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脚本づくりの自習室(定期購読マガジン)

脚本家の方や、脚本作りに興味のある方に、「へえ~、そんなことで悩んでるんだ」と知ってもらえるような、主に行き詰まってることを書いています。脚本の技術向上を目指して自問自答するマガ…
脚本家の方は「こんなやつもいるんだ」と安心してもらえるような、そして脚本家志望の方には「なんだか自…
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#書き方

脚本の余白について

脚本は時間と空間の感覚が肝要である。 シナリオブックが発売されて一般の方も「脚本」を読むことになり、感想をもらうことが多くなった。小説とは違って具体的な表現描写がないため、一般の人には何の事やら分かりにくく、俳優のファンがそもそも多いこともあって「これを映像にするなんて俳優さんはやっぱりすごい」という感想が目立つ。間違いではないが、合ってもいない。

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脚本家、蒔田光治さんとの出会い

今週は豊島監督氏とスキャット後藤氏と赤坂で焼肉を食べた。その模様はいずれ「スキャットさんのニャニャニャ」(Youtube番組)として公開される模様。外に出してはいけない会話はだいぶ削ってもらった(ありがとうございます!)。

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アイデアが出ない時、のアイデアとは何か。

脚本を書き始める時は、打ち合わせであるていど物語の最後まで見えていて「あとは書くだけ」となっている状態のことが多いため、「ああ~~、さっぱりこの先が思い浮かばない! どうすりゃ終わるんだ!」というようなことはない。 僕の一番不得意とするところで、得意だと思われていることは「構成」である。構成というのは雑に言うと、ネタの出し方や順番のこと。面白い話も「こないだ笑っちゃったんだけどさ、アハハハ」と話し始めれば、聞いてるほうはサーッと冷めてしまうように、書く内容が決まっていてもそ

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キャラクターがハネるとは?

若い頃、書いた脚本の打ち合わせしてると、先方(プロデューサーが)「うーん……」と悩み始め、「なんだかキャラがハネてない」「段取りになっちゃってるなぁ」と言われて重い空気になることが多かった。 僕のほうは、何の事を言われているのかよく分からないので「そうですか……」と返事をするしかないし、向こうは向こうで、「どうしたらいいかなぁ……」と悩んでいる。地獄のような時間である。

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