ボカロ楽曲にYouTube広告を打った方がいい理由

※　マーケティングとかそういった話になるので、苦手な方は閲覧非推奨です。

　今、ボカロ楽曲の広告単価は、1再生あたり4〜5円くらいです。これって高いと思いますか？安いと思いますか？

　こんにちは。はかめです。今日はYouTubeの広告を打つことへの自分の考えについて書いていきます。

　YouTube広告への自分のスタンスは「インフィード広告は打った方がいい」です。
インフィード広告というのは、動画と動画のに挟まる広告ではなくて、YouTubeのブラウザ機能上でほかの動画と並んで表示されるアレです。

アレ

　広告打ち始める前の自分の感覚でいうと、動画1回見てもらうだけで5円かよ～、高いよ〜と思ってました。実際にやってみたら結構良くて、これはやった方がいいなと思ったのでその理由を以下に記していきます。

クリックされるまでお金がかからない

　インフィード広告ですが、クリックされるまで広告費用がかかりません。5円で確実に1回聴いてもらえることになります。（動画見てすぐ退出されるかもしれないけど）

　これってすごくないですか？CDショップだったら1回試聴してもらえるだけでもすごく貴重な機会なのに……

単に1再生に対して支払うお金ではない

　広告50回あたりチャンネル登録者数が1～2人増えている感覚があります。大事なのは目先の再生数を増やすことではなくて、チャンネル登録してもらってファンを増やすことだと考えています。

　あと、広告からきました！ってコメント書かれるの結構うれしいですよね。街歩いていたらあの人おしゃれ～かっこいい～って言われた時の感覚ですね。そんな経験ないけどね。

　また、再生数が回るとYouTubeのおすすめや関連動画に載ります。これが結構大きくて、自分の動画の再生数の内訳は、Twitter5％、広告20％、おすすめや関連動画70％、その他5％って感じです。

視聴維持率が高い

　動画を上げたときに、広告を打つ→それを元におすすめに載り始める→視聴維持率が落ちてきておすすめに載らなくなる→再生数が止まるという道筋を辿ることが多いです。　　
　
　YouTubeのアルゴリズムにおいて、視聴維持率はとても大事な要素です。（ほかにも評価数とかコメント数も関係すると思う）

　スクリーンショット等撮ってはいないので体感になりますが、広告回し始めた時期は、30秒時点での視聴維持率が60～70％あり、そこからゆるやかに落ちていくので、関連動画やおすすめ動画よりも広告の方が視聴維持率が高いように感じます。
　
　理由の一つとして、インフィード広告が能動的なアプローチだからというのがあると思います。関連動画やおすすめ機能は、視聴者が意図しない動画に飛ばされることが多々あります。しかし、インフィード広告は視聴者がクリックしないと動画に飛べません。視聴者と動画投稿者のミスマッチを減らせるので、結果的に視聴維持率を高く保てます。
　
　また、動画の説明が載せられるというのも大きいと思っています。タイトルとサムネイルから雰囲気は察せても、どういう音楽かまではわかりません。その隙間を、広告に載せる説明である程度埋めることができます。ジャンルを書いておく、楽曲の特徴を宣伝するなど。
　
　ちなみに自分は、見出しを歌詞の一節(例：許さない、あたしを騙したこと)にして、説明は空欄にするという使い方をしています。もったいね～。（インパクト重視という意図はあります）
　
　商品の宣伝等であれば、商品名と商品写真が目に触れるだけで多少の広告効果がありますが、音楽はリンク先に飛んでもらって聴いてもらうことファーストです。だから、名前を覚えさせるのは重要じゃないと思っていて、クリックしてもらうことに重点を置いています。興味を引くのも大事！

いくら打ってるのか

　僕は、動画が上がった3日後までは1日あたり2,000円、それ以降は1日あたり300円打っています。ジュース150円だとすると、ふだんだと2本分なので、コンビニに行くのを我慢するだけで広告が打てます。動画が上がって3日間についてはジュースを14本飲むのを我慢してください。そうすれば2,000円打てます。

　広告のターゲットは10代～20代女性です。女の子目線の曲を書くことが多いので刺さったらいいなという考えです。野郎どもも愛してるよ。BIG LOVE…。

　自分の曲はどの世代・性別に対してターゲッティングされているのかを考えるのも楽しいですね。もっといい方法あったら教えてください。

楽曲制作にも重点を置く

　今回は、せっかくいいものを作っても聴いてもらう手立てが少なすぎると思い、広告を打つメリットについて書きました。ただ、戦略や結果ありきで物事を考えるのはよくなくて、飛んでもらった先に最高のものを提供することが大事だと考えています。

　なので、自分も再生数だけに目がいかないように成長を止めずいいものを作れるよう頑張りたいと思います。身体の成長は誰か止めてください。ダイエット仲間募集中です。

さいごに

　ここまで読んでくださった方、最後までお付き合いいただきありがとうございます。今後も自分の考えを発信できたらと思っています。あ、よかったら僕の曲聞いていってください。