考えるチカラ
デジタル化が進んでいますが皆さんはどのようにメモを取られていますか?
手帳やノート?パソコン?
私はノートにメモを取るようにしています。
デジタルの仕事に携わっていますがアナログです。めっちゃボールペンのインクが無くなるのでリフィルの買い置きは必須です。さらには要点を赤ペンでチェックし、必要に応じてデジタルメモ(あとで加工が必要なものや検索するもの)に転記しています。
アナログメモの良さは「思考すること」だと思います。
パソコンのタイピングは便利な反面、ロボットのように機械的な作業になりますので脳が機能していないと言われます。記録したものを読み返すわけでもなく思考もしないので印象に残らないことが多いと思います。
つまり思考や記憶するためには手を動かすということですね。ふとした時にノートを見返すと赤字の箇所が目に入ります。できていないこと、やり残したこと、ここでさらに思考を繰り返すことになります。
私は趣味で音楽をやっているのですが、作曲や作詞もします。作詞は専用のノートに万年筆で書くようにしています。書くものなど普段のビジネスと違って思考する環境を変えたいという思いもあります。
先日、お客様と意見交換させていただいた際に、話の流れの中でコメントを求められるのですが、若手スタッフに先にコメントするように促しました。すると、いつも流暢にソツのない会話をするスタッフがシドロモドロなコメントをしてしまったのです。そう、いつも彼は自分の前に発言する方のコメントに付加した形でコメントをしていたのです。つまり意見交換の間、発言する前提で疑問点や課題点などを考えていなかったのでしょう。もちろんその時の若手スタッフの気持ちはわかりませんが、少なくとも会議の間、ただ話を行くために参加していただけのような気がします。
アナログとデジタル。考えるチカラを養うためにも、どちらか一方ではなく両方、上手に使いたいですね。