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私に #赤木さんを忘れない が始まった日のこと

会見をみる

近畿財務局において公文書改ざんを強要され、自ら命を絶つまでになった赤木俊夫さんの妻、雅子さんが国と佐川氏を提訴したのは3月のこと。コロナウイルスの話題が溢れていた中で赤木さんの手記や遺書の公開がなされることを知って、私の関心は一気にこちらに向かわざるを得なくなった。雅子さんの代理人弁護士の会見(3/18)を見ていた私は「え?!それはあんまりでは…酷すぎる…」と一瞬固まった場面がある。

どゆこと?

頭の中がクルクルまわり始めた。
「公文書改ざんで近畿財務局の職員が自死を遂げたという事実は大きな問題(事件)だよね。だから改ざんにまつわる関係省庁はまず財務省で、それで証人喚問とかあったよね。ニュースで流れてたよね。加えて赤木さんの公務災害補償認定に係る文書が〈代理人弁護士も驚く黒塗り〉なの?どゆこと?」

労務災害補償認定申請の中で情報開示請求をすれば黒塗り部分が多いことは私も知っている。公務災害も同様だと思われる。だけれども、松丸弁護士が「ここまでの黒塗りは…」と話してその写しを見せておられたことで私には「どゆこと?」が起きた。
でも「どゆこと?」じゃなくて、ひどい黒塗りは残念なことになるべくして起きたと思わざるを得ない、ということになる。それにしても……
要するに縦割り行政部署が怪しげな連携プレイをした、ということになるの?忖度なのか指示なのかわからないけど、そゆこと?
あんまりだ……

違和感にこだわる

赤木俊夫さんの「公務災害補償認定」は不自然になされたのではないか、という違和感から私の #赤木さんを忘れない が始まった。
「ここまでの黒塗りは(ない)……」と言わしめる認定ってあるのだろうか。あれだけニュースになった問題に関係させられ、改ざんを強いられ自死に及んだ赤木さんの公務災害補償認定はいつされたのだろうか。それは早いのか、あるいは公務災害補償だと一般的な経過によるものなのか。事態が事件とも言えそうなことなのにこちらはサクッと認定される?それはそれで異例のはやさとはならないのだろうか。公務災害補償認定は人事院がするようだけれども、認定した以上そこには赤木さんの真実が存在するわけで人事院の仕事は果たされているということになる…??黒塗りだけど。いやならない……?のか…??人事院は何をどう認めたのだろうか。
わかりにくい。 わかりにくいけれど、黒塗りを剥がさなくてはね。

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この黒塗りの謎は7/6の報道でいくらかとけたのだが、まだ釈然としない。「文書開示延期は違法」として国を提訴したという報道。財務局の姑息な言い逃れが聞こえてくるようだ。

相澤冬樹さんの記事を読む

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そもそもは森友学園への国有地売却問題から起きていたのだけれども…じゃなくてあの人たちだ。経緯と詳細がわからない私はまず「週刊文春」に掲載された相澤冬樹さんの記事を読むことになった。

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いうまでもなく赤木さんの遺した手記と遺書からは想像を絶する苦悩と正義の叫びが伝わってくる。赤木さんの人生はあまりに残酷に葬られようとしたのであり、死してもなおそれに加担する輩がいるのだ。それも想像に難くない多数で。

他でもないあなたを

自死で喪うということには言葉に尽くせない壮絶ないたみを伴い、生きる意味を覆される時間の中を漂うことになる。国と佐川氏を提訴し、財務局を提訴するにいたった雅子さんの知りたいことは真実だということは推して知るべしだ。

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