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今、思うこと。


8月10日に31歳の誕生日を迎えました。

ふと、思い立ち
ちひろ美術館に行ってきました。(誕生日はなるべく休むと決めてます。)

素敵な作品と素敵な言葉に出会い感銘を受けました。その言葉は、「大人になること」というエッセイです。

でも自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、不思議なことだけれどこの世の中の生き甲斐なのです。若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。
いま私はちょうど逆の立場になって、
私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。
これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。
「ひろば」(至光社)53号(1972年4月)より

自分が子育てをする側になり、
今までしてもらっていた多くのことに気付き、
両親への感謝の気持ちが収まりません。

だからこそ、自分がしてもらってきたことを
息子にも当たり前のようにしてあげたいと思えます。

これは子育てに限らず、
自分がしてもらう側だけでなく、
する側に立ち、生きていくようになったから
そう思えることです。

忙しかったり、心に余白がないと
忘れてしまいがちなことだけど、意識して
自分から手を差し伸べることが出来る人で
ありたい。そう思ってます。

以下、リンクにてご紹介。

夕暮れのなかで見つめあうふたり
  『ふたりのぶとうかい』(講談社)より / 1968年

最後に

光の入り具合も計算されているのではないか
というくらい綺麗な光が入ってました。
そして、どこか切なくて、
優しく綺麗な夏の日差しでした。2022.8.10


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