対戦パズル「プシュプ」配信開始
プシュプはiOS向けの落ちものパズルゲームです。デバイス1台で本格的な2人対戦が楽しめます。ストアページはこちら。
https://itunes.apple.com/jp/app/プシュプ/id1451299112?mt=8
個人開発の作品で、小規模ながらしっかり遊べるゲームになりました。基本的なルールについてはまずこちらの動画をご覧ください。
上下につながった2つのフィールドに、2人のプレイヤーがそれぞれブロックを置いていくことでゲームが進行します。4つ同じ色のブロックをつなげれば消すことができ、連鎖を作ればフィールドそのものを相手側に押し込むことが可能です。動画ではわかりやすいように交互に攻撃してますが、実際には2人が同時にブロックを置き、リアルタイムに連鎖を撃ち合います。
このゲームの大きな特徴の1つが、自陣でブロックを消すと相手陣地の同じ列におじゃまブロックが送り込まれること。対戦相手に直に干渉することができ、互いのフィールドが流動的に変化していきます。この仕組みがこのゲームの原点であり、ゲームデザインを決める核でもありました。
スマートフォンで落ちものパズルを作る
対戦系の落ちものパズルの駆け引きをもっと奥深くするために、相手のフィールドに対してある程度狙った箇所を攻撃できるようにしたらどうか? という着想からこのゲームは始まりました。
自陣でブロックを消すと、相手陣地の同じ列に何らかの妨害を仕掛けられる。操作の種類を増やすことなく場所を指定できるようにして、なるべくシンプルに相手とのやり取りを増やすように試みました。
2つのフィールドが横に並んだ従来の画面構成では攻撃箇所がわかりにくいので、片方のフィールドを上下に反転し、縦につなげることにしました。自ずと画面表示が縦長になるので、スマートフォンの細長い画面と相性がいいと気づきます。
デバイスをテーブルなどに置き、2人のプレイヤーが向かい合って遊ぶ。いつでもどこでも携行できるこの端末なら、人が集まって対戦するのにも都合がいいはずです。
であれば、タッチ操作に最適化された落ちものパズルに仕上げなければいけません。コンシューマでは当たり前だった「ブロックを左右に動かし、回転させてから落とす」という仕組みを見直し、ブロックを1つずつタップした列に置けるようにしました。操作法は単純化され、誰でも遊びやすいものになっています。
それでいてゲームとしての奥深さは損なわないように、システムを練り込み続けました。本記事では割愛しますが、ゲーム性を突き詰めるために様々な試行錯誤を重ねています。いずれnoteでこのあたりも触れていきたいところです。
土台になるアイディアと最も相性のいいスマートフォンという端末を選び、それに最適化することでこのゲームの個性は磨かれました。デバイス一台で、指一本の操作で、本格的な対戦系の落ちものパズルを楽しめます。シンプルなゲームを求めている方にも、やり込める作品を探している方にもお勧めです。
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