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指押しを始めよう! ~階段編~

※この記事はKBM新歓ブログリレー5日目記事となります。
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  新入生の皆さん、KBMへようこそ!既存生の皆さんはこんにちは、KBM3年のてぃーです。

 なんと、いつの間にか自分の2つ下の世代が新入生として入部してくるようになったらしい…時の流れは速いですね。KBMに所属しているからこそ、楽しくて飛ぶように時間が過ぎたのかなと感じます
 さて、そんなKBMで自分が注力してきたことに「指押し」の習得が挙げられます。今回は新入生の皆さん向けに、各種音ゲーにおける指押し、特に階段と呼ばれる配置の習得法について紹介していこうと思います。一部の人は既知の内容かもしれませんが、何かためになる話があれば幸いです…!


指押しとは?

 そもそも指押しとは何なのか?
 よく言われる2種類の押し方に「腕押し」と「指押し」の2通りが挙げられます。前者はある配置を押す前に予め手の形を変えてから、肘から先全てを使って押しに行く方法であるのに対し、指押しは各々のノーツに対して指1本1本の動きで捌いていくものになる、と認識しています。
 腕押しは8分刻みで降ってくる物量に対応するのに適している反面、力が入った状態から機転を利かせられない、どのノーツを押しているか分からなくなる等の欠点があります。対して指押しは16分以上の素早い鍵盤配置を押すことに長けており、どの指でどのノーツに対応しているのか認識しやすいというメリットがありますが、腕押しに比べ習得の難易度が高いです。

 サラっと「鍵盤配置」というワードを出しましたが、自分が音ゲー始めた頃はそんな言葉知りませんでした。これは2本指でプレイ可能な音ゲーにはほぼ縁が無いワードで、主に人差し指にプラスして中指や薬指を使う必要のある配置を指します。所謂3k、4kなどはこの典型といえるでしょう。

こんな感じ

上はCHUNITHM内のゲキマイ移植14+・(a)の一部です。このゲームは左右振りのある鍵盤配置=移動鍵盤が多いですね こんな感じの配置を捌くためには指押しは必要不可欠といえるでしょう。
(曲名が空欄になっているのは…なんとクイズです 答えはこの記事の末尾に付いているのでどの曲か当ててみて下さい)

階段について

 さて、そんな鍵盤、特に4k配置の中でも頻出するのが階段とよばれるものです。低難易度における指押し入門配置としても結構置かれていますね

プロセカMAS32(b)

このように、左から右、右から左に流れるように複数個のノーツを押す配置が一般に階段配置と呼ばれています。プロセカではこんな風に階段にフリックが絡んだりします。難しい!先ほどの(a)でも一部階段のような配置が混ざっていますね
 今まで指押しに親しみの無かった人にとっては、このような階段配置を押せるようになることが指押し修得の第一の壁になるのではないでしょうか。そこで、今回は自分が経てきた階段配置の上達法・意識を紹介しようと思います。

step0 動かせる指を3本以上にしよう!

 そもそも指押しの上達を試みるには、中指や薬指など人差し指以外でノーツ処理が出来る指を増やさなければなりません。これに関してはその指も使いながらプレイ回数を重ねるほかありませんが、2本指処理で慣れているものに対しいきなり3本指以上の運指を導入するのには凄く抵抗があると思います。
 そこで自分は、2本指向けの譜面(昔はプロセカをやっていました)をあえて中指2本だけで押し指単体のパワーを付けてから、利き手の人差し指、そうでない方の人差し指、利き手の薬指…という風に使う指を増やしていく方法をとりました。(おかげで人中の鍵盤は強くなりましたがウニで適していると思われる人薬はまだ不安定)今後自分が上手くなりたい機種と、それにおいて降ってくるノーツの物理的距離を考慮したうえで、上達したい指を単体で強めていくのが良いかなと思います。

step1 始点を見よう!

sdvx EXH17(c)

 さて、晴れて4本指が動くようになり階段に挑戦…と思いきや、実は階段配置って頻出形の割に変なものを要求されてるな、と昔の自分は第一に感じました。というのも、左から右にしろその逆にしろ中→人→人→中の順番で押させられる(?)んですよね…こいつは参った
 そこで第一に、自分は始点のリズムをキープすることを念頭に置いています。始点さえバッチリ合わせればあとは4本の指をテンポよく動かすだけで光らせることが出来ます(だけと言いつつこれも難しいと思うんですが、それについてはstep2で…)
 これは上の譜面画像の7小節から先に出てくるような2-2階段でも同様に使えます。この画像では始点になっている左右の中指のタイミングを合わせ、あとはBPMに沿って次の人差し指を降ろすイメージです。1ノーツに対し1回指押しをするという意識が回らないうちは、このような意識で配置に慣れることを優先した方が良いでしょう。
 慣れてきたら、4鍵階段を2-2に分割し、左右それぞれの手で始点を取っている認識を加えてあげるとより道中が安定すると思います。

step2 一定間隔で全ての指を順番に動かそう!

 始点が合わせられるようになったら、次は端の指から順番に指を動かす練習をしてみましょう。上の画像のように左から始まる4鍵階段を細かく見ると、
 ・左中→左人
 ・左人→右人
 ・右人→右中
という動作に分かれています。この3種類でなるべく押すタイミングにばらつきが無いように意識するところから始めるとやりやすいです。始めは自分のやりやすいBPMでやってみましょう。
 あるBPMで綺麗に押せるようになってからは、そこから段々とBPMを下げていくことをおすすめします。(速い4鍵を練習することはすぐにウニやボルテの鍵盤上達にある程度貢献してくれますが、階段を誤魔化す癖がつきやすいため、長い目で見るとあまり良い練習法ではないように感じます。自分は速い曲ばっかりやって失敗しました)

step3 折り返し階段を練習しよう!

sdvx MXM17(d)

 1方向に流れる階段がある程度押せるようになったら、折り返し階段にも挑戦してみましょう。上の画像は折り返しに拘束が絡む少し難しい配置ですが、(左端から白ノーツを順番にA,B,…として)ABCDBCAのようなシンプルなくの字の折り返しが一番手の付けやすい配置だと思います。このときAB/CDC/BAと押している手毎に区切るか、ABCD/CBAと階段毎に認識するかは好みになりますが、自分はほかの配置にも応用が効くように左手と右手で分けて認識しています

step4 拘束のある配置で指を立てよう!

CHUNITHM(14+, VARIETY) (e)

 折り返し階段もある程度押せるようになったら、もう一段難しい配置に挑戦してみましょう。上の画像のように親指やほかの指が拘束されながら鍵盤を押さなければいけない配置も、ウニやボルテ(特に後者)には見られます。拘束された状態だとなかなか指を立てて押すことが難しくなるのですが、この先上達したい人は早いうちから指の独立を念頭に置いて練習すると上手くなれると思います。

step5 全ての指でノーツを押している感覚を掴もう!

CHUNITHM(14+, ORIGINAL) (f)

 これが最後の段階です。先述の"BPMを下げていく練習"はきちんと認識した指押しの解像度を上げるためのものですが、当然物量やBPMによって上限も存在するわけで、指1本1本でノーツを認識しながら捌くスピードには限界があると思っています。(自分は現状BPM170くらい。)様々な配置に慣れ、BPM140~150で完璧に1ノーツずつ指が動くようになったぞ!と思った人は、そこからもう一度速い指押しを練習してみて下さい。認識力が上がった状態で中速鍵盤が押せると一気に精度やスコアの伸び幅が増えると自分は信じています

 ここから先は自分も模索中なので、ひとまず紹介は終了となります。上手い人なにか良い意識あったら教えて下さい


おわりに

 さて、いかがだったでしょうか?今回は階段に絞った認識をまとめてみましたが、同じような段階を踏めば様々な鍵盤配置に応用の効く練習が積めるはずです。慣れていない人にとって鍵盤は必要不可欠且つ難しい要素ですが、押せるようになった時の楽しさは格別です!これから多本指音ゲーに挑戦してみたい方は、是非上達への意識をもちながらプレーしてみて下さい。

 それでは!


2024/05/17
KBM3年・てぃー








クイズ答え
(a)Don't Fight The Music
(b)フューチャー・イヴ
(c)θコトノハθカプセルθ
(d)AXION
(e)HAELEQUIN (Original Remaster)
(f)Everlasting Liberty

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