3月22日Mリーグ1試合目。ついに魔王寿人覚醒。寿人の強さの秘密とは?
3月22日Mリーグ1試合目
ついに魔王寿人覚醒。
寿人が今年Mリーグ初の役満、四暗刻の上がりを決め圧倒的強さを見せつけて卓上を焼きつくし大トップ!!
その強さ正に真大魔王。
ついに起きてはいけない男が目覚めてしまった!
これで個人4連勝!!こうなるとMリーグ優勝候補はKONAMI格闘倶楽部なのかもしれない。
乗せたらヤバい男寿人が本来の力を取り戻したからだ。
なぜこの男はここまで強いのか?
今日はその寿人の強さについて書いてみようと思う。
レギュラーシーズンで今期の寿人ははかなりの苦戦を強いられていた。このままズルズルいくと思っていたがそこは流石の寿人。終盤戦は伝説の120秒長考の当たり牌神回避など見せ場も作りながらの3連勝フィニッシュ。そしてチームもセミファイナル行きを決めた。
KONAMI格闘倶楽部は今日が大事なセミファイナル1試合目。当然この男の出番だ。
気分も乗っているはずだ。自分は調子もいい寿人は何かやらかしそうだなと思って観戦していた。
しかし東場は寿人にしては大人しい展開が続く。
そして南場の親番中に朝倉からのリーチを受け自身はホンイツのテンパイを入れていたが当たり牌の
9万をビタ止めノータイムオリ。
そして中トイツ落としをしつつなんとか八万を引きテンパイ維持。親番をなんとかキープした。
思えばこれが真大魔王降臨のフラグだったのか?
このノータイムでのオリは本当にかっこよかった。最後の親番でテンパイ入れている。少しは誘惑とか人間だからあるはずだ。それを断ち切るような音速のノータイムオリ。痺れたよこれは。
この決断力の速さも寿人の強さの1つなのは間違いない。
そしてこの粘りの親番維持が奇跡を起こす‼️
なんと親の四暗刻をツモってしまうのである!!
16000オールだ!
この局実際に見ていたのだが寿人にしてはゆっくり気持ちが入ったようなツモり方。そして手は少し震えていた。正直こんな寿人は見たことがない。もしかしたら対局者もこのリーチヤバいんじゃないか?と薄々気づいてたかもしれない。
そして前局の当たり牌をビタ止めしつつのテンパイ復活。親番維持がこの奇跡の四暗刻を生んだ。
カッコよすぎか?寿人よ。
そして次局。ここが一番、寿人らしさが出た場面かなと個人的に思っている。
チートイツの4万単騎をノータイムリーチ!
場況もなにもよくない、引っかけでもないただの四万待ち。これも決断力の速さ。躊躇したら終わる。ノータイムでいくから効果がある事。そして前局四暗刻の上がりが相手をより畏縮させる効果がある事。相手はいつもよりこのリーチを過大評価する事を寿人はよくわかっている。
相手をおろさせてツモる。
待ちはなんでいい。ノータイムでいく。
このリーチ自分の中では
覇王色のリーチと呼んでいる。
シャンクスも負けるほどの威圧感と覇気を対戦者は寿人から感じたに違いない。
リーチを受けた相手はおもわず怯み何もできなくなってしまう。
このような打ち方から寿人は高レートや博打場で輝く打ち手だと個人的に思っている。もちろんプロ対局でも強いのだが。
高レートでやりづらい相手は決して上手くて放銃しない様な打ち手ではない。
寿人のような踏み込みが強く勢いにのったら止められないタイプ。そして守備も繊細。メンタル強者。単純に麻雀が強い。確率とか理で打たないのに強い。そんな強さを持つ寿人の様な打ち手が一番厄介だ。
競技麻雀プロの中では異質の強さ。連盟レジェンドの前原もこのタイプ。その前原が雀荘メンバーをしていた寿人を連盟に引っ張ってきたのだ。今や麻雀界のスーパースターになった。前原が説得しなかったら寿人は今も雀荘メンバーしていたのかも?
その頃の話
勝つ為の麻雀に上手さは必要ないのかもしれない。
寿人や前原を見るといつもそう思ってしまう。
寿人の強さは四暗刻上がった事は今回関係ない。
9万ノータイムおりと四万単騎のリーチこそ寿人の強さなのだ。
言うなれば寿人は勝負事の天才?
いくかいかないかのメリハリ。決断力の速さ。メンタルの強さ。
麻雀の確率や期待値など必要ない。
寿人は勝負師としての強さを持っている。
体に放銃の痛みや上がり逃しの痛みを想像もできない場数を踏んで押し引きを鋭くして鍛えていったのが寿人だ。
こういう打ち手が麻雀プロにいる事を本当に嬉しく思う。確率や期待値だけの麻雀プロが強い訳ではない事を証明してくれている。
デジタル、確率、期待値信者よ。
最後に
寿人の練習方法の仕方の記事があったので載せておく。
おわり