米マスメディア信頼度上昇/Googleのアルゴリズムの法律軽視[メディア動向12月号]

アメリカのマスメディア信頼度が上昇の兆し

アメリカの調査会社ギャロップによると、米国民のメディアへの信頼度が上昇傾向にあるという。
政党支持層別の信頼度を見ると民主党支持者が76%と過去20年で最も高い数値を記録。前回の大統領選挙から民主党支持層のメディアへの信頼回復が顕著な結果となっている。共和党支持層とのギャップがどんどん大きくなっているのも最近のトレンド。

グラフを見ると民主党支持層からのマスメディアの信頼はは共和党から大統領が選任・再任されたたびに上昇してるという点も面白い。

Googleがニュージーランドの裁判所の決定に反して、事件の容疑者の実名をニュースレターで配信

ニュージーランドの裁判所が実名報道を規制した容疑者の実名入りの記事を、ニュージーランド国外のメディアが配信し、Googleのアルゴリズムがニュージーランド国内にそのままそれをニュースレターで配信したことが問題になっている。実名報道を行なったニュージーランド国外メディアは少なくともニュージーランドからは見れないようにアクセス制限を行っていたという。しかし、Googleのアルゴリズムはニュージーランドの裁判所の判断を無視してヘッドラインを勝手に配信してしまった。
https://www.ft.com/content/f7a7e098-ff48-11e8-aebf-99e208d3e521

ドイツ有名誌のジャーナリストのスキャンダル

ドイツ有名誌シュピーゲル(Der Spiegel)のジャーナリストのスキャンダルをシュピーゲル誌自身が告発した。不正を働いたとされるジャーナリストは取材対象の発言や存在自体を創作し、その範囲は報道内容全体に及ぶこともあったという。不正は7年間にも及び、寄付金の横領疑惑も出ている。個人口座を振込先にして私的なメールアドレスで寄付を募った疑惑があるという。




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