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#998【接待交際費っていくらまで?】

企業会計の勘定科目に
「 接待交際費 」があります。

法人が事業に関係のある人に対して
接待などに使う費用に用いる
勘定科目のことなんです。

例えば
・取引先企業の担当者など
事業に関わっている人との会食費用

・クライアントへのお中元とか
お歳暮のような贈答費用

・クライアントを招待するような パーティにかかる費用

・クライアントを旅行とか
ゴルフに招待するための費用

こんな費用が接待交際費として計上できるんです。

でも、注意が必要なのは
クライアントを接待するために
行った会食だったとしても

かかった金額を人数で割った時に
1人当たりの金額が
10,000円以下だった場合
それは接待交際費にはなりません。

そのような場合は
接待交際費ではなくて
「 会議費 」として経費計上します。

また
クライアントとの打ち合わせを
どこかのカフェなどで行う時が
あると思うんですが
それも接待交際費ではなくて
会議費として計上をするんです。

このことで
接待交際費への計上を
他の勘定科目へ
分散することができます。

=====

そしてこの接待交際費は
資本金が1億円以下の
中小企業の場合

①支出した接待交際費のうち
接待飲食費の50%相当額

②支出した接待交際費の
金額のうち
年間800万円までの金額

このような形で
接待交際費として計上できる
範囲が決まっているので

接待交際費と会議費を使い分けたり
接待交際費と接待飲食費を
使い分けたりして

しっかりと管理をして
お金を使っていく
必要がありますよね!

社長個人が支出すべき
プライベートなお金も
この接待交際費の名目で
入れ込んでしまうのは
やっぱり良くないこと。

公私混同にならないように
しっかりとモラルをもった
接待交際費への支出を
心がけていきましょう!

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