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神々がすまう聖なる地「高千穂」に流れるとてつもないエネルギー

前回から読む
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高千穂。

スピリチュアル界隈では特に有名な場所。

有名なスピリチュアルカウンセラーが、
その地の存在を知らしめた場所。

私もよく「オーラの泉」を見ていた。

高千穂に関しては、
元宮崎県知事の東国原氏が、
その地に導かれた結果、知事になる決心をした、
「不思議な体験」について、詳細に語っている。


上色見熊野坐神社をあとにした私は、
高千穂に向かい、その日は到着してすぐに眠りについた。

私は仕事が立て込んでいたが、
高千穂は見たい場所がたくさんあったため、
丸一日時間を確保できるスケジュールにした。


最初の訪問だったため、
いわゆる「有名な神社」を中心にまわることにした。

例のごとく、早朝から次々と神社を巡った。

ひとつ目は、

「槵触神社(くしふるじんじゃ)」

だ。

この境内にはかの有名な「高天原(たかまのはら)」を拝める場所があるとのこと。
神々が降り立った聖地である高天原。

実は、日本各地に同様の名前の場所がある。

「天孫降臨」の場所。

日本各地に存在するため、

「どこが本当の高天原なのか」

と追及されることが多いようだが、
私の見立てではおそらく、どれも本当なんだと思う。

日本は「八百万の神」という、
世界の中でも非常に特殊な考え方をする国である。

万物に神が宿るのであれば、
日本各地に高天原があってもおかしくはないのではないか。

そんなことを思いながらも、
高千穂の高天原には特別な思いがめぐる。

誰もいない早朝の時間帯の神社。

早朝の槵触神社は、当然、ひとっこひとり、いない。

高千穂の自然溢れる清々しい空気を感じながら、
本殿にお参りした。

そして、次の目的地「高天原遥拝所」を目指す。

鬱蒼とした林の中を、
早朝ひとり歩いていると、
何か獣が飛び出してきて襲われてしまうのでは、
という恐怖を覚える。

そんな雰囲気の中、
10分ほど歩いたところに、
高天原遥拝所が現れた。


非常に狭い空間。
そして、その空間を木々が覆っている。

私は、この場でも現実的な「経営がよくなる」お祈りを捧げていた。

現実的なお願いだけれど、非現実的なその神聖な空気。

ひとりぽつんと森に放り出されたような瞬間。

たまらなく好きな瞬間だ。

そして、お参りを終え、目を開けた瞬間、
私の頭に「ぽつん」と何かが当たった。

その場所に生えていた木から、
「実」が落ちてきて、私の頭にあたったのだった。

私は相当びっくりした。

そして、一瞬のびっくりの後、

「あー、よかった・・・」

という安堵の気持ちがこみ上げてきた。

私は、この旅に出て熊本空港に降り立ってすぐに「虹」を目にし、
そして、2日目の最初の聖地で「実」が「当たった」から。

笑われる方もいるだろう。

「そんなの偶然でしょ」

と。

しかし、私の経験上、こういった
「お知らせ」
が来る時は、今ある苦境が急に解決したり、
「自分の使命となるような仕事」
が舞い込んだりしてくることを、
分かっていたから。

私はもうそれだけで、
この旅に導いてくれたことに感謝していた。

このような予兆。
実際に現実世界にどのようなことが起きたか、
気になる方もいると思う。

実はその後、私は「ある事業」を「ご縁」で継承することになった。

長年、
「隣接成長ビジネス」で、
「今の事業と関連する分野」
の事業展開を考えていたのだが、
それがひょんなことから現実となった。

「予兆」「サイン」というべきものをどのように捉えるべきか。

私は、

「現実に起きる事は、すべて、自分自身がつくりだしている」

という考え方を信じている。

つまり、良い事はもちろん、悪い事も、自分が「望んだ事」なんだという考え方を信じている。

だから、このサインは自分の経験上の解釈や考え方でいくらでも捉え方があると思うが、私は「虹」「実」「当たる」という現象に対して良い予感しか感じなかった。
だから、私はこのようなことがあると、
自然と、「神様のおかげ」と思えるようになっている。

そして、このようなマインドになることにより、
また次の「良きこと」を運んできてくれると、
確信している。

この日、高天原遥拝所に参拝した後も、
キツキツのスケジュールで神社を巡った。

そのどれもが素晴らしい場所だった。

そして、私が大好きな場所のひとつが、

この高千穂の名前を冠する神社。

「高千穂神社」

である。


次回に続く

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