23/11/20

起きてトースト食う。偉い。家事しよう~と思って食器片づけているとAお気に入りのグラスを割ってしまう。ガーン。Aに連絡すると「土に還ったんだよ。手怪我しないようにな」と返ってきて優しい。優しいな……。
支度して出発。仕事。午後だけ仕事しているが、ちょうどよい。今まで一日働いていたのはなんだったんだろうか。思えばほとんどサボっていたな。ふむ……。

実家に帰り、おやつタイム。実家だとするするご飯を食べてしまう不思議……。赤子に必要なあれこれをそろえたのだけど、「これは買うべき?」みたいな項目がいくつかあるので母に相談。大体「買うべき」だった。おむつ用のゴミ箱くらいかな、買わないのは……。「臭わない袋!」とかがあればいいらしいが、友人が「アイラップが有能で、おむつ捨てるときに大活躍」と言っていたので、ちょっと調べてみるか……。

自室であれこれ。飯。「ねこのめ美じゅつかん」をいくつか見る。かわいい。
たけまりの運動。30分くらいやる。いつもと同じ「優しい有酸素運動」をやっているのに、疲れやすくなっている……!これが妊娠後期……!マジ妊娠生活、言われたことがちゃんと起こるのですごい。これで久々に地中海熱とか起きたらイレギュラーが起こりすぎてブチギレちゃいそう。いやいつもブチギレてましたけども。

「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第4回「開戦・リーダーたちの迷走」(4)」見る。このシリーズ本当にわかりやすくて良い。1と2再放送してほしい(何度でも言う)。

今回は開戦に至るまでのリーダーたちの話。世界情勢は不安定になり、各国が権力をリーダーに集めて迅速に判断できるようにした。が、日本は大本営連絡会議で各リーダーが話し合いをして、御前会議にかける。御前会議は”連絡会議で全会一致の場合に”了承を得る、というだけのものなので、反対派が一人でもいれば通らない。結局意見が割れてなあなあのまま結論は出ず。今の日本と変わらないっすね。

リーダーたちも「戦争しても絶対負けるよね」「アメリカを敵に回すなんてね」と言っていた。でも、アメリカやイギリスから石油の供給を止められて「このままじゃ日本はジリ貧になっていくぞ……」という危機感があった。アメリカと交渉をするか、南進(アジア各国の領土を支配)して石油を確保するか、北進(中国・ロシアに侵攻)して、同盟国ドイツと共にロシアを支配するか……。
まずは交渉でどうにか解決できないかと思っていたけど、アメリカから出される要求は中国からの撤兵。「はい!撤兵します!」と言えればいいんだけど、じゃあこれまで中国で戦ったのはなんだったのか。被害者たちになんて言えばいいのか。手柄を全部なくしていいのか。ということで決断できず。
決断できないのをいいことに、関東軍はどんどん満州から中国へ勢力拡大していく。当時の総理はアメリカのハル国務長官と相談しようとしたけど、「いや、あなたと話しても日本の総意じゃないわけでしょ?やっても意味なくない?」ということで開催が流れた。

このハルはハル・ノートの人っすね。授業でやったやつ。
で、にっちもさっちもいかなくなって内閣解散。

木戸幸一の勧めで東条英機が総理に。日本国民は「開戦内閣だ~!」と湧いた。それでも交渉を進めていくが、うまくいかない。このまま戦争しても絶対負ける。でも陸軍も海軍も「戦争はやめよう」と強気に言えない。責任を押し付けられるのが嫌だから。どんどん戦争に向かう準備が進められていくが、決断できない。
そこにとある計算が出てくる。「南進して石油が確保できれば、最初は無理でもそのうち勝てる」という計算。これはかなり多くの仮定を含んだ計算式だから計算した人は「あてにしないでほしい」と言っていたけど、提出されるときは何も言われず、リーダーたちもこれに従い、「南進しつつ、戦争を進めよう!」ということで、開戦の決断をした。という感じ。

開戦までの流れ、今までで一番わかりやすかったかもしれない。やっぱこの番組良いわ。

「完全版 ビルマ 絶望の戦場」見る。マジ永遠に戦争関連のドキュメンタリー見てるな。

ビルマ、今のミャンマーでの戦闘。最も無謀と言われたインパール作戦。その後の1年で作戦時をはるかに上回る命が失われていた。何が起きていたのか、という番組。インパール作戦の番組をそもそも見逃したので、あんまし理解してないんだけど……。インパール作戦後の話から始まります。はい。

悲惨な話が多いし、個人のインタビューが多いので事細かに書いてもアレなんだけど。印象に残ったことを箇条書きで書いていくか……。
・日本軍は作戦が失敗しても「耐えろ!攻撃しろ!」と言って引かなかった。そのせいで犠牲者が増えた。
・ビルマでイギリスからの独立を夢見て日本軍と一緒に訓練し、戦ってきた人たちも日本軍のやり方を疑問視して反乱。
・「イギリス支配から解放される!」と喜んだ現地の人達もだんだん日本が負けたり、盗んだり、イギリス軍の攻撃が日本軍のせいで民家に及んだりするので「日本人最悪!!!!」となる。
・日本軍が「なんのために戦っているんだ???」と思いつつ、頑張って戦っていたら司令部が勝手に撤退。でも「戦え」という命令だけがあり、残された兵士たちは「え???」と混乱。
・日本軍が森や民家に潜んでいても、伝染病や飢餓でどんどん亡くなっていくし、ビルマの人から殺されることもあった。
・ビルマの会社員たちも兵士として駆り出されるが、全然うまくいかず。支店長だった人は支部長みたいになるけど、部下を守れず……。
・「もう日本軍にいてもダメだ。ビルマの人になろう」と現地に残った人も何人かいる。そのまま結婚して子どもを産んで、日本に帰ることを夢見ながら死んだ人もいる。
・イギリス側から見れば、日本の良くなかったところは「道徳的勇気の欠如」。つまり、失敗を認め、謝ることをしなかったこと。そのせいで無理な戦いを続けて死者が増えてしまった。

他にもいろいろあるけど。とにかくもう、リーダーが最悪だと最悪になるよね……。司令部が逃げた時の絶望たるや……。
結構手記とか音声が残っているんだけど、手記が全部面白いというか、頭の良い人が書いた文章って感じなんだよな。大学生とかが繰り上げ卒業になって戦地に行っているから学がある人なんだろうけど……。マジで惜しい命たちを亡くしたよな……。

風呂。漫画。新聞。
iPhoneのストレージを少なくしようとしているのに、アプデしたら10GBくらい増えたので「は?」と思いつつアプリの整理。10GBくらい減りました。偉い。寝る。

グラスを割った話を母にしたら「暮れにいいことがわるわけないじゃない!!」と言われ、名言だと思った。暮れにいいことがあるわけない。その通りです。

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北枕ふか子
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