コロナ慣れに陥ってしまったら
大学は秋学期に入り対面授業も導入され始め、今では大学生も学校に行けるような環境になっています。私は今学期もほぼ全ての授業がオンライン授業となり、まだ大学に通えていません。友達の話を聞いて、学食の営業時間が短縮していたり、一定以上人と人との間隔を開けたり、大学に入る前に検温したりするなど、今までとは一風変わった大学となったらしいです。しかし、最近11月に入って新規感染者がまた8月並みに増えてきているというニュースをよく目にします。気温の変化もそうですが、大学の再開、ハロウィン等のイベントなど密になる機会や場所が増えてきているのが一番の原因ではないのかなと個人的には思います。
実際に私自身も以前の8月の時のような感染者数の時は余り外出もせず、お盆休みの時も一切帰省せず、外出自粛をしていました。しかし、時間が経つにつれてコロナに対する考えが変わってきているのではと思うようになりました。ニュースを見て毎回今日の新規感染者を知り、日に日に増えているのにも関わらず、それが当たり前のような甘い考え方をするようになっていきました。今までは感染者が急増すると少なからず怖いといった感情はあったし、外出は自粛しようと思っていました。今では以前と同じくらいの新規感染者が出ているのにも関わらず、それが時間の経過で考え方が変わり、以前以上に外出する頻度も増え、コロナを少し甘く見ている気がします。いやむしろ関心が薄くなっているというべきでしょうか。実際に京都駅や京都河原町などの都心部に足を運んだ時、マスクを着用しているとはいえコロナ前と同じくらいの人がいました。それはコロナに対する関心が薄くなっている証拠ではないでしょうか。
しかし、このウィズコロナ時代においておのずとこんな考え方になってしまうのかもしれません。以前のように常に気を張っていたら、いつかはその緊張も崩れていき、コロナに対する考えが甘くなってしまいます。しまいには「コロナなんて別に大したことないのでは?」といった考えに陥ってしまいます。このような考えを持つことはいけないことだということは分かっていますし、実際に日に日に新規感染者は増加し、死亡者数も出ているのが現実です。都心部に人が増えてきたからといって、別コロナがなくなったわけではありません。このコロナに慣れてしまうことが一番怖いと私は思います。自身の軽い気持ちでとった行動がいつかどうにもならない事へと繋がってしまう可能性は低くはありません。そのことは常に念頭に置いた上で今後行動をする必要があると私は思います。
著者:Y.K