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ウニ+高難易度+仲間=最強!

※本記事はKBM新歓ブログリレー1日目の記事です。
後日公開される他部員のブログも是非ご覧下さい!

 どうもこんにちは。最近課題と音ゲーの狭間で綱渡りを繰り返しているKBM2年・てぃーと申します。
いきなりですが、皆さんはCHUNITHMをプレイしたことがありますか?「少しは触ったことある!」「最初に始めたアーケードの音ゲーがウニだった」という方、多いと思います。降ってきたノーツを直接触ればよいという直感的な動作が魅力的で、自分もKBM入部にあたり初めて選んだAC機種がCHUNITHMでした(それまでモバイル音ゲーしかしてこなかったので)。スマホで音ゲーを知った頃からボスボスした曲が大好きで、例に漏れずウニでも始めた当初から高難易度ばっかり詰めてました;

当時のクラスメイトと

ちょっと前までは14+で稼ぎ曲が沢山あったこともあり、単曲レートが16周辺くらいのスコアを取れる曲がそこそこ存在したので、自分は虹レまでは比較的スムーズにレ上げをすることが出来ました。しかし、別に地力上げに勤しんでいたわけでもなく、最初の方はただひたすら好きな曲をやってSS乗ったら嬉しいなくらいのスタンスでプレイしていたので、次第に伸び悩み始めます。そんな僕でも、難所たちにメンタルを打ち砕かれる度にKBD(KBMとBBDを併せた呼称です)の同期や先輩方から1年間様々なことを教わり、今年2月遂に念願のレート17を達成することが出来ました。
そこで今回の記事では、「高難易度はプレイしたほうが良いのか?プレイするとどんないいことがあるのか?」「友人と一緒に音ゲーをするメリットは何か?」などなどについて、僕がレート17を達成するまでに得た経験を基にお話ししていこうと思います。性質上自分語りだらけになってしまいますが、どうか最後まで読んで頂ければ幸いです。それではどうぞ!


1.自分が14+ばかりやっている理由


・高難易度特攻は悪いことじゃない!

15.4周回異常者

 先ずは高難易度譜面についての話から。先述の通り、僕は昔も今もボス曲が大好きで機種を問わず高難易度ばかり触っています。上の画像はその最たる例と言った感じで、虹レ到達まではお世辞にも上手とは言えないリザルトばかり出してレートを上げていました。いくら曲が好きだったとはいえ、今見ると何してたんだろうなぁという気持ちも割とあります。
ですが、僕はこの時から14+~15あたりを触っていたことを後悔していません。高難易度を早めに触っておく主なメリットとして僕が考えるのは、
①難しい譜面に対する抵抗を減らしておく
②音取りを早めに覚えられる
③高密度な譜面を完走する体力が付く
という3つです。②に関しては譜面動画を見たり配置を研究したりすることも併せて必要になりますが、レート16.50~17.00あたりまでの成長を狙っている人は早い段階である程度高難易度に触れておくと後々楽になると思います。上手くなろうという人にとってはどの道通らなければならない課題なので、早めにやっておくことに越したことは有りません。

・でも最初から高難易度って触れませんよね?

その通りです。

無理

大半の人はウニ始めたてで14以上に太刀打ちするのは厳しいです。なんなら僕は虹レ到達してからも難易度13+あたりに苦戦していたし、ましてや高難易度なんてお話になりませんでした。その時の自分はめちゃくちゃポジティブだったので、「難易度15が将来出来るようになるには14+とか14が余裕で出来るようにならないとな~、じゃあまずは14が出来るようになろう!」という目標立てをして色々触り始めます。

14初鳥(なんで?)
譜面の音取りしっかりしてて好き
因縁の相手となることはまた先のお話…
メッチャ上手かった(当社比)

はじめのうちは難易度に関わらずMASTER譜面で鳥(スコア1,007,500以上)を目指すのが一番とっつきやすいと思います。ウニにはクラス認定というモードがあって、特定の難易度の中で曲がランダムセレクトされるので練習にオススメです。今でもクラスV(難易度14→14+→14+)なんかはアップで選んでます
大前提として、下の難易度からスコアを伸ばしていく過程は音ゲーでは必須になります。僕が伝えたいのは特攻だけで上手くなれる、ということでは全く無く、むしろ下埋めありきの高難易度という捉え方が正しいと思います。ただ、完全に高難易度を触らずに高難易度適性が付く、ということは滅多に無いので、どうか早いうちから14+~15の曲たちとも仲良くしてあげて下さい。

さて、こんな感じでウニそのものの仕様に慣れつつ14鳥をちまちま増やしていったのが初期のスタンスでした。(ちなみにチョウの標本はダークな曲調が好きだから頑張っていたというだけで、鳥狙いには全くおすすめしません)
ところがある時、

…あれ?14って面白くなくね…?

と、ふと感じてしまったんですよね。今でも変わっていないのですが、地力さえあれば割と殴れる13~13+下位とか14+と違って、14の譜面は全体的に技巧面での難所が多く、割と運指に工夫をこらしてスコアを伸ばす感じのものが多いように感じます。勿論それが悪いということではないものの、「とにかくいろんなもの触りまくってスコア出して嬉しくなろう!」みたいな姿勢でウニをやっていた当時の僕には、14という難易度帯そのものが「かなりの慣れが必要」なものとして定着してしまいました。そんな時、

ビックリしすぎて手元録画止めるの忘れた

当時定数14.6(現在14.4)だった8OROCHIで14+初鳥・FCが誕生。突然の出来事に舞い上がってしまったのか、1曲鳥を出しただけで「やっぱり14+が一番戦える!」と勘違いしてしまい、これをきっかけにそれまで戦ってきた14から難易度を上げた14+鳥埋めを狙い始めます。音ゲーって楽観的な方が伸びると思ってますが、この時は流石にナメすぎかも
ともかく、こんなような経緯でこの時点から(ほぼ)レート17到達まで、14+との長い長い戦いが始まったわけです。

・arcaeaとチュウニズム

曲が面白ければ光る

ちょっと話は脱線しますが、ちょうどこの頃arcaeaが個人的にブームを迎えており、ゲーセンではFracture Rayをはじめとしたarcaea移植曲を良く触ってたみたいです。ウニはよくarcaeaのコラボをしてくれて有難い、一番最近のChapter3も神曲全部移植してくれて最高でした

当時は体力が鬼キツかった
読み方はシアエガ
多分.7初鳥

やっぱりひとつでも思い入れのある音ゲーがあると、そのゲームから移植された譜面の再現が分かったり曲にノれたりするので楽しいですね!皆さんも是非arcaeaやってみて下さい…………….宣伝終わり。

2.高難易度の上達法

 ここからは具体的にどのような目標を立てると詰めやすかったのかを紹介していきます。とはいえ練習法にはかなり個人差があるので、必ずしもこれが正解ではない、という点だけご了承下さい。

・まず狙いを絞る!
バテない体力をつける、精度力を養う、1曲を詰めることに慣れる、レートを0.1上げる…なんでもいいのでまずは自分がどんなことに対して努力をしたいのかを明確化しましょう。自分の場合、「シンプルな譜面でも体力が足りなくて完走出来ない。物量譜面をやって体力をつけよう」→「階段配置とかで無駄な体力を使わないように指押しも上達しよう」→「忙しめの鍵盤譜面で両方伸ばそう」→…みたいな具合です。

・苦手なジャンルは得意な技術で補う!
ウニには様々な要素の得意不得意があります。体力、指押し、タプスラ、巻き込み、精度、認識、運指構築…そういったジャンル間には結構な割合で相関が存在します。先述のように指押しが出来れば体力を温存出来たり、巻き込みの原因が分かればタプスラが上手くなったり、柔軟な認識をして自分に合ったパターンの運指を組めるようになったりなどなどです。無理に苦手なジャンルを単一で伸ばそうとするよりも、時には自分の強みを活かして譜面を攻略するのも一つの手です。

・とりあえず全部触る!

記憶力があまり良くない人におすすめです。というのも、一度やったものを全部覚えられちゃう人が早々に譜面周回してしまうと、癖が付き散らかして地獄が始まってしまう可能性があるからです。(実際に他校の友人が一人それで伸び悩んでます、可哀想)一方で僕は2~3回プレイした曲に再度戻ってきてもなーんにも覚えてなかったりするので、配置は覚えないまま音取りだけ把握して地力で攻略、という手法がとれて楽でした。特定の難易度帯で後々全鳥や全AJを目指すつもりなら、音取りを覚えたり、プレイ埋めすることをモチベーションにしてひたすら譜面を触り続けるのも全然良いと思います。

・運指を固定しない!
ウニといえば擦りや餡蜜を活用して様々な運指が組めることでお馴染みですよね。(というかそれらを使うことが前提の配置が沢山ある)
ただ、最初から「ここは擦れるから…」といって擦りありきの運指を組むのは個人的にあまりおすすめしません。例えばこんな配置;

 

Wizdomiot[14+]のラストなんですが、速い3鍵を擦ることに慣れてしまうと多分相当な難所になってしまうと思います。SS+にも届かない頃から自分はここの前の鍵盤地帯を全部ガチ押しで通そうとしていたので特に問題なかったのですが、この例のようにガチ押しを避け続けていると痛い目を見ることが結構あります。
だからといって一概に擦り・餡蜜を覚えない方が良いとは言えません。

 

祈[15]の配置の例。ほぼタプスラみたいなものですが、難易度が上がってくるとこのように擦りか餡蜜を使わないと切り抜けられない配置も沢山出てきます。特に餡蜜なんかは体力温存にもとても有用なので慣れておくのは結構大事

総じて何が言いたいかというと、1種類の運指にこだわらないことが重要だということです。運指の組み方次第でどれだけ失点を減らすことが出来るかやAJ通過を狙うときの安定性、精度面なんかにも大きな違いが出てきます。既にAJ通過が出来る配置でもあえて苦手なタイプの運指を組んでプレイしたりすると全体的な技術の向上につながることもあるので、色々挑戦してみて下さい。

・譜面研究は後回しでもいい!
これが一番主観要素強めのポイントです、御容赦
さっきのガチ押しの話に近いんですが、とりあえず初見でもなんでも降ってきたものを即座に認識して指押す、いわゆる見たまま押しが個人的にかなり上達に繋がったんじゃないかなと感じています。しっかり運指を組んでしまった後だと、どこかでアタミスが出た時どのようにして建て直せばいいのか頭が回らないままズルズルと大失点をしてしまうことが稀にあります。その点見たまま押しは即座なリカバーや瞬発力の強化に役立つのでおすすめです。
但し、これは勿論研究しない方がいいと言っている訳ではないです。飽くまで深く考えずに討伐出来る譜面は全部倒しておいて、そのあとで行き詰まったら色々運指を考えてみる、というのが個人的には良いと思います。

・どうしても先に進めなくなったら誰かに相談!
どんなに上手い人でも、人間である以上必ずどこかで行き詰まります。行き詰まったことが無い人はそのまま突っ走るのが吉とされている
打開策が見つからなくなったらKBDの色んな人とプレイしながら悩みを打ち明けてみましょう。

どのリザルト見ても誰かとやってる

なんで今まで出来なかったんだ?ってくらい急に伸びたりします。自分より実力帯が上の人を挙げると同期のやきとり2とかMer、先輩のkitchenさんなんかとよくマッチングしてたのですが、「指押し得意ならこれいけるんじゃない?」「今ならこれの鳥取れるよ」みたいな感じの選曲で後押ししてもらった結果アホみたいに上達出来たので本当に感謝してます。TwitterやDiscordで運指を募集するのも有効です。


3.KBDバフで挑む14+討伐記

・中盤戦
 昨年8/26~28にはKBMの夏旅行があり、一緒の部屋の子たちとか他の先輩・OBの方々と遊んだり音ゲーしたりして仲良くなることが出来ました。気分的にもハッピーになってたのかその時期を起点にウニの調子がとんでもなく上がり始め、10/17には旅行前まで.27だったレートが16.50に到達。

その後も立て続けに14+鳥を出すことが出来、年末(12/26)には14+鳥100譜面を達成することが出来ました。人と楽しい時間を過ごすことで音ゲーにもめちゃくちゃバフかかってましたねwみんな旅行は是非参加しよう!
仲良くなった人たちからお褒めの言葉も頂き感謝;

エゴサ人間ですみません

高難易度好きなのにヘタレという性格故か、この頃からは専ら友達とか先輩と一緒にプレイするようになりました。単純に精神の安寧を保てるというだけでなく、
・客観的にどこが出来ていないかを見てアドバイスをくれる
・一人じゃ(譜面が嫌いだとか曲が嫌いだとかモチベ湧かないだとかの理由で)選ばない曲を投げてくれるので、「まぁ投げて貰ったんだから頑張るか~」という気持ちで臨める
・過去に苦労した経験から色んな運指を教えてくれる
といった良い点もあるので。
まぁ一番有難かったのはメンタル面ですね…この頃出せる鳥を出し尽くしてしまい、しっかりと運指を組んでから回数を重ねて潰す、といった感じの鳥埋めに変化した影響で、それまで逃げてきた地力上げの現実を突きつけられて内心死にそうでした。そんな時にKBMの皆が隣にいてくれたことがどれだけ支えになったか…。今でも度々助けられてます。

・音ゲー早慶戦
 さて、自分にとって契機となったイベントが、10月に開催された第11回音ゲー早慶戦です。自分は正選手ではなくウニ部門の補欠として参加してました;

上の記事を読んでもらうと分かると思うのですが、端的に言うと補欠にして貰ったにも関わらずずっと高難易度に逃げて対策をサボり続けてたんですよね…まぁ仔細は置いといて、選手の人たちが如何に努力を重ねて出場しているかを知り、自分も頑張らなきゃなと思い始めるようになりました。この経験のお陰で早慶戦関係者の人たちとより親睦を深められたり、キツめな譜面にめげずに立ち向かい続ける覚悟が出来たので本当に感謝しています。さて、そんな体験をしたところで14+への挑戦再開です。

・終盤戦
といってもやることは今までと変わりません。ひたすら自分で組んだり教えて貰ったりした運指を試し、ノーツの区切り方を変えて認識したり、手元録画を見てミスをまとめたり、苦手な分野を克服したりの繰り返しです。
ひたすら14+を埋める傍ら、培ってきた地力で15の鳥もちらほら現れだした影響で、2/20に当初の夢だったレート17を掴み取ることが出来ました。

未鳥が1桁に突入したことでいよいよ実力的にも14+鳥埋めがラストスパートを迎えます。それからはあらゆる人にコツを訊いたりして考えつく全てを試してました。

ちなみに当時残ってた曲はこんな感じ;

たまたまモチベ低下してた時に全国対戦報酬で14+が来てた影響で2曲も未解禁未鳥が残ってるというのを除くと、一番苦戦させられたのはLove&Justiceでしたね…。鳥以前のベストスコア(1,005,800くらい)を出して以来3か月くらいスコア更新の無いまま遂には未鳥ラストに残ってしまい流石に疲弊してました。

そんなとき、丁度良くKBD合同冬旅行がやってきます。

"良"

綺麗な景色を見ながら早慶で親睦を深めてリフレッシュ!前々からウニ繋がりで知り合った人とも再度色んな話が出来て楽しかったです(旅行の様子を知りたい方はTwitter上で #KBD合同旅行2023 と検索してみて下さい)

気分転換もバッチリ決めた旅行帰りの新宿で、新たに追加されてた曲たちを触りつつ久しぶりにラブジャスと戦うことにしました。すると、

いいね!
いいね!!

旅行帰りだから手袋無かったのに妙に調子良い日でした。そして遂に…

 

2/26、悲願の14+全鳥を達成しました!やった~~~~~!!!!!
この時本当に嬉しくて興奮状態のままタイトーにいる全ての知り合いに全鳥やりましたよ!って言って回ったり、ボルテとか弐寺とか他の色んな機種を触りまくるという奇行に走った記憶が…
本当に突然にゴールテープを切ることが出来たのです。旅行パワーがデカすぎる。やっぱりKBDの皆さんと仲良くできたり、一緒にウニやったりしたことが大きな成長に繋がってるな~…感謝に尽きます。

…あれ?

・この記事の趣旨ってレート17までの道のりじゃなかったっけ?

その通りです。とはいえレート17になるために14+とか15に立ち向かえる力を養ううち、いつの間にか難易度埋めがもう一つのモチベーションになってたので、まぁ目指す方向はだいたい同じだったと言ってもいいでしょう。いいのかな?

ともかく、こうして14+との戦いは幕を閉じたわけです。さて…


4.現在

陣取り合戦

 これまた丁度いい時期に、KBD音ゲー陣取り合戦が開催されました。

いや~、神企画。これを通して久しぶりに本気で音ゲーに向き合う感覚を思い出したり、またしても仲の良さを深められました。また、この企画で本格的に手を出した他機種にハマってしまい、今ではウニ:弐寺:ボルテ=5 : 4.9 : 0.1くらいの割合でプレイしています。
もちろんウニもそれなりにプレイしており、最近では

総プレイ回数68回

永久に拗らせていたANUだったり、

51回

出来るビジョンが見えなかったPOTENTIALだったり、

46回(?)

これがいつかできるようになりたい!と思ってプレイし続けていた祈の鳥が出たりなんかしました。15鳥も半数超えたしそろそろまたキツくなってくることだと思いますが、14+に注いだ情熱を忘れないよう果敢に立ち向かっていきたいですね。あと14+もまだ未解禁が2曲残ってるので狭義14+全鳥になりたい。SUN PLUSで8曲になっちゃいました。頑張るぞい


5.おわりに

 さて、いかがでしたでしょうか。9割くらい自分語りを連ねた記憶しかありませんが、この先音ゲーで成長を目指す人たちの先行きを少しでも照らせていたら嬉しいです。
この記事で書ききれないほど、自分は音ゲーで行き詰まる毎に幾度も友達や先輩に助けられてきました。普通はいくら努力を重ねようが、必ずどこかで行き詰まる時が来ます。そんな時、隣に皆がいてくれたことの寄与は相当に大きいものだったと思います。
音ゲー云々以前に、一緒に何かを楽しむ仲間というのはかけがえのないものです。皆さんも人との付き合いを大切にしながら、(無理のない程度に高難易度をプレイして、)存分にチュウニズム上達の楽しさを味わってくれればと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。よい音ゲーライフを!


KBM14th 学部2年 てぃー
なう(2023/05/12 17:46:33)

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