共通テストの心得

共通テストまで、あと少しです。
皆さん、おそらくとても不安だと思います。
想定外のことが起こったらどうしよう…みたいな感じで。

そこで!
私が共通テスト受験直前に書いた「共通テストの心得」をお伝えしようかと思います。
(私個人向けの内容になっていますが、役立つ部分もあると思うので…)

内容ですが、普段の心がけの話ではなく、実際のテスト問題に対するアドバイスが中心となっております。

私は理系の物化選択者でしたので、「地理」「国語」「英語」「数学」「化学」「物理」について書いておりますが、文系の方でも役立つような事柄はあると思っています〜

当時書いていた内容がメインですが、一部後付けしています。
(傾向が変わっていたらごめんなさい)






地理(社会)

1日目の最初の教科。ここの出来しだいで今後が決まると言っても過言ではありません。ただし出来というのは、「どれだけ得点が取れたか」ではなく、「どのようにテストを受けられたか」という心構えのことです。

解き方ですが、基本的に根拠を持ちながら解答することが大切です。それが確実な根拠でなくともいいので、とにかく勘で選ぶことは避けたいです。
また、2分考えて答えが出ないのであれば、その問題は飛ばしたほうがいいです。案外問題数が多いため、マーク1つあたりにかけられる時間は2分が限度です。ただし2分もかからず答えが出せる問題もあるはずなので、後から戻ってくることもできるかもしれません。そのため、分かりそうな問題から手をつけるようにしましょう。

地理独自の解き方としては、資料に印をつけることをおすすめします。高位には◯、低位には✕、重要な箇所には下線を引くなどです。読む量も多いので、できるだけ読み取りやすくすることが大切です。

時間が余れば、見直しもしておきたいです。とはいっても、「凡ミスがないか」「考え方を再確認する」くらいで大丈夫です。問題を解く時間をたっぷりとりましょう。

ちなみに、各大問にかけられる時間は12分程度です。正直、日本地誌は10分もあれば終わるでしょうけど…


国語

1日目の食後にやってくる教科。眠気との戦いになることが予想されます。ただし1問ごとの配点が高く、稼ぎどころとなる教科なので、頑張りたいところです。

解き方の順番としては、割と自由です。評論、小説、古文、漢文どれからやってもいいと思います。ただし得意分野から先に解くことをおすすめします。

第1問の評論について。多少時間はかけてもいいので、何を言いたいのかを読み取ることを意識しましょう。そのために印をつけることもありだと思います。
漢字や語彙の問題は、先に解いてもいいのですが、文章を読みながらその流れで解いていくと、無駄がなくていいかもしれません。
読み取りの問題は、選択肢を見るよりも先に、軽く答えの予想ができるといいかも。「この部分が答えの選択肢に入ってくるんだろうな…」くらいな感じで。これだけで選択肢も抵抗なく読めるはずです。

第2問の小説について。解き方はおおむね第1問と同じです。
複数の文章が出題されるかもしれませんが、万が一時間がなければ、サブの文章(ノートとか新聞記事の文章とか?)は読み飛ばしてもいいかもしれません。たまにその文章を読まなくても解ける問題があります。

古文・漢文ですが、どちらが得意とかがなければ、先にどちらが簡単そうなのかを見ておくといいかも。もちろん簡単そうなほうから解きましょう。選べないなら古典を先に解くのがおすすめです。

残り時間が少なくなってきたら、各大問の最初にある語彙・文法問題だけを先にやってしまいましょう。案外点数が貰えるので、やっておくだけ得です。
裏を返せば落とすと痛手なので、特に古文単語や漢文の文法はしっかり暗記しておくべきです。私はそれが詰められておらず、基本問題でそこそこ落としてしまいました・・・


英語(リーディング)

1日目の3つ目の教科。稼ぎどころなので、しっかり点数を取りきりましょう。

第1問〜第3問は、30分ほどで終わらせたいです。ただし焦ったら負けです。焦り始めたら一回深呼吸して、落ち着くまで待ったほうがいいかもしれません。

第4問は2つの文章と複数の資料の読み取り問題が予想されます。2つの文章は内容が対応していることが多いので、並行して読むと分かりやすいかもしれません(無理なら良いです)。資料は指示があったときだけ見ましょう。

第5問は伝記の問題。スライドのような資料に内容がおおむねまとまっているため、まずはそれを読んでから、本文を読みましょう。もし選択肢が選べなければ資料の内容を参考に、本文をもう一度確認してみてください。似たような表現があれば、その周辺に根拠がありがちです。見間違いはしないようにね。

第6問は評論みたいな問題。第5問と同じような解き方でいいとは思いますが、内容のまとめを選ぶような問題では、先に選択肢を見ておくといいかもしれません。

事前にすることは実はあまりありません。というか眠気を取るほうが大事なので、気分転換に外に出てもいいかも。


英語(リスニング)

1日目の最後の教科。自分のペースで進められないため、最後にして最大の鬼門となります。30分だけなので駆け抜ける気持ちで臨みましょう。

第1問は、読まれるまでの時間で、軽く選択肢の概要を把握しておきましょう。問題自体はそこまで難しくないですが、細かい文法が出ることもあるので油断はしないように。

第2問は、選択肢を消去法で選べるような誘導が付いているので、音声にしたがって答えを選べばOKです。時間が余れば、第3問の選択肢を見ておきましょう。

第3問は、結構解きにくいようなイメージでした。なぜなら正解の選択肢が微妙だから。「要するに言いたいのはこれだよね?」の気持ちで解きましょう。多少気になってても、間違っていなければ選んでいいかも。

第4問は、a問題は音声通りに答えを選ぶだけ。b問題は確実な間違いだけを探せばOK。聞き逃すことのないようにしたいですが、多少分からなくても意外となんとかなったりします。

一番難しい第5問。問1 aは割と序盤に根拠が聞こえてくるので注意しておきましょう。問1 bは選択肢にどんな項目が入るのかを把握しておくと、流れで埋められるので楽です。問1 cは最悪、音声を聞いていなくても行けるかも。根拠は序盤か終盤のどちらかなので、正直運ゲーなところはあります。
問2は、2回目の音声を聞かずに答えましょう。資料と文章の記憶からなんとか行けるはずです。時間が余れば、第6問のa問題を先に見ておきましょう。

第6問は、事前に見る時間が短いので、いかに流し読みできるかが割と大事かもです。b問題は割とあっさり終わるので、常に全集中しておきましょう。

その他のコツとしては、問題を考える時間と音声を聞く時間は区別するほうがよいです。分からない場合は、音声が終わってから改めて考えましょう。

事前の対策としては、英語の音声を倍速で流して、耳を慣らしておくことを推奨しておきます。


理科

私の現役時代と違い、2日目の最初は理科となっています。文系・理系ともに2科目解くことになるので、どちらから解くかは事前に決めておきましょう。私の場合は、「化学→物理」の順番で解きました。
また、120分あるので事前にトイレに行くことを推奨します。(文系の場合は社会の前)

化学は、知識がなくてもある程度太刀打ちできるような、文章読み取り系の問題が出るかもしれません。それなので、何度も文章を読んで根気強く考えることが重要です。
また選択肢なしの計算問題も出題されがちですが、これは後回しでもいいかもしれません。どうせ時間がかかるので、選択肢がある問題を先に解ききりましょう。

物理は、問題の取捨選択を慎重にしていきたいところ。最後の問題まで目を通してから、どの問題を捨てるのかを吟味したいですね。後半にも、解きやすい問題は意外とあったりします。


数学

理科を解いたあとなら重めかも。計算ミスに気をつけて、慎重かつ大胆にやりましょう。

まず、間違えて「数学Ⅰ・数学Ⅱ」を選ばないように。マークをやり直す時間も無駄にはできません…

共通テストに変わって、数学が国語と化しました。つまり文章量がえげつないほど増加しました。そのためいかに文章をすばやく読めるかは確かに大事です。しかし大半は茶番であり、問題を解くのには必要ないので、適度に読み飛ばしながら解いていきましょう数字や表紙・裏表紙の注意事項には要注意

分からない問題はどんどん飛ばしていきましょう。ただし後で戻ってこれる保証はないので、何かしらマークをして空欄をなくしておくことを強く推奨します。私はそれで5点前後稼ぎました。

あとは、計算ミスに注意したいですね。手計算だけは慎重にやりたいです。

あの2022年ほど難しくはならないと思うので!たぶん大丈夫です!!!


情報

試行問題などを見たところ、そこまで難しくはないように感じました。
それほど知識は必要なく、どちらかというとパズルを解くような思考力が問われているような気がします。ゲーム感覚で楽しみながら解きましょう。

もし本当に情報が苦手で、ほかに色々対策したいなら、「ITパスポート」のような資格試験の過去問題を解いてみるのもいいかもしれませんね。でもそれよりかは、他の教科の勉強に時間を当てることを強く推奨します。


最後に

  • 緊張はするものです。むしろ、緊張にどれだけ対応できるかが大切です。何も考えなければ緊張を受け入れられるかも?

  • 休憩時間には何か食べたり飲んだりしてもOKです。ただしトイレのこともあるので、食べ過ぎや飲み過ぎは注意です。

  • 休憩時間での勉強はもちろん構いませんが、やりすぎには注意です。特に直前にはリラックスして、頭を休めたほうがいいかもしれません。

  • 1日目終了後は、終わったテストのことは話さないようにしましょう。次の日の精神状態が狂わされるかもしれません。

  • 1日目終了後の自己採点は絶対にやめましょう!!2日目で確実に失敗します!!私はそれで救われました。(国語が事故だったので)

  • マークミスには注意しましょう。特に問題を飛ばしたときや、数学の問題では、マークミスが起こりやすいです。「選択肢は0から始まる」「選択問題は正しいのを選んだか」などはよく見ておきましょう。やらかさないようにね。

  • 空欄は作るだけ無駄です。全部埋めて提出しましょう。

  • 難しくて解けない問題があったら、「どうせ皆解けてないんだろ」と思っていてください。実際そうなので。

  • 共通テストは今まで散々こすられています。話題性も十分です。それを一番最初に解くことができるって結構すごくないですか?誇りを持っても良いと思います。楽しんで解きましょう!面白いと思えたら勝ちです。

  • 今までやってきたけど不安?いや、なんとかなるよ。二次試験もある。

  • 最後まで諦めない!もしかしたら残り10秒とかで答えが出てくるかもしれないからね。


以上です。
それでは共通テストまで残り1週間、最後まで走り抜けましょう!!!
応援しています!!

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