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Photo by
yuri_gaeru
寡黙な主人公は基本的にいない
ドラマに出てくる人は基本的におしゃべりだ。
ドラマに比べると映画は(傾向として)台詞が少なめだったりするけど、でも基本的には思っていることを口に出すことによって(台詞によって)物語が進行していくから、『寡黙な人』というのはサブキャラでは稀にいるとしても、主人公ではありえない。
脚本を書いていて今まで特に疑問に思っていなかったけど、台詞というのはいろんな思考の先にポッと出てくるものだから、それを頼りに物語が進んで行くというのはやはり特殊なことだと言える。小説の場合は、台詞と地の文は書き分けられるけど、ドラマの場合は話す相手を変えることによってしか、本音と建て前を書き分けることができない。
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