桜の花びらが舞うように
アイドルになりたいと、勇気を持ってproduce 101 JAPANというオーディションに挑んでくれた北里理桜ちゃんへのお気持ちです。特技:お気持ちポエムの私ですが、いつになくポエミ〜になっていますどうかご容赦くださいませ。
たくさんご飯を食べて、一晩寝たら、少し明るいきもちになれるかもしれないかとおもっていたけど、まだ新鮮に泣けるくらいには、理桜ちゃんのことを思ったよりずっと好きになってしまっていたらしい。いつまで経っても困ったオタクだな〜。
101人の練習生が公開された日に「この子が推したいかなあ」と思えた直感。華やかな見た目から、キラキラピカピカのギャルだったらどうしよう……という不安をよそに、レベル分けテストの前室で、香水の振り方がなんだかちょっとおかしくて、「この子かなり好きかもしれない」と思ったこと。1分PRで突然「夏が来たくん」というなかなかパンチの効いた作画のオリジナルキャラクターを披露して確信に変わったこと。バチバチのお顔と正反対に、なんだかちょっとぽやっとしていて、話し方がおっとりしていたところも好きになった。理桜ちゃん本人は水色が好きらしいけれど、私はレベル分けテストのELEVENで着てたピンクの衣装がとても好きだった。理桜ちゃんの「桜」を思わせるピンクだから。あの頃、応援していたアイドルの足元が外的な力によってグラグラに揺らされていて、正直見ているのがかなり辛くかったところに、理桜ちゃんは本当に桜の花びらが舞うように、ふわりと目の前に現れてくれました。
テーマ曲『LEAP HIGH!』のデモ音源に涙する姿、LOVE DIVEの練習中彩乃ちゃんの背中をそっとさする姿、泣いてる楓恋ちゃんを心配する姿、チームを追われた葉月ちゃんと深愛ちゃんに「奇跡が起きてこのチームに来てくれた」と言える姿。いつもいつも、話している人に顔を向けて話を聞いている姿。決してガツガツと自分から前に出てはこないけれど、番組的に云々言われたらそれまでなんだけど、私は理桜ちゃんのそういう優しさが大好きだったし、理桜ちゃんの方がずっと年下だけれど、尊敬もしてた。少なからず映像に映っている部分では、常に泣くまいとしている強さと、練習生とのお別れの場面では構わず涙を流す心と。仲良くしていた練習生が次々脱落していく中で、変わらないでいる方が難しかったと思う。fan bookの練習生日記には、ネガティヴな感情も漏らしてた。誰よりも心を痛めてはいないか、理桜ちゃんにも心を休めて泣ける場所がちゃんとあってほしいと思っていた。素直に悲しみや苦しみを発露できる人だけが辛いんじゃなくて、辛い時に辛いと声に出せる、理桜ちゃんの心を救ってくれる場所がちゃんとあったかな。『LEAP HIGH』を聞いて涙した話もそうだし、『FLY UP SO HIGH』のレコーディング映像を見た時に、理桜ちゃんはなんとなく、自分で歌うその歌の歌詞に力をもらって、「後ろを振り向かずただGo my way」って、自分で自分の背中をどうにか押して立っているんじゃないかなって思ってしまったの、それは理桜ちゃんの強さでもあるんだけれど、心配してしまうところでもあった。もともと控えめなのだろう性格を押し除けて、回を経るごとに、実力がついていくことはもちろん、センターに立候補しようとしたり、場を回したりしようとしている姿がだんだん増えていく、理桜ちゃんの勇気を見られたことが嬉しくもあった。複雑。
なんだかね、文句みたいなことは、いくらでも言えてしまうんだけれど。理桜の前世に村でも焼かれたんか?ってくらい、なかなか映してもらえる機会が少なかったこととか色々。悔しいなって思うことがすごく多かった。これは結局、誰を推していても少なからず抱くものなのかもわからないけど、すごく悔しかった。分量が少なくて、ビジュアルセンターには選ばれず、センター何度も立候補チャレンジしても選ばれず。未経験を言い訳にしない理桜ちゃんの努力が、この期間報われたのかなって思えた瞬間が、すごく少なかったような気がして。そのたびにまたぎゅっと唇を引き結んで、心を閉ざしそうになったのではないかと思うと、かなり辛かった。さらに悔しいことは、私は勝手にこんなに大好きになってしまったけれど、こうして理桜ちゃんについて語ることが、自分の憶測の域を出ないくらいには、理桜ちゃんのことを知る機会に恵まれなかったこと。好きな食べ物とか好きな景色とか、そんなことだけじゃなくて、オーディション受けた動機とか、FクラスからRocketeer組に食らいついてた時の気持ちとか、理桜ちゃんの言葉で聞いてみたかったな知りたいことたくさんあったな〜って思うし、ここまできても理桜ちゃんのことこれっぽっちも知らないんだな私〜!って思った。
数年前、当時応援していたアイドルがアイドルを辞めた時に認めた自分の文章が今の自分の感情だった。
アイドルになりたいという夢を抱いて、自分の殻を破って臨んだプデュで、こちら側に見せてくれたひたむきな姿や、「皆さんを笑顔にしたい」といった言葉の数々。自分が辛い中でもオタクの側を気遣って「しんどくなったら無理に頑張らなくても良い」と言ってくれたこと。プデュで理桜ちゃんが見せてくれた姿が、理桜ちゃん自身が抱いてきたアイドルの理想像で、理桜ちゃん自身が常にそうあろうと思って努力していたのではないかとも思えてならなくて。わたしはそんな嘘みたいに真っ直ぐな北里理桜ちゃんに、本気でアイドルになってほしかった。でも、現実見させられてしまう順位とか、SNSの言説とか、やっぱりどうしても難しいかもしらない、と思ってしまった私も少なからずいた。私はこんなに好きで、理桜ちゃんはこんなに魅力的なのに、その気持ちばかりか先走って、なかなか知名度が伴って行かない感覚がもどかしかった。夢が叶わなかった時、自分が傷つくのが怖かった。ごめんね理桜ちゃん。勇気を持って挑んでくれたこの舞台で、貴方の初めての夢を叶えさせてあげられなくて力不足で本当にごめんなさい。もし次あなたの姿をどこかで見られるようなことがあれば、その時は全力で応援させてください。
サバイバルオーディションに打ち込んだら絶対辛いのはわかっていたのに、理桜ちゃんに出会ってしまったが故に、最後の最後までオーディションを見守ってしまった。でも理桜ちゃんに出会えたから、よかったです。
北里理桜ちゃんはじめ、96人の練習生の皆様、3ヶ月の間勝手ながら応援させていただいて、楽しい時間をありがとうございました。本当に本当にお疲れ様でした。たくさん美味しいもの食べてたくさん寝てたくさん遊んでね。
決して楽しいことばかりではなかったけれど、それでも理桜ちゃんに出会ってからのこの3ヶ月は楽しかったです。日々死にそうな顔で労働に勤しむ私に、理桜ちゃんは希望でいてくれたから。業後にアクスタ買いに行ったり、駅広告を見に行ったり、YouTube何度も見たり、友人各位に投票呼びかけたり(みんな嫌な顔せず投票してくれてありがとう)、コラボカフェに行ったり、特典の交換探したり、平日夜遅くまで番組を一生懸命追いかけたり、こんな気持ちになれたのは久しぶりで、理桜ちゃんのおかげです。開いてしまった心の穴を、どう埋めて良いか今はまだわからないけど、理桜ちゃんの直向きさに恥じないよう、少しずつ頑張っていこうかな。
北里理桜ちゃん、ありがとう。出会えてよかったです。なんだかこのままふわっとまたどこかへ飛んでいってしまいそうな気すらする貴方だけど、どこかでまた会えたら良いなと、勝手ながら願わせてね。
終わる🤟