわからないのですが(笑)、ガーギらしさは英語の方が出てるなと思いました。(スティッチに似てます)

次はキャラクターのまとめです!

キャラクター

🦸‍♂️Taran(ターラン)
主人公の割には特別な個性や特徴がないな…という印象です(笑)
あと年頃のせい?か、若干わがままで頑固なので可愛らしさがあまりなかった気が…。
そして制作の裏話ですが、ターランは映画製作初期の段階での年齢設定がかなり広く、12~20歳まで考えられていたそうです!(引用:Who’s Who)
結局14歳という設定で落ち着いたようですが、20歳の主人公も見てみたかったですね~!
より賢くて、戦いもそこそこできる!ってな感じの予想です(笑)

👸Princess Eilowy(エロウィー姫)
個人的にいいなと思ったキャラです🥰
この作品、1985年と約40年も前に作られたものなのに、「女の子?子なの?(Girl?)」というセリフが出てきたりだとか、女性でも勇敢に立ち向かえるということを教えてくれたりと、少し前の時代のプリンセス(シンデレラや白雪姫など)よりも自立してるなあと思いました!
このようなプリンセス像から、当時の時代の変化を感じました✨
あと普通に可愛いです、この姫笑

🐷Hen Wen(ヘンウェン)
魔法を持っている動物といえばドラゴンなど架空の動物を想像してしまいますが、この作品ではまさかの豚でした!!
ただ、ターランと冒険に出るまでヘンウェンの力は明かされません。
それまでドルベンからヘンウェンは丁重に扱いなさいと言われていたターランが、なんで豚なんか育てなきゃいけないんだよ!と思う気持ちはわからなくもないですね(笑)

💀The Horned King(ホーンドキング)
なかなかビジュアルが怖いです!😭
顔が骸骨で、眼が赤くて、いびつな角が生えているという…。
それも以前東京ディズニーランドにあった、シンデレラ城ミステリーツアーのラスボスであるとか🤔
そして制作過程では、本来多くの魔法を操る魔術師という設定でしたが、結局瞬間移動などの小さな魔法しか操れないヴィランになったようです。(引用:Who’s Who)
魔術師だとターラン一行が立ち向かえないくらい強くなっちゃうから、とかなんですかね~?

🪕👨‍🦳Fflewddur Fflam(フルーダー)
初めて出てきたときは脇役だと思っていたら、え、そのまま一緒に仲間になるの?!という私の中で一番謎キャラです(笑)
吟遊楽人なのでハープを持っていますが、これが何か役に立つ魔法が使えるわけでもないので、本当になんで持っているのか不思議でした…。
うそ発見器みたいな役割しかないので(笑)

🐶Gurgi (ガーギ)
最初は臆病でどうしようもないキャラだな…。と思っていたのですが、最後は仲間のために自分から犠牲なる。めちゃいい奴やん…😭となりました(笑)
ストーリーが進むにつれて好感度が上がるキャラクターです!

原作

Lloyd Alexander作『プリデイン物語』
「タランと角の王」(1964)「タランと黒い魔法の釜」(1965)
ウィキペディアで読んだ情報にはなりますが、出てくるキャラクターの名前、役割はこの映画とほとんど変わりません。
ただ、『プリデイン物語』は5部作となっており、映画で参考とされているのは1,2作目のみ。
残りの3作を含め、原作の方がスケールが大きくて話の内容も面白そうです。
特に4作目は”ターランがエロウィー姫へ求婚を考えるが、自分の出自が気になり、旅に出る…”という内容で、なんと賞も受賞しているんです!いつになるかわからないですが、いつか読んでみたいですね!

ひとりごと

◉美術担当がティム・バートン・・!
作品詳細を調べている時に知ったのですが、「Nightmare before Christmas」で有名なティム・バートンが美術を担当していました!!彼は芸術大学を卒業した後にウォルトディズニースタジオにアニメーション実習生として雇われていたそうです。現在は監督として有名ですが、アニメーターとしての顔もあったとは・・!スタジオの中では奇行を繰り返す問題児だったようですが、才能豊かですごいですね~!

◉ツイステにも釡が登場!?
私実はツイステもやっておりまして。笑
錬金術授業に大釜が出てきたり、デュースがよく大釜を召喚させたり…とよく考えたら出てきますよね!果たしてコルドロンと関係はあるのか…?と思いますが、今のところはキャラを連想させる感じが全くないので現状は関係ないんでしょうね〜😅ツイステ自体はヴィランズをモチーフにしているので、ホーンドキングらしきヴィラン出てきてもなかなか怖いですしね!😂

7章激アツですよね〜特にこの2人!

次回予告

次はピクサー作品です!見ながら海を感じたいと思います~

いいなと思ったら応援しよう!