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オンライングループワークの始まり方

 オンライン授業だと、よくグループに分けられることがあります。普段は2,3人、多い時で4人ぐらいの人数に分けられます。グループに分かれて発音練習をしたり、課題に取り組んだりします。グループのメンバーは先生が自由に決めるので、メンバーが被ったり被らなかったりします。今は慣れてきたので全然大丈夫なのですが、初めの内は結構緊張していました。知らない人だらけのオンラインというのはなかなか神経を使います。一番神経を使ったところは、最初に誰がしゃべりだすのかということです。

グループに分かれる前はみんなミュートにしているので、グループに分かれた後も初めはミュートの状態です。なのでミュートを解除するという行動が必要になってきます。このミュートを解除するという行動が初めの方はなかなかできませんでした。誰かが最初に話しかけてくれれば自然に解除できるのですが、誰もミュートを解除しなければ沈黙が続いて探り合いのような状況になります。始めの一人になる勇気がないのです。結局誰かがこの沈黙に耐えかねてしゃべりだします。この沈黙といっても数秒の出来事なのですが。

僕なりにオンラインでの生徒の特長を勝手にグループ分けしてみました。①グループに分かれたらすぐミュートを解除して話しかかてくれる子②周りの様子を見て静かならミュートを解除してしゃべり始めてくれる子③話し出したらミュートを解除してくれる子④ミュートは解除してくれるけどあまりしゃべってくれない子⑤全くしゃべってくれない子 。だいたいこのぐらいではないかと思います。⑤は書いたもののまだ実際にそのような子に出会ったことはないのですが。①の子がいてくれると、話し合いは一番スムーズに始まります。①の子がいなくても②と③、最悪③だけでも会話は始まります。ここで最初にしゃべりだした人がそのグループを仕切っていくことになる可能性が高いので、内気になることもあるのかもしれません。

 僕も最初は②か③ぐらいの人だったのですが、慣れてきた今では①ですぐにミュートは解除できるようになりました。始めにしゃべった人が仕切っていかなければなりませんが、数十分なのであまり苦ではありません。今では周りの人達も慣れてきてよくしゃべるようになってきているのでそこまで仕切るという感覚でもなく、話し合うといった感じになってきています。なのでそこまで初めにしゃべるということに抵抗がなくなってきているのだと思います。この秋学期が終わるまでは、気楽にグループワークができそうです。

著者:T.K