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一人はみんなのために、みんなは一人のために
注意
このnoteは、「劇場版 プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」のネタバレを含みます。
SNSで何度も見て気になっていたので、実際に見てきました。
「劇場版 プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」
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私ですが、プロセカは界隈の影響で少しだけ触ったことがあります。(とはいえ音ゲーは得意ではなかったので、すぐに辞めましたが…)
そのため、ほんのわずかだけ知識がありました。
・ 5つのユニットと、初音ミク含むボーカロイドが登場すること
・ ライブをすること
・ えむちゃん、寧々ちゃん、絵名ちゃんがいること
そんな未熟者の私でも、果たして映画は楽しめるのか。
検証も兼ねて、行ってまいりました。
結論
めちゃくちゃいい映画だった。
ほぼ初見でも、十分楽しめた。
予想以上に映画が面白くて、内容について書きたくなってしまったので、講評noteを書いていきます。
あらすじ
おそらく全く別の世界の初音ミクでしょうか。彼女は、負の感情を持った人を元気づけるために、画面から出てきて歌っています。
しかし応援の気持ちがうまく伝わらず、空回りでした。
そんな中、一歌と出会ったことをきっかけに、プロセカに登場する様々なユニットの人たちと、音楽に触れました。そして、「どうすれば誰かを元気づけることができるのか」を学びました。
しかし結局うまくいかず。負の感情を自分一人で背負ってしまい、ついにはすべての世界の初音ミクが現実世界から消えてしまうのでした。
そこで各ユニットのメンバーは、ミクが伝えたかった思いを歌にのせて、たくさんの人たちに披露。多くの人の正の感情(?)が貯まるとともにミクも復活し、全人類に勇気と希望を届けられるようになるのでした…
映画は人生そのもの?
映画を見ていると、ふと気づきました。
この映画って、人生の縮図になっているのでは?
そう感じるくらい、現実の人生を象徴しているようなストーリーでした。
例えば、こんなメッセージが込められているような気がします。
(後ろ2つは、実際に映画の中で出てきていた表現)
・ いくら力があっても、一人ではできないことがある
・ 諦めたくない、という気持ち
・ 心の中では皆、一歩踏み出したいという気持ちを持っている
負の感情を持っている人は、歌で勇気づけられていました。このことから彼らは、自分自身の中で「変わりたい」という気持ちを持っていたのだと考えられます。
彼らにその気持ちを思い出してほしい。ミクやユニットのメンバーは、そのような想いを持って、歌を届けていたのでしょう。
そして、この映画を一言で表すならば
一人はみんなのために、みんなは一人のために
これに尽きると思います。
ミクは、現代を生きるすべての人へ。
ミクと活動する仲間は、ミクへ。
それぞれ、大切な想いを届けていましたね…
各ユニットの個性
今までほとんど知らなかったのですが、この映画を通して、各ユニットの特徴を知ることができました。
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初期ユニットの印象。幼馴染み同士ということで、仲が良さそうでした。
だがひと悶着あったみたい。気になる。
見たことないけど、ぼざろの結束バンドみたいなイメージ。
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めちゃめちゃ明るい感じ。買い物とか練習のシーンとか、とても楽しそうで、こっちまで笑顔になるよ。
ただしそこまで濃い印象を持っているわけではないので、どうしてもメンバーの名前が覚えられん…
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見た目からしてやり手。曲やライブの構成を考えるときにも、プロの意識が垣間見えました。
映画では、喫茶店で集まっている場面が多くあったので、その印象。こはねちゃんかわいい。
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遊園地のショーの印象。何をするにも明るく楽しくで、とてもわんだほい。
何気に4人とも演技派なのかな。シンプルに一番気になっています。ストーリーを追ってみたさある
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夜更かし組。メンバー各々が何かしらの能力に秀でているので、全員の力を結集させたらそれはもう最高のユニットになるわな。
ストーリーを見る限り、映画のそれと若干解釈違いを起こしたので、まだまだ知らないことが多そうです…
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いわゆるボーカロイドたち。
所詮機械音声だろ~と舐めてましたが、それぞれのキャラクターがしっかり個性や表現力を持っていて、驚かされました。
意外とカタコトの喋り方にも慣れてきたかも…
私の推し
まだほとんどプロセカには触れていない中で、推しを決めるとするならば…
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やっぱりミクちゃんとの初絡みの場面が印象的すぎる。
笑ったところも可愛いし、かといって真剣なところもまた良い。
あと歌が上手い。路上ライブ凄かった。
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こういうクールなキャラが好きなんよ。
色々あって、作曲に一途ではあるんだけど、結構他の人との絡みも少なくないのでね。
もっと食べてほしいし、もっと色々なことをやってほしい気持ち。気になるぜ
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暗めの曲調ではあるものの、ちゃんとメッセージ性がある曲ですこ。
その曲調に、4人の声がまた合うんだよな。芸術的です。
私はバラードが好きなのですが、たぶんバラードが一番似合うユニットはこれだと思う。ぜひもっと歌ってもろて。
その他、雑な感想
・ 壊れたセカイに落ちていた破片は、「0」と「1」の破片。このことから、初音ミクという存在は、「0」と「1」で成り立っていることが分かり、生身の人間ではないということを伝えている。私の専攻が情報系なので、割と親しみがある…
・ 公式からも、映画を複数回見ることを推奨されている。…分かる気がする。一通り知ったうえで、改めて見直したいと思った。いくらなんでも26回は多すぎだとは思うが。
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・ ご丁寧に、上映前後のアナウンスやアフターライブまであった。多くのメンバーの声を聴ける粋な計らいだろう。ありがてぇ…
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・ ミクちゃんかわいい。
皆さんも、ぜひ見に行ってみてください…!