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ふとん
2017年7月15日 17:16
20年間慣れ親しんでいる、駅から徒歩10分の帰り道。たった数百メートルの、高低差もなく、ほぼ直線の道に、ドラマがいっぱい詰まっていた。建て直される家、毎日お客さんが途絶えない繁盛店、なかなか開かない踏切、小さくてたくましいアリの行列、春を祝う満開の桜、太陽に恋してピンと背を伸ばすひまわり。小さい頃、最寄駅の公衆電話で今から家に帰るよ、とお母さんに電話した。走って、疲れたらトボトボ歩いて、ひ