名も無き 大豆 を繋ぐ
早朝に畑の様子を見に行く事が多いのですが、周りのはたけでは自分より年配の方が既に畑仕事をされている事が多いです。
今日も隣の畑の方がみえましたので、挨拶しながら話をしていると、大豆と小豆の種まきの準備をされているとの事でした。
私も今年は「手前醤油」の仕込みの為、大豆栽培をする事にしていましたので大豆栽培について色々と伺っていました。
すると、「わしが作っとる豆、すごく美味しいであげるわ」と、黒豆と大豆の種を分けていただきました!!
最初は畑仲間の方から種をもらい、10年以上自家採取をして繋いできてみえるそうです。
品種名などは分かりません。 とにかく「美味しい豆」であることは間違いなさそうです。
いただいた豆を見た瞬間、エネルギーに満ち溢れている様に感じました。
蒔く為の大豆は既に用意していたのですが、今日いただいた大豆を優先して蒔いていこうと思います。
最近、たね採りに関心が出てきて 『 品 種 』 という事に拘らなくてもいいのかなと思い始めています。
今回の様に、昔からその土地で繋いできた「名も無き種」が何よりも一番です。
野菜(植物)が自然のまま育っていけば「交雑」の仕組みが働いて、「多様化」し、命を繋ぐ確率を高めているのであれば、「品種」という、どちらかと言えば 「単一」的な命の繋ぎはむしろ不自然なのかなぁと思ったりします。
週末自給農的には、「種」で「経済活動」をするわけではありませんので、「ゆらぎ」ながら大らかに行こうかなぁと思います。