復興のあしおと
本日、昨年の7月豪雨で被災した事業者が出店する「人吉復興コンテナマルシェ」がオープンしました。コンテナを活用した仮設商店ではありますが、地域に飲食店の灯りが灯り始めることは復興を実感するうえでもとても嬉しいことです。(人吉市九日町旧イスミさん裏手)
6事業者が出店されていましたが、初日からたくさんのお客さんが来たためか売り切れも続出していたようです。風は冷たかったものの、緑の人工芝とスノーピークのチェアが映えていました。
中心商店街の裏通りにあるこの場所は以前は利用されていない駐車場跡地でしたが、1年以上前に人吉TMOと人吉市商工会議所が主催した「リノベーションまちづくり実践ミーティング」で検討していた空き地の利活用のアイデアが花開いたような気がします。
ショップで注文し商品を待っていると次々に知人に声をかけられました。皆さん前向きに「こういうことがやりたい」「いまこんな事考えてる」というお話でしたが、そういえば水害後は人と会うたびに、自分の被害状況や友人知人、家族の大変な状況などを聞かされていました。ある意味暗い話題です。
こうした場所が商店街の中心にできることでみんなが集い、明るい話題に花を咲かせることができるのはとてもいいことですね。まだまだ事業者の方々は自身の店舗の復旧を行いながら、しかもコロナ禍という苦境の中ですので大変ではあるかと思いますが、私たちも微力ながらお手伝いしていきたいと思います。
そういえば、緊急事態宣言下でテイクアウトを余儀なくされた飲食店のオーナーさんが、お客さんがお店に居ない中、テイクアウトの料理を作るのはモチベーションが保てないと言われていたことを思い出しました。お客様の顔を見ながら作った自慢の料理を食べてもらいたい!そんな日が早く訪れて欲しいものです。