教員0年目②〜毎日学校に行く〜
前半部分は上の記事を参照してください。
学級崩壊したクラスを7月から担任をして、なんとか1学期を終わらせた。実質3週間、この期間の記憶はほぼない。どうやって終わらせたか覚えてない。
そうして始まった2学期。とりあえず決めたことは毎日学校に行くこと。この最低限の目標を決めて毎日奮闘した。後々わかることだが、担任が病休に入る前あたりから、このクラスは大人が必ず2人はいるようにしていたそうだ。だが、私が担任になってからは週1回、支援員が来てくれるだけであった。学生ボランティアも学校にはいたが、副校長から私のクラスに行かせると教員になりたくないと思うから、いかせないと言われてしまった。
そんな中校長は組織的な支援体制作りはしてくれなかったが、大変な子達を校長室で面倒を見てくれたりしていた。また特別支援コーディネーターの先生が自分の仕事は二の次にして、助けてくれた。このコーディネーターの先生がいなかったら辞めてただろう。
そして、3学期。他の先生から「クラスがよくなってきたね」と声をかけられることが増えた。しかし、自分の中ではもうギリギリ。残り3ヶ月をどうしのぐかしか考えていなかった。ただコーディネーターの先生だけは「もう限界でしょ?」と言ってくれた。この先生の存在は本当に大きかった。
ギリギリの中、修了式をむかえた。何もうまくいかなった。ただ、毎日休まず学校に行って、子どもたちの前に立った。これが全て。
4月からは次の学校。次の学校に行く前に決めたこと。
「この1年でこの仕事が面白いと思えなかったから教員は辞めよう」
続く