#10 札幌市電M101
昭和時代のM101号。
似たスタイルの電車が大半を占めていた中、両目のような配置の前照灯と、両開きの中扉が独特に見えて、子供たちの間でも人気がありました。
デビュー当時は、ラッシュ時の対応としてtc1を連結し、二台で運行する「親子電車」の親として活躍していましたが、その当時をリアルに知る世代は少なくなりつつあります。
このM101は、現在では唯一かつてのカラーリングで走る札幌市電として活躍していましたが、今月で遂に引退となります。
10月31日がラストランとなるので、私も駆けつけて最後の勇姿を見届けたいと思います。
引退後は、かつての「子」であるtc1と並んで、交通資料館に展示させる予定だそうです。
ところで、このM101と共に、ひっそりと引退する車両があります。
101とほぼ同じ年代に製造され、60年間共に活躍した車両です。
そちらへも、ひっそりとお別れ出来ればと思ってます。