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大谷翔平選手の怪我(肩の脱臼・脱臼)に関して思うこと

こんばんは。
埼玉県草加市、東京都駒沢公園・曙橋の野球の動作改善専門トレーナー北村智哉(@trainertomoya)です。

今朝は、アメリカMLBのワールドシリーズ第2戦を観ていました。

先発は山本由伸投手で、大谷選手も1番DHで先発出場していました。

その中で、7回に大谷選手が出塁後、2塁への盗塁を試みましたが、アウトになりました。

その後、大谷選手が左肩付近を痛めた様子で、トレーナーが駆け寄り、付き添われてベンチに戻りました。

その後、公式に大谷選手が左肩亜脱臼という情報が発表されました。

ロバーツ監督 大谷翔平は左肩亜脱臼「今夜か明日に精密検査」も「筋力や可動域は問題ない」今後は「ラインアップに戻ってくることを期待」
デイリースポーツより

脱臼とは?

もしかしたら脱臼という怪我の名前は聞いとことあるかもしれませんが、亜脱臼という言葉を聞いたのは、初めての方もいるかもしれませんね。

脱臼というのは、関節から骨が完全に外れてしまうことを指します。

亜脱臼は、骨が外れかかっている or 一部が外れているという状態です。

もし、このような状況になると、見た目も変化があるので、医療や怪我の知識がある方は、ある程度分かります。

正確に判断するには、MRIといったものを医療機関で使用し、撮影する必要があります。

脱臼したらやるべき事・やらない事

ここから、実は、私が言いたいことです。

脱臼や亜脱臼は、関節から外れてしまった骨を元に位置に戻すことが必要になります。

しかし、素人の方がこれをやろうとしても、ほとんどうまく出来ませんし、やることは絶対に避けてください。

その理由として、脱臼した関節周りには様々な組織があります。

・靭帯
・腱
・関節包

など、大事なものがたくさんあり、場合によっては、神経や血管などもすぐ近くにあることもあります。

もし、仮に素人の方:知識がない方が無理やりやったらどうなるでしょうか?

周りの組織を傷つけてしまい、もしかしたら更に状況を悪化させてしまうことも考えられます。

以前、高校野球のベンチで監督さんが肩を脱臼 or 亜脱臼した選手の肩を整復していました。

しかし、これは危険な行為です。

基本的に整復が出来るのは、医師や柔道整復師といった、国家資格がある方のみになります。

私のようなトレーナーでもこれをやることは禁止されていますし、仮にそれによって怪我を更に負わせたら、訴えらえた場合、負けます。

それぐらい整復するという事は、危ないことでもあるのです。

脱臼したら何をやる?

では、もし自分の知り合いや選手が練習中や試合中に脱臼(亜脱臼)した場合は、どうすればいいのでしょうか?

まずは応急処置として、脱臼(亜脱臼)した部位を固定 or 安定するようにします。

肩の場合でしたら、Tシャツやタオルなどを使うことで出来ます。

詳しくは、下記のリンクを参照してみてください。
大阪医師会の「脱臼」に関してのページへ行く

また、必ず専門医がいる病院へ行きましょう。

整形外科のいる病院を探せば、きっと近くにあると思います。

また、土日であれば、救急で必ず行くようにしてください。

ここまで出来れば問題ないと思いますので、あとは診察してもらった医師の言われたことを守って、生活などを送ることを心がけてください。

怪我した時は、いかに迅速に対応出来るかが、競技や日常生活への復帰に関わってきます。

簡単ではありますが、ここでお話しした内容をぜひ頭の片隅に入れておいてください。

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野球の動作改善専門トレーナー北村智哉

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