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SDGsゲーム体験から学んだ「さいきょうのゴール設定」

現在私が仕事場として利用しているco-ba koriyamaでは、
様々なイベントが開催されています。

今回「ゲームで体感する SDGs」というイベントに参加してみました!
https://www.facebook.com/events/2096126063789830/2120851431317293/?notif_t=admin_plan_mall_activity&notif_id=1559901088652978

興味深いゲームでした!!当日終わったあとは、言葉にならない「モヤモヤ」があったのですが、一晩経つにつれ、その部分が自分なりに整理されてきたので、ここでまとめます。

SDGsゲームとは?

SDGsというのは、聞いたことあるでしょうか? 聞いたことはあるけど、あまり詳しくは知らないという方が多いのでは無いでしょうか?こちらは、「Sustanable Development Goals (持続可能な開発目標)」です。国連サミットで採択され、世界で2030までに目指していこうよと決めたゴールになり17の大きな目標が設定されました。

そしてこの「SDGs」の世界観を体感できるのが、SDGsゲームとなっています!

具体的なルール説明は省くのですが、大枠を説明すると

1. ゲーム参加者それぞれが、1国みたいなものになり、ゲーム参加者全体で世界をつくる(今回は15人の参加者がいました。)

2. プロジェクト、時間、お金のカードが参加者に配られる。それを駆使して世界を開発していく。

3. ゲーム参加者には、それぞれにゴールが予め設定される。その達成を目指す。 

4. プレイヤー同士での、交渉は基本何でもOK!(プロジェクトの交換など)

です。


実際にゲームをやったときに起こったこと

まず、個人視点で語ると、自身のゴールは、大いなる富

なるほど〜、1200Gお金集めれば、良いのね。

ということで、お金が貯まるようなプロジェクトを探します。ただ、自分の手持ちプロジェクトは2枚。そのため、もっとお金が溜まりそうなプロジェクトを持ってる人を探します!「いた!」そして交渉します。「あなたが持っている〇〇プロジェクトをください。そのかわり、時間とこのプロジェクトカードを渡します。というかそのプロジェクトカードをいただければ、1200G以外の全てをお渡しします。(お金も200G貸してください500Gにしてすぐ返します。)」みたいな力技交渉をしました。

そして成立。見事1200G達成。ここまで20分中3,4分ぐらい?、ほぼ最速でのゴール達成と思います。

その後は、他の人のサポートできないかと終始うろついたり、世話焼きおばさん的な活動をしてました。

全体を眺めると、最終的には10/15が達成されました。ただ、世界を表す「経済、環境、社会」というパラメータがあるのですが、経済が発展しまくり、環境と社会はボロボロでした。


ゲームを通じて感じたこと

モヤモヤしました。

「どうすれば、もっとうまく立ち回れたか、どうすれば、もっと世界はより良いものになったのか」

なぜなら、ほぼ最速の達成とおもっていたのですが、そのあと、手駒をすべて失った自分は、世界のために何かしたいと思っても、そこからは、口以外の何も出せないプレイヤーになっていたのです。

そして最後の振り返りのときに気づきました。ゴールを読み違えていたのです。

1200Gを保持する。ではなく「1200G以上の富をゲーム終了時に保持している。得た富を十分に利用できる豊かな世界が整っている。」

というのがゴール文言でした。

「豊かな世界」

なるほど、後半文面を完全に自身は逸していました。

ゴールを読み違えていたのです。ゴール設定が間違っていたのです。

本当にこのゲームは、社会の縮図ゲームですね。実際に「ゴール」だと思っていたものが、到達してみたら本当に目指してたゴールではなかった。みたいなことって良く人生でもありがちな気がします。


ぼくがかんがえたさいきょうのゴール

ただ、もう少しその後「ゴール」について考えてみると、じゃあ正しいゴール設定ってなんだろう。っていうことを考え始めます。

確かにゴール設定は、有効な手段です。これがあることで漠然とした人生を指針を持って進むことができます。

ただ、たとえば先程の「豊かな世界」って言うのは、全てを包括したゴール文言ですが、これって「幸せになる」とか「世界平和」みたいなもので、正しいですが、曖昧すぎて目指し方がわからないってなります。(そして読み違える)

一方「1200G保持」っていうのはわかりやすいですが、その仮定で大切なもの(家族とか、環境とか)を失っていたら元も子もありません。

あと、このゲームで学んだこと「ゴール」って言ってるけど、それ達成しても基本的に世界も自分もそのあと続いてくよってことです。

そんなことを色々考えてくと、いいゴールの条件が色々と見えてきます。

1. ありありと思い浮かべられるモチベーティブなゴールであること

2. ゴール後にも続いていく世界があることが配慮されていること

3. 周りの共感を呼び、協力を得られるゴールであること

4. 同時に具体的な数値目標をもち、達成までの道取りを計画できること

これらが「ぼくがかんがえたさいきょうのゴール条件」です。

(自分的には、2あたりが新しい。世界が続くって考えると、全てのゴールはマイルストーンって考えるのもありかもですね。)

って考えると、回ってきますが、SGDsは結構この条件満たさてる気がするのです。やっぱり、人類の叡智が考えただけのことはあります。やるなあ国連。www

ちょっと自身も、自身のゴール設定するときは、ここらへん考えながらゴール設定しなきゃなと思いました。


SGDsゲームのススメ

まあ、このように「ゴール設定」についてつらつらと述べましたが、SDGsゲームはこれ以外にもいろんなことを気づき考えさせられる良いゲームだと思います。

例えば、

・個人の欲望と、全体最適のバランスをどう取るのか

・社会を幸せにするシステムってなんだろう

・人にはそれぞれに本当に、いろんな人や考え方があること。(色々あるのですが、一番ビックリしたのは参加中学生が、社会スコアが下がってるのをみて「荒廃したスラム化した世界が見え、悲しい気持ちになりました」と感想を言っていたことです。想像力豊か!数字としてしか見ていなかった自身とはえらい違いです。笑)

・世界の合意形成の難しさ(国連とかやばいところなんだなって気づきます。w)

・もっといいゲームの立ち回り方はなんだろう?

・SGDsと、世界のこと。企業もうまく巻き込んだ社会運動であること。

等々です。

(2回目でもいろんな発見がありそう。)

いろんなところでやってるみたいなので、是非よかったら皆様もやってみてください!!!(そして感想を教えてください。w)








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