LCK解説やアナリストがBPと構成を分析する時に評価する要素まとめ
久々の投稿です。今回は大会でBP段階、またはBP後に構成が完成した時、LCK解説やアナリストがどの面を見て構成を評価するのかについてまとめてみたいと思います。よろしくお願いいたします。
1) エンゲージの有無
エンゲージ枠のチャンプ、またはスキルがあるかどうかでエンゲージ要素を評価することが多いです。まずエンゲージの要素が少ない=CCが少ないと言っても過言ではないため、マクロの難易度が上がる、プレイ難易度が上がるとの評価に直結します。
ex)
ある→ノーチ、レオナ、ヘカリム、オーン、グラガス、カミール、ナー等
無い→ジェイス、ヴィエゴ、レナータ、ニダリ、LB等
2)ダメージバランス
ダメージバランスが偏ってないか、も構成の評価にあたって重要な案件として扱われます。主にDPS役がAD/APにしっかり分けられているかどうかを考えて評価することが多いです。
例えば、Mid-JGの組み合わせでLB-リーシン、LB-ジャオ、ヤスオ-ダイアナの様にしっかりAD/APに分けてピックしているかを見ることが多いです。
その他にも、Top-Mid-ADのバランスを総合的に考える場合もあって、例として、ADCがジンの場合、後半に行くとジンのAD量に相手が防具で対応してくるのでそこを補うためのTopジェイスをピックしてダメージバランスを合わせた、と評価することが多いですね。
また、Midがガリオの場合にも、後半に行くとガリオのAP量に相手が防具で対応してくるのでそこを補うためのTopグウェンピックをした、などで、ダメージバランスを重視しています。
3)レーン主導権
LoLと言うゲームの特性上、レーン主導権はロームの優先権に直結しており、それを握ることで他のレーンへの影響力も大きくなります。そのため、構成を組むときにレーン主導権がその構成の特徴を表せることが多いです。
以下にその例をまとめて行きたいと思います。
3-1) レーン戦主導権やローム主導権は握れるが、射程距離が短い構成→序盤スノーボール(オブジェクト中心)構成 ex) レネク-ニダリ-TF-カリスタ-セト
3-2) レーン戦主導権をある程度諦めても、後半高いDPSとCCを活かした集団戦を狙う構成→集団戦構成 ex) グラガス-シンジャオ-ガリオ-アフェ-ノーチラス
3-3) レーン戦は半々を保つ形ではあるが、突撃出来るブリンクやCCを持ち、相手のDPSを狙いやすい構成→突撃構成 ex) カミール-ヘカリム-アーリ-カイサ-レオナ
3-4) とにかく射程距離が長く、集団戦の前に相手へのダメージを蓄積できる構成→ポーク構成 ex) ジェイス-ニダリ-LB or ゾーイ or アジール-セナタムケンチ or ジンカルマ or EZカルマ
4) まとめ
現在LCKでは主にポーク構成vs突撃構成の構図が見やすい環境になっています。
CCが少ない上にエンゲージ要素もないがレーン戦が強く主導権握れるチャンプが多い→ポーク
CCが多くエンゲージもしやすいが、その分序盤のレーン戦は大人しいチャンプが多い→突撃
の場合が多いです。
適当なまとめではありますが、観戦する時に参考となれば幸いです。