雰囲気の違った初詣

 今年の年末年始は、僕個人としてはいつも通りと変わりませんでした。細かく言えば変わってきますが、大体は同じです。年越しに友達と一緒に家の近所の神社に行って初詣をしに行きます。そこまで大きな神社ではないのですが、例年人だかりができています。少し並んでお参りをすることができます。その神社に今年も行ってきました。

 いつもは12時過ぎに行くのですが、今年は少し遅くなってしまい2時ごろの参拝となりました。遅くなってしまったとはいえ、さすがにまだ人はいると思っていました。今年の年越しは寒かったので、温かい飲み物を買ったりして神社に向かっていました。神社につくと、まず鳥居があって登り路があります。いつもは鳥居を少し過ぎたところから、人の列があります。ですが、今年はその列はありませんでした。心なしかいつもより暗いように感じました。他に参拝する人もおらず、初詣自体やっていないのではないかと心配になるぐらいでした。階段を上って看板を見てみると、初詣はやっているようでした。しかし、どこを見ても人っけはありませんでした。

 いつもなら甘酒を売っていたり神社の人がいたりするのですが、今年はその様子もありません。焚火のようなものもいつもならあるのですが、それもありませんでした。あったのはおみくじだけでした。おみくじがあったのが唯一の救いでした。このまま何もなく終わってしまっていれば、初詣をした実感なく終わるところでした。おみくじを引いた後は特にすることもなかったので、速やかに家に帰りました。

 例年よりも人が少なかったのは、このコロナ禍ということが一番の原因でしょう。こんなに人が少なかったのもみんな自粛しているからだと思うと、初詣に行った自分が悪いような気もしてきました。でも、結果的に他の人がいなくて接触する人もおらずに初詣に行けたのでそれは良かったのかなとも思います。

著者:T.K