雪かきで生まれたコミュニティ
こんにちは。
地方に転居しもうすぐ2年。
徐々に自分の言語が方言色に染まっていくことに恐怖を感じている木下です。
さて、今日は「雪かきで生まれたコミュニティ」というテーマでいきましょう。雪深いところに住んでいる皆さんなら分かるかもしれない。
雪の降らないところに住んでいる人は想像力をフルに活用して読んでください。
チャンスはひょんなことから
先述しましたが、現在地方へ転居してからもうすぐ2年になります。
住まいはアパートで、全部で4家庭住める形になっています。
新築のアパートで一番最初の住人が私たちでした。ですから、みんながみんな繋がりがなく、何をしていてどんな人かも分からないスタートでした。
それから、同じ屋根の下に住んでいるにもかかわらず、ほとんど言葉を交わさないまま1年以上の月日が経ちました・・・
そんなある日、それはたくさん雪が降って辺りが雪でいっぱいになった日でした。
これまで希薄だった関係に変化が起こったのです。
雪かきが作った「繋がり」
駐車場に雪がたくさん積もっているのでどけないととても車を発進させられない状態になっていたのです。
私は厚着をして、スコップ片手に雪かきを始めました。
すると、同じ駐車場を共有しているアパートの住人が出てきて、
「お疲れ様です。雪、ひどいですね。一緒にやりましょう」
と声を掛けてくれたのです。
もちろん!お願いします!と言ってその後しばらく一緒に雪かきをしていました。
その時に、仕事を何しているだとか、地元はどこだとか様々なことを話しました。
これまでの1年と少し、何も話さなかったのに。
共通の目標がコミュニティをつくる
それまで私たちは近所に住んではいましたが、ただそれだけでした。
しかしこの大雪で「雪を退けなければならない」という共通の目標が生まれ、協力しなければならない環境が生まれ、コミュニティが生まれたというわけです。
こうして、越えなければならない障害があると自然と人は力を合わせるわけですね。
ということで、日常の些細なことから生まれた気付きでした。
またお付き合いください。
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