散財

iPad Airを買った。

僕は詳しくないが、このiPad AirはM2と呼ばれているらしい。
僕にとってM2は大学院の2年生を指して使っていったため、なんだか相当頑張った気分である。
ただ、バキバキと実験を進める先輩の手つきとは対照的に、僕はやっとの思いで初期設定を終え慣れない操作の練習として今この文章を考えている。

決して安くない総額13万程度したこの設備が生み出す言葉はどんなものなんだろうか。
Bluetoothキーボードの調子はよくタイピングはバッチリだが言葉が乏しい。悲しい。


今「悲しい」と言葉を打つと「😭」と表示をされた。

僕は決してこんな顔はしていないし、こんな構って欲しそうな顔はしていない。おい13万。その程度か。立派なカメラが付いているならタイピング中の顔くらい感知して顔文字にしてみろ。

この顔ってどんな時にしたら許されるんだろう。
僕の苦手な人に悲しい感情を抱いたら心の中でこの顔文字を思い出しながら泣いてあげよう。もし「顔文字みたいに悲しんでるね」なんて言われたら少し仲良くなれるかもしれない。

ごめん。やっぱ嫌いなままだろうな。

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