島が呼んでいる
…そう感じたのは、新社会人となり新生活がスタートしてすぐのことでした。週5で働くようになったので、当然のことながら学生のときほど写真に時間をそそぐことができずにいました。この生活をやめたい、ほどではなくとも、少しの間でもいいから全部忘れてあてもなく写真を撮り歩きたいと思っていました。
島には不思議な力があるように感じます。船に乗って海を渡り、普段の環境とはまったく違う場所に身をゆだね、そこに住むひとの生活の気配を感じながら歩くと、どこか懐かしいような、物寂しいような、心が内側からほどけていくような、なんとも言えない気持ちになります。家に帰ってきてからも、自分の魂のかけらを島に置いてきたような気持ちです。
今回行くことに決めたのは、愛知県の離島、日間賀島と篠島です。GWで若干ひとが多かったものの、少し道を外れると違う島なんじゃないかと思うぐらい声がぱたりと聞こえなくなり、ゆったりと歩くことができました。
このnoteでは今回の旅で出会った景色をひとこと加えたり加えなかったりしながら紹介していきます。
名古屋から電車で一時間ほどで港に着きました。
電車を降り、港まで歩くだけでも楽しいです。海のにおいがだんだん強くなっていくのを感じます。
海沿いにあるものは、カラフルだったり形が特徴的だったり、普段ほとんど見ることのないものばかりでテンションがあがります。ちなみにまだ船にすら乗ってません。
ようやく乗船。ちょっと雲が出てきました。
船の上感がないですが、20分ほどで島に到着しました。最初に来たのは日間賀島です。
ねこが出迎えてくれました。その後を追うように奥へ向かいます。
いつまでついてくんねんの目で見られたのであとは自分で道を決めることにします。
小さな島なので、ゆっくり歩いても30分でどこかしらの海辺に着きます。主要産業は漁業と観光業なので、船がたくさんありました。
どこを撮ってもいい感じになるので立ち止まる回数が増えてしまいぜんぜん進みません。
お昼は生しらす丼を食べました。
再び島内を歩き回ります。
ちょうどいい頃合いになったので、次の目的地、篠島に向かいます。船で5分です。
到着したものの天気がだいぶ怪しくなってました。
15分ほど進むと一気に人の気配がなくなり、もう使われなくなった船やコンテナなんかが忘れさられていました。
自然が居住地のすぐそこにありました。
一通り歩いて回ったところで雨が降りそうになってきたので、少しはやめに切り上げて帰りの船に乗りました。すると船が出発した直後から雨が。
これにて今回の島旅は終了です。たまにはひとりでゆっくり歩くのも悪くないです。
最後までご覧いただきありがとうございました!またこういう写真を垂れ流すnoteも投稿していきたいです。
【今日の一曲】道中、シャッフルでたまたま流れてきた曲です