23/11/27
仕事。社長こと父がいないので、兄こと上司が早退するとのこと。なので、わたしもせっかくならと早めに出社する。事務所の片づけや掃除。社長が印刷しまくっている意味不明資料をひたすら捨てる仕事。他にもやりたいことあるのに、「これは必要、これはいらない」と分別しているとかなり時間を持って行かれる……。全部捨てたい……。メールの印刷とか、マジ全部データPCに入ってるんだから捨ててよくね……?最後に事務所の掃除をして終わり。よく頑張った。
帰りに薬局へ。「ここには置いてないから取り寄せか、近くの薬局にあれば買って渡すことができる。少し待っていてほしい」と言われ、「そんなことあるんだ~」と思っていると、「近くの薬局にあるから買ってきます」とのこと。ありがとうございます。無事手に入る。ありがたいな。
家に帰りおやつ。完全に食べ過ぎる。自室で書類関係をあれこれ。
飯食う。鍋。うまし。
「松本清張と日本の黒い霧 未解決ミステリー」見る。
一時期よく見てた松本清張の未解決ミステリーシリーズ。なぜこの時期に再放送されていたのかは謎だが……。
これは「日本の黒い霧」の話がメイン。とりわけ下山事件の話が多い。
国鉄の下山総裁が失踪し、轢死体として見つかった事件。自殺か、他殺か、意見が割れて結局未解決のまま時効を迎えた。
下山事件の前、国鉄では大規模なリストラ(人員整理)があり、そのために労働組合ではかなり大きなデモが起こっていた。共産党が強くなっていた時期でもある。が、下山総裁が亡くなったことでデモは鎮静化。松本清張は「GHQが共産党員を排除するため、またデモをおとなしくさせるために事件を起こしたのでは?」と推理。GHQは「そんなの知らない」と言っているけど、過去の文書を見てみるとそういう風に利用した面もある……みたいな話でした。GHQ統治下の日本の未解決事件、まだまだありそうだな。日本の黒い霧、読んでみるか……。
映像の世紀バタフライエフェクト「イギリス王室の百年 大英帝国の栄光と贖罪(しょくざい)」見る。
イギリス王室の話です。イギリス王室はそもそも「君臨すれども統治せず」だったのが、ヴィクトリア女王の時代にバンバン政治に介入して、子どもたちを各国に嫁がせた。戦争もあり、植民地もバンバン増えて「大英帝国」となる。うおお、ヴィクトリア女王つええ。
第一次世界大戦ではいとこ同士で戦うことになり、第二次世界大戦でも兄弟で戦うことになる(この辺の話面白かったけど、長くなるから割愛します)。結局、第二次世界大戦後に植民地がなくなり、エリザベス女王は植民地だった場所を訪れ、各国との関係は良好ですよ!のアピールをした。大変だったねエリザベス女王……。ダイアナ妃の事件で叩かれたけど、異例の反応をして沈静化。最後の締めの言葉(女王の周りには助言をくれる人も支えてくれる人もいるけど、結局最後に判断するのは自分だし、全責任を負うのも自分って話)がじーんときたな~。
「英国王のスピーチってこの人のことだったのか!」とか「ダイアナ妃のドキュメンタリーは見てたけど、王室の対応はこうだったのか~」と勉強になった。今まで映像の世紀とかいろんなドキュメンタリーで見てた知識も「この時代のことか~」と照らし合わせて見れたのでわりとよかったな。
映像の世紀バタフライエフェクト「パリは燃えているか」見る。これね、良かった。マジよかった。
パリはどんな街かの話から始まる。シャネル、ピカソ、シャルルドゴールの3人の話をしつつ、第二次世界大戦でのフランスの話がメイン。「シャルルドゴールって聞いたことあるな……」と思ってたけど、空港の名前か!!!
まあみんな夢を持ってパリに来た。芸術家も、デザイナーも、移民も。それぞれ活躍してこの美しい街で暮らしていたが、ドイツが第二次世界大戦を始める。フランスは戦わないと決めて、ナチスの統治下になり、ヒトラーが「パリ来てみたかったんだよね~」と言って観光。この映像はよく見る。
シャネルはナチスの愛人になって、裕福な生活。ピカソは監視されつつも、パリで絵を描き続ける。一方、シャルルドゴールはパリの外から「負けるな!蜂起せよ!!」と叫び続けた。最初は響かなかったけど、連合軍が参戦し、ノルマンディー上陸作戦の成功を聞いてからは共鳴したパリのレジスタンスが戦い始める。この辺は映画で見たので「あれか~!!!」となった。無事にレジスタンスと連合軍が勝利!ナチスのパリ担当指揮官がナイス判断をしたため、パリは燃えずに残りました。
戦後も、移民を受け入れる。が、ありとあらゆる人種がいる街だからこそ、フランスでテロが起きてしまう。そんな中、イスラムの人が「わたしはあなたを信じる。あなたもわたしを信じて」と目隠ししてフリーハグを開始。エッフェル塔には「たゆたえども沈まず」の言葉が映し出された……という映画みたいな話。まさに「たゆたえども沈まず」の国。すごい。ちょっと最後泣いちゃったよ。
これに対して日本はなんだろうと少し考えたが、「破壊と再生の街」かもしれないな……。NHKがそういう風に言うからかもしれんが……。
風呂入る。新聞と漫画読んで寝る。