坂歩き 六本木から御成門
というわけで、2ヶ月ぶりの坂歩き。タモリさんがこんな本を出したので、この本の「雁木坂」編を見ながら歩いてみました。
六本木一丁目駅からスタート。まずは道源寺坂。名の通り、道源寺が坂上にあったことに由来します。
昔の六本木は知らないけど、アークヒルズなど、平成に入って再開発しまくった影響で、この坂が残ってるのは奇跡だとか。。確かに、この写真とか、墓地とビルの対比が何かそそるというか。
永井荷風の「偏奇館跡」を少し目にして、かなり短く緩やかな、御組坂。江戸時代に御先手組の御組屋敷があったことが由来だとか。
麻布小のある通りまで出て、飯倉片町から外苑東通りへ。麻布小辺りは旧紀州徳川家の屋敷があったそうな。
とにかくこの辺り、再開発がすごい。こんなに色々作ってどうすんねんと。タモリの言ってた、20年くらい前のこの辺りがどうなってたか見てみたい。
その後外交史料館覗いて、雁木坂へ。階段だったのだけど、タイルが特徴的。
タモリさんは、真ん中だけが江戸時代に作られたもの、両外側は明治以降に拡張したのではと。ブラタモリで、専門家の先生とかに聞かれて答えた質問は大体合ってるから、これもあながち間違いじゃないかと。。
その後桜田通りへ出て。一度気象科学館へ。津波シミュレーションが印象的でした。申し訳ないが、思ってたより普通だった。日本の例えば最高気温のの記録とか展示されてたり、そういうのあったらよかったな。
一度神谷町駅に戻って、愛宕下通りへ向かう途中にも坂が。切通坂。残念ながら看板みたいなものはなかったのだけど、江戸時代、沿道には売春婦がいて、それでいて増上寺の裏門に通じていたとか。
そして、一度来てみたかったNHK放送博物館。ここで1時間半くらい色々見学してしまった。今日がちょうど真珠湾攻撃の日だけど、当時のラジオがそのまま流れていたり、テレビの歴史がわかったり。無料とかありがたい。
そして、愛宕神社へ。ここ、有名なのに初めて。桜田門外の変で、ここから水戸の浪士たちは襲撃に向かう。また、終戦前日のクーデター未遂の舞台になるなど、この辺りは色々ネタが多い。
噂の石段、これは本当にすごかった。降りる時は怖いし、上がる時は心臓破り。。江ノ島の、岩屋から桟橋に戻るまでのあの辺りのキツさに似てる。今朝は筋肉痛です。
その後東京プリンスあたりまでまっすぐ行って、御成門見て、御成門駅へ。ちょうど三田線が人身事故やってて、帰りは大門まで歩く。今回もよく歩いた。本当。