飛距離を伸ばし、長打を打つために必要なたった1つの事とは?
埼玉県草加市・東京都の北千住・曙橋の野球の動作改善専門トレーナー北村智哉(Twitter:@kugayamatomo)です。
試合や練習で長打を打ちたいと思った時に何をしますか?
・バットの振りを大きくする。
・ボールの芯よりも若干下をバットに当てる。
・スイングをアッパー気味にする。
など人によって、様々な取り組み方があります。
しかし、前提条件として、私は、たった1つのある事が大切で、それと同時進行で、上記の様な様々な取り組みが大切だと考えます。
それは・・・全身の筋力アップを図っていく事です。
何故なら、どんなにバットをアッパー気味にしようが、振りを大きくしても、全身の筋力がなければ、バットからボールへと力を伝えられず、ボールは飛ばないからです。
今日は、少しでも今よりも飛距離を伸ばし、長打を打つために必要なトレーニングお伝えしていきます。
身体がデカい
まず、考えて欲しい事があります。
プロ野球やメジャーリーグの試合を試合を観ているときに、ホームランを打つバッターは、どんな身体をしていますか?
ひとまずこう思いませんか?
「身体がデカい。」
そうですね。
みんなデカいんです。
身長が高いということも含め、体重など見た目が大きいですよね。
何人か日本人で例を出すと・・・
・ヤクルト 村上選手 身長188cm 体重97kg
・巨人 岡本選手 身長185cm 体重96kg
・ソフトバンク 柳田選手 身長188cm 体重87kg
・オリックス 杉本選手 身長190cm 体重104kg
・阪神 佐藤選手 身長187cm 体重94kg
もちろん、小柄でホームランを量産している選手もいますが、基本的には、上記の様な選手が多くホームランを打っています。
ちなみにメジャーのヤンキースに所属しているジャッジ選手は、身長201cm・体重128kgという、ちょっと次元が違う体格ですねw
話は戻りますが、それだけ身体が大きいと全身の筋力もそれなりにあります。
実際に、どれだけあるのかは数値などは公表されていませんが、予想はつきます。
引退された千葉ロッテの福浦選手のトレーニング風景がYoutubeでアップされていたのですが、その中でベンチプレス100kgを何回も連続で行っていました。
ちなみに福浦選手は、身長188cm・体重88kgと公表されていますので、それよりも身体が大きい選手は、ベンチプレスだけでいえば、福浦選手よりも扱っているかと思います。
詳しく動画を見たい方は、リンクを張っておきますので、下記のリンクからご覧ください。
何故そこまでして筋力をあげる必要があるの?
では、何故そこまでして筋力をあげる必要があるのでしょうか?
あげなくても打てるのではないか?と思うかもしません。
ピッチャーが投げたボールというのは、100km/h以上のスピードで向かってきます。
時には、120m/h以上や150m/h以上のこともあります。
この様なスピードボールに対して、バットを振り、当てた時に大きな力同士がぶつかります。
その時に、仮にボールの力に負けてしまうと、バットは押し返されてしまいます。
すると、ボールはその分、前に飛ばなくなります。
しかし、ボールの力に負けずに、バットが押し返される事がなければ、ボールへと力を伝える事が出来ます。
その分、ボールは遠くへと飛ばす事ができます。
また全身の筋力があることで、バットの早く振る事ができます。
スイングスピードというのもボールを遠くへ飛ばし、長打を打つことには欠かせないポイントにもなります。
その様なことから、全身の筋力を向上させていく事が大事なのです。
全身の筋力アップを図っていけばいいの?
では、実際にどの様なトレーニングをして、全身の筋力アップを図っていけばいいのでしょうか?
おすすめは、ビッグ3といわれる種目です。
ビッグ3とは、以下の3種目のことを指します。
①ベンチプレス
②スクワット
③デッドリフト
この3種目を行うことで、全身を満遍なく鍛えていく事ができます。
もし、余裕があれば、懸垂やランジといった他の種目も入れられるといいですが、まずは、この3つをしっかり実践してみてください。
これらを行う際に目標の数値があるとわかりやすいですよね。
そういった意味でも、1つの目安として、以下の数値を目標にしてみてください。
①ベンチプレス:自体重と同じ重さが1回挙がる。
②スクワット:自体重の2倍の重さが1回挙がる。
③デッドリフト:自体重の2倍の重さが1回挙がる。
多少、重さの目安は上下した意見があると思いますが、これぐらいをまずは目指していくことで、いいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
長打を打っていくためには、ミートさせるポイントなどスキル要素のレベルアップも大切です。
しかし、スキルだけでなく、身体の部分をしっかりレベルアップさせていくことも大切です。
そのための1つの方法として、全身の筋力アップも非常に大事なポイントになりますので、ぜひ日頃の練習でもトレーニングを取り入れて行ってみてください。
ただ、1つ頭の片隅に置いておいて欲しい事があります。
それは、全身の筋力アップを図るトレーニングをしたからといって、必ずしも長打が打てるわけではありません。
その点をしっかり理解した上で、様々なトレーニングを行ってください。
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野球の動作改善専門トレーナー北村智哉
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