【ほぼ全結果公開!】遺伝子検査「23 and me」体験レビュー ~ 後半 ~
前回記事では、23 and meでの遺伝子検査を受けるまでの流れを書きました。今回は、お待ちかね(?)の結果を公表します。
「Ancestry」「Health」「Trait」の3部構成です。
Ancestryとは?
自身の先祖を、DNAから探るという分析です。
遺伝子的なルーツを探ることができます。アメリカで今、このタイプの遺伝子診断が大ヒットらしいです。(23 and me、Ancestry等) 他民族文化ならではですね。
では、自身の結果を好評したいと思います!
じゃじゃーん。
99.6% Japanese
知ってた!www
ハーフでも、クオーターでも無いっていうのは、じいちゃんばあちゃんの顔から何となくわかっていたけど、やはりというか、なんというか、生粋の日本人でした。
そういう意味ではそこまで新しい発見はありませんでしたが、これアメリカ人とかが受けたらたしかに面白そうだな〜〜とは、すごい感じました。オレ、アジアの血が流れてる。とか実はルーツは南米なんだ。とかなんかいろんな発見がありそう。なんて感じました。
以上が「Ancestry Composition (祖先構成)」というセクションです。
祖先には、他にも2つセクションがあります。
まず、Neanderthal Ancestry(ネアンデルタール人 祖先)です。
ここでは、DNAの中に、どれくらいネアンデルタール人成分が含まれているかが分かります。
自身の結果は、、、、
236個の部分がネアンデルタール人的みたいです。
これは、23 and meでは少ない方らしく、調査した89%の人が僕より成分多めらしい。
ネアンデルタール人って、自分たちと違うタイプの人類ですよね。
なんで混じってるの?
と思ったら、歴史上6万年前ぐらいに、ネアンデルタール人と現人類がイスラエル辺りで交雑してたみたい。なので、逆にアフリカ系の人はネアンデルタール要素低めで、非アフリカ系はネアンデルタール要素高いらしい。なんかこういう歴史的なものが自分の中に組み込まれてると思うとおもろいですね。
次のセクションがMaternal HaplogroupとPaternal Haplogroupです。
和訳すると、母方の遺伝子グループと父方の遺伝子グループですね。
今の人類は、アフリカの一人の母から生まれたという「ミトコンドリア・イブ」の話は聞いたことがあるかもしれませんが、その話です。
ミトコンドリアのDNA及びY染色体のDNAを調べることにより、歴史的に自分のDNAがどのようなタイプなのか分かります。
自分の母方遺伝子グループは
「B5a2a」らしいです。
あんまりピンと来ませんが、説明を読んでいくと、、、
自身の起源は中国の漢民族にあるらしい。(日本人だから当たりまえ?)
なるほど、「キングダム」が自身の心をアツくしてくれる理由が少しわかった気がします。www
父方DNAタイプ(Y染色体DNAグループ)は、
「C-M8」
また、よくわからんの出た。www
ただ、コレ説明読んでくと、ちょっと面白い事実判明。
このタイプは日本人のタイプみたいなんだけども日本人の中でもレアタイプらしい。その率日本人の2%!!!おー、やった〜〜!!何故かレアっていう言葉に弱いボク。
"That distribution suggests that ancestral representatives of C-M8 were among the earliest residents of what is now Japan."
お、自分の理解が間違ってなければ、日本に一番乗りした種族の末裔的な感じ?!お〜〜、なんかカッケー!(特に意味はないけど)
とりあえず、よくわからんけど生粋のジャパニーズということがまた証明された気がします。
↑ wikipediaでも、レアって書いてた!?
以上が、「祖先」の判定結果です。
なんか、祖先がわかるってワクワクしました。これだけでもかなり面白い。
Healthとは?
続いて、Healthセクション。
ここは自身としては、目玉のセクションでした。
なんか、病気のかかりやすさとか、リスクとかわかると準備できるな〜なんで思っていました。特に、がんなどの遺伝子リスクはできれば知っておきたいなあなんて思っていました。
ドキドキ、ドキドキ
(これ、本当にドキドキするので是非体験してみて欲しいです。)
と見たところ、
「Variants not detected」つまり病気の原因となるような遺伝子は今のところ特には見つからなかったとなります。
よかったあ〜〜〜。
そこまで表示される病気は多くないですね。(確か23 and me一回訴えられてNDA認可とらないと表示できなくなって厳しくなった)
パーキンソン病とか、乳がんに関係している遺伝子とか、主要なやつです。
遺伝子に刻まれてるということで、変えようがありません。
そう考えると本当にこの情報はセンシティブですね。
↑乳がんと関係しているBRCA1/2の異常は検知はされなかったが、まだ知られてない変異(異常)がある可能性はあるよとの注意喚起
一安心するとともに、もし入っていたらと思うと、遺伝子データが与える社会的倫理的インパクトの大きさを肌感として実感しました。
Traitとは?
最後にtrait(特性)セクションです。遺伝的にわかる特性を教えてくれます。
一部を一覧で見せるとこんな感じです。
まあ、ピンと来ないですよね。w
数個か気になるものにフォーカスして見たいと思います。
まず、はじめに「Hair Thickness」
あなたの髪の太さがわかるコーナです。
「太め」と出ました。はい!確かに太いです。正解!!
次に「likely to frash」これはお酒飲んだときの赤くなるか?俗に言うお酒弱い人ですね。
自身は該当の遺伝コード部分が、AGという一つだけ破壊されてるタイプでした。つまり「赤くなる人」確かに、お酒呑むとすぐ赤くなります!こちらも大正解。
なかなか面白いですね。
ちなみにご存知の方も多いかもしれませんが、この遺伝子型に関しては人種とかなり関わりがあります。
東アジア人は、40%ちょっとこの「赤くなる人」がいるのに対して、ヨーロッパ人では0%!!!!赤くなる人が駆逐(?)されてるのですね興味深いです。
他にも「Mosquito Bite Frequency(カの噛まれやすさ)」
「Sweet vs. Salty (塩っぱいの好き or 甘いの好き)」
「Genetic Weight (遺伝子的太りやすさ)」
「Your wake-up time prediction(朝型 or 夜型?)」
などいろいろな特性が分かります。(全部で40個ぐらいあった)
噛まれやすい、塩っぱいの好き、ちょっとだけ太りづらい、ガチ夜型など、なんとなく当てはまっているように感じました。
まとめ・今後
遺伝子は結局のところ一要因であり、まだ未解明部分も多いとはいえ、これらのことがわかるのはなかなかワクワクする体験でした。
一番ワクワクしたのは祖先セクションでした。自分の祖先を知れるって新感覚です。ハーフとかだったらよりおもろかったと思います。
特に、今回は見つかりませんでしたが、病気の遺伝子が見つかった際は、今後の人生の過ごし方にインパクトを与える意味ですごい大きなことだと肌で感じました。
また、生の遺伝子データ(63万箇所の遺伝子データ?!)のdownloadも出来たので、今後の再活用も機があれば行っていきたいです!!
ぜひ、興味を持った方は遺伝子診断トライしてみてください!!
でわ〜〜〜