こんな「ウル虎の夏」ユニフォームが見たい Part.2
以前お送りした、「ウル虎の夏 11年目に向けての改革案」のPart.1。
今回はその続編となります。
Part.1では、個人的に考えている「ウル虎の夏」の課題点を洗い出した上で、その改善案を提示し、ウル虎ユニフォームのデザイン案①をご紹介しましました。
今回からは、単純に「ぼくがかんがえたかっこいいゆにふぉーむ」をただ紹介していくだけの内容になります。
では、どうぞ。
ウル虎ユニフォームデザイン案②
再来年、つまり2024年は甲子園誕生100周年のメモリアルイヤーであるということを踏まえ、2014年の第2回ウル虎の夏でも採用されたグリーンのユニフォームが再び登場する運びとなりました。
2014年のユニフォームは歴代ウル虎ユニの中でも最も好きではあるんですが、やはり細かい部分に不満があって、今回はそれを改善することに力を注ぎました。
まず、胸ロゴ。2014年のものも全然嫌いではないのですが、この書体である意味がよく分からないというのが正直なところ。
なので、今回は甲子園の蔦をイメージした筆記体のロゴを採用しました。書体は2019年までのミルウォーキー・ブルワーズを基に作成しています。
マークのカラーリング面では、2014年が黄文字に白フチであったところを、黄文字に緑フチ+白影にして視認性の向上を図りました。
何度か言ってますが、黄色と白を直接配色するのは文字がボヤけてしまうので好みじゃないんですよね。
脇腹部分&パンツ脇のカッティングや肩のパイピングラインはイマドキではないので不採用としました。
そして何より、という程ではありませんが、2014年モデルの不満点として1番大きかったが、アンダーシャツやソックスが通常のものを流用していたという点。せっかくグリーンを取り入れているのですから、そこは徹底して貰いたいです。
という訳で、アンダーシャツもソックスもグリーンです。
そんな感じです。
ウル虎ユニフォームデザイン案③
3つ目がこちら。
ここ最近のNPBのユニフォームのトレンドとして「極シンプル」という流れが一つあると思うんですが(ロッテのBSWユニ、日本ハムの新ユニなど)、それに乗っかった形のデザインです。
ん?、と思われるかも知れませんが、実はちゃんと阪神の歴史に基づいたデザインになっていて。
超ザックリ説明すると、このユニフォームの要素を一つ一つ切り離し、アレコレ入れ替えて再構成したというイメージです。
ラインやマークの縁取りには、1975年から1983年に使用されていたパウダーブルーのビジターユニフォームをオマージュしたブルーを取り入れ、黄色と合わせることでポップさを演出。
その上で黒地に黒文字というシックな組み合わせを採用し、ポップさとシックさの絶妙なバランスを表現しています。
早い話が、マイアミ・マーリンズのパクリです。
阪神オリジナルというところでは、1970年代の阪神を象徴するアイコンでもある「輝流ライン」をストッキングに取り入れるというあたり。
このラインを取り入れるなら腕やパンツに、と考えるのが普通だと思いますが、いくらファン人気が高いとは言え、あまりに存在感が強すぎてスタイリッシュさに欠けるというのが正直なところ。
かと言って、細くしたりしてはこのラインの良さが引き立たない。
ラインの良さはそのままに存在感を控え目に調整にはどうすればいいかとかんがえた結果、「ストッキングを見せない選手もいる」という点を活かし、「足下」で「見えたり見えなかったりする」という「控え目さ」を演出しました。
因みに、胸のロゴは通常の書体でもよかったのですが、筆記体ロゴの出来があまりに良かったので使いたくなってしまったというだけです。
特に意味はありませんがかっこいいのでOKでしょう。
そんな感じです。
まとめ
①に引き続き、2つのデザインを作ってみました。
Part.1でもお話しした、「そのチームっぽい要素を組み合わせて、そのチームっぽくない新しいユニフォームを作る」という姿勢は変わらずです。
また、今回に限らずいろんなユニフォームを妄想していて思うのが、とりあえず「カッコいいユニフォーム」のデザインを考えてから、そこにいろんなコンセプトだったり意味付けをしていく方がいいユニフォームが出来上がる気がする、ということ。
今回のグリーンユニも、アイディアの出発点は「筆記体のTigersロゴも見てみたいなぁ」という思いつきです。
③の方も、上下パウダーブルーのユニフォームは他の方に先を越されてしまった関係で出しづらかったというのが正直なところ。
コンセプトありきで頭でっかちになるより、まずは純粋に「こんなのカッコいいよね」っていう発想が大事なのかな、と。
プロ野球を見てても、「カッコいい」と思うユニフォームはコンセプトがどうのこうのっていうより、まず最初に「カッコいい」と思う訳で。
逆に、乗っけから「こういうコンセプトです!」っていうのが強すぎる程「カッコいい」には繋がりにくい。西武のビジターユニフォームなんかがその最たる例です。
と、そんな感じのことを考えてしまったという話でした。
以上、「ウル虎の夏」11年目に向けての改革案Part.2でした。ありがとうございました。