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アラフォー男子がマフラーを編んだ

あまりに暇を持て余した。
持て余しすぎた。

何かできないかなと考えた。

そしたら自分の手で、何かを作りたいと思った。
でも、賃貸なのでDIYは難しい。
そこで、小物づくりをすることにした。

最近、山形県にあるニットメーカーの米冨繊維さんにお邪魔して、工場見学をさせていただいた。

こだわりあるモノづくり。
職人が、とにかくかっこいい。

「俺もニット、作りたいなあ…」

それがきっかけだった。

一週間没頭して編み続ける

糸を買ったお店で、基本の編み方だけ聞いて、あとは本を読みながら。

一週間かけて、ようやく一つできた。

うまくいかなくて、2度も、3度もやり直した。
というか、最後までうまくいかなかったけど。
それでも、最後の方にちょっとだけコツを掴みかけたかな。

作り終わったときは、一人でガッツポーズした。

この達成感は、登山や旅行、ソフトボール、虫採りとか、これまでに自分が経験してきたものとは全く違う種類の達成感だった。

心をこめて作るには時間がかかる


いつかはおいっこや、めいっこのために、まずは何かを作れたらいいな。

そして、ゆくゆくは両親に何かプレゼントできたら最高である。

今では世界に大量のファストファッションが溢れ、バンバン捨てられる。
これが、もし手づくりだったら、本当はこんなに捨てられることはないんだろうけど。でも、大量に生産はできない。

でも、心もこもる。

自分自身も、心のこもったモノは大事にする。

絶対に、捨てるときに戸惑うもん。

最近は革製品の手入れ、洋服のアイロンがけが楽しい。
前は面倒だったものが、全然面倒じゃなくなった。
成長するって、こういうことかな。

秋の景色は、移り行くアラフォーの心と同じ

アラフォーも悪くない。

今の感性をめいいっぱい楽しもう。

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